専門学校データベース学費の横に、出典と確認日。

アスレティックトレーナー(JSPO-AT)をめざせる専門学校。適応コース承認校12校の学費

JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)をめざせる専門学校は、日本スポーツ協会の「令和8年度免除適応コースアスレティックトレーナーコース一覧」で確かめられ、AT欄に印がある専門学校などは34校あります(大学・大学院を含めると85行)。この記事では、そのうち当サイトに学校ページがある12校を並べ、11校の学費を公式サイトで確かめました。1年次の学費は1,030,000~1,480,000円が中心で、リゾート&スポーツ専門学校の各校では教材実習費などが別に年20~35万円ほどかかります。承認校は協会の講習会と同じカリキュラムを履修して講習・試験が免除される仕組みで、実技確認テストと検定試験に合格すると資格を登録できます。

適応コース承認校12校の学費の早見表

日本スポーツ協会の承認校一覧と、当サイトの専門学校データベースを突き合わせ、一致した学校だけを載せました。学費は各校の公式サイトの記載どおりで、並びは一覧の掲載順(北から)です。

JSPO-AT適応コース承認校の学費(確認日 2026年11月4日・出典:日本スポーツ協会の承認校一覧と各学校の公式サイト)
学校(都道府県)一覧に載っている学科とAT欄年限1年次の学費学費のほかにかかる費用(公式の記載)
仙台リゾート&スポーツ専門学校(宮城)アスレティックトレーナー科/旧・新3年1,050,000円(入学金100,000円・授業料710,000円・施設設備費240,000円)。2・3年次は各950,000円教材実習費など 1・2年次各25~30万円、3年次20~25万円
仙台医健・スポーツ専門学校(宮城)スポーツマネジメントテクノロジー科、プロスポーツトレーナー科/旧・新学校に確認公式サイトで金額を確認できず公式サイトで確認できず
千葉リゾート&スポーツ専門学校(千葉)スポーツトレーナー科 アスレティックトレーナーコース/新2年1,150,000円(入学金100,000円・授業料850,000円・施設設備費200,000円)。2年次は1,050,000円教材実習費など 1年次30万~35万円前後、2年次28万~33万円前後
東京スポーツ・レクリエーション専門学校(東京)スポーツトレーナー科、アスレティックメディカルトレーナー科、スポーツ科学トレーナー科、スポーツ科学科/旧・新3年(AT専攻)1,480,000円(入学金100,000円・授業料930,000円・総合演習費450,000円)入学時の諸費用310,000円。卒業までの学費4,240,000円、諸経費610,000~690,000円
日本工学院八王子専門学校(東京)スポーツ健康学科、スポーツトレーナー科(各3年制を含む)/旧・新3年(スポーツトレーナー科三年制)1,397,940円(入学金200,000円を含む)卒業までの納入金合計3,767,940円。入学時の教科書・教材費など約64,000円
東京リゾート&スポーツ専門学校(東京)アスレティックトレーナー科、スポーツトレーナー科/旧・新3年(アスレティックトレーナー科)1,150,000円(入学金100,000円・授業料850,000円・施設設備費200,000円)。2・3年次は各1,050,000円教材実習費など 1・2年次各約25~35万円、3年次約20~30万円
東京メディカル・スポーツ専門学校(東京)アスレティックトレーナー専攻/新スポーツ理学療法士科4年+AT専攻3年144万円+AT専攻の授業料30万円卒業までの学費628万円(諸費用は別)。3年次に日本スポーツ協会へ48,600円
横浜リゾート&スポーツ専門学校(神奈川)アスレティックトレーナー科、スポーツトレーナー科 アスレティックトレーナーコース/旧・新3年(アスレティックトレーナー科)1,150,000円(入学金100,000円・授業料850,000円・施設設備費200,000円)。2・3年次は各1,050,000円教材実習費など 1年次約20~30万円、2年次約25~35万円、3年次約20~30万円
名古屋リゾート&スポーツ専門学校(愛知)アスレティックトレーナー科/旧・新3年1,030,000円(入学金100,000円・授業料730,000円・施設設備費200,000円)。2・3年次は各930,000円教材実習費など 1年次約30万~35万円、2・3年次各約28万円
大阪リゾート&スポーツ専門学校(大阪)アスレティックトレーナー科/新3年1,100,000円(入学金100,000円・授業料800,000円・施設設備費200,000円)。2・3年次は各1,000,000円教材実習費など 1年次約20~25万円、2年次約25~35万円、3年次約20~30万円
大阪医専(大阪)アスレティックトレーナー学科/旧・新3年入学金150,000円+年間学費1,150,000円(授業料840,000円・教育充実費170,000円・施設設備維持費140,000円)2年目以降は前年度に60,000~90,000円を加えた額。年平均で学外実習費5,000~12,000円、教材費・教科書代65,000~80,000円
九州医療スポーツ専門学校(福岡)アスレティックトレーナー学科/旧・新2年(昼間Ⅱ部)1,400,000円(入学金400,000円・授業料900,000円・臨床実習費100,000円)2年次1,000,000円、2年間合計2,400,000円

AT欄の「旧」「新」は、一覧のAT欄が2列に分かれていることを示します。日本スポーツ協会は、2006年のカリキュラム(旧カリキュラム)と2022年のカリキュラム(新カリキュラム)を分けて申請を受け付けています。三幸学園の各校(リゾート&スポーツ専門学校)の学費案内は、入学辞退の期限として書かれた日付が学校ごとに2026年3月31日~2028年3月31日と違い、どの入学年度の額かがページからは読み取れません。出願する年度の額は学校に確かめてください。

