専門学校データベース学費の横に、出典と確認日。

専門学校の出願。AO・推薦・一般の違いと、年内の締切の見方

イメージ画像(AI生成)

専門学校の入試は、AO入試(総合型選抜)、推薦、一般に大きく分かれます。学校の例では、AOは春から、推薦と一般は秋から願書を受け付け、一般は翌年の春まで続きます。年内に動くのは、AOと推薦の願書と入学手続きの締切で、日付は学校ごとに募集要項で確かめます。

入試は5つに分かれ、選考のしかたも違う

東京都専修学校各種学校協会のQ&Aによると、専門学校の入学者選抜は、AO入試、推薦入学、一般入学、社会人・大学生入試、留学生入試に大別されます。選考の方法は、学科試験、作文・小論文、書類審査、面接、適性検査、実技試験のいずれかです。

推薦入学は書類審査が中心で、面接や作文が課されることもあります。一般入学は、書類審査と面接、作文が基本です。学科試験を行う学校でも、問題は基本的な内容が中心とされています。実技試験の例は、保育系のピアノ、建築や美術・デザイン系のデッサン、スポーツ系の体力測定です。推薦の成績条件は学校ごとに違い、学習成績概評C以上、評定平均値2.7以上とする学校が多いようです。

1校の年内の日程を、並べてみる

組合立千葉美容専門学校は、募集要項に区分ごとの日程を載せています。

組合立千葉美容専門学校の入学選考日程(2027年度入学。確認日 2026年10月12日・出典:学校の公式サイト)
入試区分願書の受付試験・面接入学手続入学金の免除
総合型選抜(AO)エントリー 6/1〜12/22。前期出願は10/1〜10/27面接は7回(6/27、7/29、8/18、9/19、10/3、11/14、12/24)前期出願者は11/18まで前期出願者は75,000円
指定校推薦・公募推薦10/1〜10/21必着10/2311/18まで指定校推薦は100,000円、公募推薦は50,000円
一般(特待生出願を含む)①10/1〜11/4、②11/5〜12/18①11/6、②12/22指定日まで特待生合格者は全額または一部
一般(一般出願のみ)③12/18〜1/14、④1/15〜2/11、⑤2/12〜3/9③1/18、④2/19、⑤3/11指定日まで特待生合格者は全額または一部(同ページの記載)

AOは、エントリーが6月に始まり、面接が12月まで続きます。推薦は願書が10月の3週間、試験が10月23日で、入学手続きは11月18日までです。一般は5回に分かれ、年内に試験があるのは2回です。定員になり次第、募集を終えると注記されています。社会人入試は、10月1日から2027年3月9日まで願書を受け付け、平日の夕方にも試験を受けられます。

入学手続きの日付は、お金が動く日です。推薦なら11月18日までに入学金などを納めることになります。入学金の額と辞退のときの扱いは、専門学校の学費、公表額と実際の支払いがずれる理由に書きました。

受付の組み立ては、学校で違う

千葉調理師専門学校は、総合型選抜のエントリーを2026年6月1日から10月1日まで受け付け、選考日を6月13日から10月3日までの12日から選ぶ形です。内定者は10月に本出願をします。一般入学は、願書の受付が10月1日から2027年2月8日までで、選考日は10月5日から、受験者と相談して決めます。

札幌科学技術専門学校は、AO受験を第1次から第6次まで設け、第1次は10月1日から7日、第4次は11月16日から12月2日、第6次は2027年1月25日から2月17日です。推薦受験と一般受験は、10月1日から2027年3月29日までです。一般受験の受験料は15,000円で、入学体験会や個別学校見学などに参加した人は免除されます。

「第何次」「何期」の数え方も、学校で違います。表を作るときは、出願の受付日だけでなく、試験日と入学手続きの締切を並べます。

併願では、入学手続きの締切日が分かれ目になる

東京都専修学校各種学校協会のQ&Aは、推薦入学は単願が原則で併願を認めないのが普通とし、大学や短大との併願に限って、入学手続きを併願先の合格発表まで待つ専門学校が増えているとも書いています。一般入学は併願が自由です。複数の学校に出願したときは、他校の結果が出ていなくても、入学手続きの締切日までに納めないと入学する権利を失います。成田国際航空専門学校は、大学・短大との併願なら審査のうえで入学費用の延納を認める場合があるとしています。

文部科学省が2006年に出した通知は、3月31日までに入学を辞退した人には授業料等の返還に応じることを学校に求めています。専願や推薦で合格した人は対象外です。入学金は、返還義務がないとする最高裁判決の考え方が、通知に示されています。

奨学金と教育ローンの時期も、年内に確かめる

日本学生支援機構の予約採用は、2027年度に進学する高校生向けの申請期間が2026年4月下旬から7月末でした。申し込めなかった場合も、進学後に申請できます。支援が始まるのは、申請の数か月後です。日本政策金融公庫の国の教育ローンは、入学時の費用を合格発表の前に申し込めます。必要になる時期の2〜3か月前が目安です。

  • 志望校の募集要項で、区分ごとの願書の受付、試験日、入学手続きの締切を表にする
  • 推薦を使うなら、評定平均などの条件と、単願かどうかを高校の先生に確かめる
  • 入学手続きまでに納める額と、辞退したときに戻る額を確かめる
  • 奨学金は進学後の申請に切り替えられるか、教育ローンはいつ申し込むかを決める

出典と確認日

専門学校データベースで確かめる

専門学校データベースの出願締切のページでは、各校が公式サイトに載せた締切を、確認日つきで一覧できます。気になる学校は、リンク先の募集要項で、入学手続きの日付まで読んでください。学費と資格で探すで、分野と学費の上限から学校を絞れます。美容・理容や調理・製菓・栄養など、分野ごとのページで日程を見比べられます。

参考にした資料

  • 公益社団法人東京都専修学校各種学校協会「専修学校・専門学校・各種学校Q&A」 リンク:tsk.or.jp
  • 日本学生支援機構リーフレット「高等教育の修学支援新制度 高校生のみなさんへ(2027年度進学予定者向け)」 リンク:jasso.go.jp
  • 日本政策金融公庫「よくあるご質問 国の教育ローンのご利用をお考えの方」 リンク:jfc.go.jp
  • 文部科学省「大学、短期大学、高等専門学校、専修学校及び各種学校の入学辞退者に対する授業料等の取扱いについて(通知)」(2006年12月28日) リンク:mext.go.jp

この記事の数字は、記事に書いた出典の公表値です。変わることがあるため、出願前に最新の情報を確認してください。誤りはお知らせください。

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