承認校で学ぶとどうなるか。JSPOの公式の条件

日本スポーツ協会は、協会の養成講習会と同じカリキュラムを大学や専門学校の承認校で履修すると、講習・試験が免除される仕組みを「講習・試験免除適応コース」と呼んでいます。資格の取得には、養成講習会か承認校で共通科目と専門科目を受講し、実技確認テストを修了したあと、検定試験に合格する必要があると説明されています。

  • 承認校の学生は、学校ごとに決められたカリキュラムの履修と単位の修得、学校を通した申請が必要です。この手続きをしないと適応コースを修了できず、卒業後には手続きできません。
  • 対象の資格や手続きの方法は学校ごとに違い、協会は詳細を各学校に問い合わせるよう案内しています。
  • 新カリキュラムの検定試験は、専門科目の講習(承認校の学生は現場実習を含む)を終え、実技確認テストのすべてのカテゴリーに合格し、協会が定める一次救命処置(BLS)の資格を持っている人が受けられます。
  • 旧カリキュラムの検定試験は、理論試験と実技試験で構成されます。

つまり、承認校に入学しただけで資格が認定されるわけではありません。学校の課程を修了して、協会の試験に合格する必要があります。「受験資格が得られる」と「資格が認定される」の違いは「取れる」と「受験資格」の違いの記事で説明しています。

検定試験の形と2025年度の合格率

新カリキュラムの検定試験は、基礎科目と応用科目の2科目で、各80問・120分です。全国のテストセンターでコンピュータを使い、五肢択一式と五肢択二式で答えます。受験料は22,000円(税込。基礎・応用各11,000円)で、2回目以降に片方だけ受けるときは11,000円です。

JSPO-AT専門科目検定試験の結果(2025年度。確認日 2026年11月4日・出典:日本スポーツ協会「検定試験 結果概要(2025年度)」)
試験受験者数合格者数合格率
新カリキュラム 春期(全体)118名21名18%
新カリキュラム 秋期(全体)180名36名20%
旧カリキュラム 理論試験(全体)1,375名925名67%
旧カリキュラム 実技試験 前期(適応コース修了者)125名88名70%
旧カリキュラム 実技試験 後期(適応コース修了者)914名672名74%

旧カリキュラムの実技試験は、養成講習会の受講者と適応コースの修了者で分けて公表されていて、後期は受験者全体の925名のうち914名が適応コースの修了者でした。新カリキュラムの合格率は2割前後で、学校選びでは、合格に向けた授業や対策の内容も確かめておきたい点です。たとえば東京リゾート&スポーツ専門学校は、スポーツトレーナー科ATコースの学生がAT受験を希望する場合、2年次から「アスレティックトレーナー受験対策ゼミ」(受講料60,000円)を受ける必要があると学費案内に書いています。

養成講習会のルートとの違い

学校に通わない道として、日本スポーツ協会の養成講習会があります。受講する年の4月1日に満20歳以上で、都道府県スポーツ協会や中央競技団体などの推薦を受けた人が対象で、個人からの申し込みは受け付けていません。トレーナーとしての活動実績が乏しいと推薦を得られない場合があるとも書かれています。定員は通年で100名程度です。

講習会の受講料は共通科目22,000円、専門科目55,000円(いずれも税込)で、テキスト代は別です。共通科目は150時間、専門科目は600時間(講習会と自宅学習)です。資格の登録料は4年間で23,000~27,000円、初回は初期登録手数料3,300円がかかります。講習会は費用が学校よりずっと少ない一方、推薦が必要で人数も限られます。高校を出てすぐにめざす人は、承認校で学ぶ道が中心になります。

JSPO-ATの資格の有効期間は4年間で、有効期限の6か月前までに更新研修を受ける必要があります。

承認校を選ぶときに確かめたいこと

  1. 学科・コースが一覧のAT欄に載っているか。同じ学校でも、AT欄に印がある学科とない学科があります。一覧で旧の列だけに印がある学校(神奈川衛生学園専門学校、福岡医健・スポーツ専門学校)もあります。
  2. 年限と学費の総額。2年制と3年制があり、3年制では学費が1年分多くかかります。
  3. 学費のほかの費用。教材実習費、対策ゼミ、検定試験の受験料22,000円、資格の登録料などを足して考えます。
  4. 国家資格もあわせてめざすか。東京メディカル・スポーツ専門学校のように、理学療法士などの学科とATを組み合わせる学校もあります。

国家資格の柔道整復師・鍼灸師・理学療法士とJSPO-ATの違いはスポーツトレーナーの資格の種類の記事に、「メディカルトレーナー」という呼び名についてはメディカルトレーナーの記事にまとめました。学費の払い方は奨学金と教育ローンの記事や公表学費と実際の支払いの記事も参考になります。ほかの学校はスポーツ・トレーナー分野の学校一覧から探せます。承認の状況は年度ごとに変わるので、出願前に日本スポーツ協会の一覧と学校の募集要項で最新の情報を確かめてください。

出典と確認日

参考にした資料

この記事の数字は、記事に書いた出典の公表値です。変わることがあるため、出願前に最新の情報を確認してください。誤りはお知らせください。

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