NSCA-CPTの受験資格・受験料・試験内容。155問・3時間で合格率は78%
NSCA-CPTの受験資格は、NSCAジャパンの会員であること、満18歳以上、高校卒業(または高卒認定試験合格)の3つで、資格の認定には実技評価つきのCPR/AED講習の認定も必要です。受験料は46,090円(税込)で、出願には会費(正会員なら年13,200円)がかかります。試験は全国のテストセンターでコンピュータを使って受け、155問・3時間、2024年度の合格率は78%です。
NSCA-CPTの要点の早見表
NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)は、米国のNSCAが認定する民間資格で、日本ではNSCAジャパンを通じて日本語で受験できます。公式サイトに書かれている条件と費用を一つの表にしました。
| 項目 | 公式サイトの記載 |
|---|---|
| 認定団体 | NSCA(米国)。日本の窓口は特定非営利活動法人NSCAジャパン |
| 認定条件 | NSCAジャパン会員、満18歳以上、高校卒業者または高卒認定試験合格者、有効なCPR/AEDの認定、認定試験の合格 |
| 受験料 | 46,090円(税込) |
| 会費 | 正会員 年13,200円、学生会員 年11,000円(税込)。どちらでも認定条件を満たす |
| 問題数 | 155問(スコアード問題140問、ノンスコアード問題15問)。映像や画像を見て答える問題が25~35問 |
| 試験時間 | 3時間(途中休憩はとれるが、時間は進む) |
| 受験のしかた | ピアソンVUEのテストセンターで、日時と会場を自分で選んでコンピュータで受験 |
| 受験期間 | 120日。延長手続き料13,200円(税込)で1回だけ120日延ばせる |
| 合格率 | 78%(2024年度) |
| 有効期間 | 3年間(全員共通の期間。いまの期間は2024年1月1日~2026年12月31日) |
NSCAジャパンは、受験に必須の講習を設けていません。学校に通わなくても、条件を満たせば出願できます。
受験資格と認定条件を細かく見る
会員であること
出願するにはNSCAジャパンの会員である必要があります。正会員は社会人個人であれば誰でも入れ、学生会員は大学生、大学院生、専門学校生、高校生、中学生が対象です。学生会員は入会のときに学生証のコピーが必要で、18歳未満は親権者の同意書もいります。
学歴の証明
出願のときに、発行日から1年以内の学歴証明書の原本を、NSCAジャパンの試験担当へ郵送します。NSCA-CPTで使えるのは、高校の卒業証明書、大学・短大・専修学校の卒業証明書または在学証明書、学位授与証明書などです。卒業証書や学位記の原本やコピーは認められません。高卒認定試験の合格者は合格証明書を出します。
CPR/AEDの認定
資格の認定には、有効なCPR/AEDの認定証の写しが必要です。条件は、講習に実技評価が含まれていること(オンラインだけの講習は不可)と、成人を対象にした講習であることの2つです。認定証を持っていなくても受験はでき、合格日から1年以内に写しを出せば認定を受けられます。消防署の救命講習のように有効期間が書かれていない認定証は、再講習までの期間が書かれていればそれを、書かれていなければ認定日から1年間を有効期間として扱うと案内されています。
受験資格と資格の認定は別のものです。合格しても、CPR/AEDの写しを期限までに出さないと認定されません。考え方は「取れる」と「受験資格」の違いの記事でも説明しています。
試験の内容。4つの分野と問題の配分
出題は4つの分野に分かれています。公式サイトの配分は次のとおりです。
| 分野 | 配分 | 問題数 |
|---|---|---|
| クライアントに対する面談と評価 | 23% | 32問 |
| プログラムプランニング | 32% | 45問 |
| エクササイズテクニック | 31% | 43問 |
| 安全性、緊急時の手順、法的諸問題 | 14% | 20問 |
| ノンスコアード問題 | - | 15問 |
プログラムプランニングでは、健康に問題のない人だけでなく、糖尿病や高血圧のある人、高齢者、アスリート、妊婦など幅広い対象者へのプログラムが問われると書かれています。エクササイズテクニックでは、正しいフォームだけでなく、誤ったフォームとその修正のしかたも出題されます。ノンスコアード問題は将来の問題を評価するための採点されない問題で、どれがそうなのかは受験者にはわかりません。
NSCAジャパンは、学習の基本になる本として「NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識」をオンラインショップで売っています。受験対策講座の動画も販売していて、基礎講座の動画は会員価格1,650円(税込)です。公式サイトは、非公式の試験対策教材に注意するよう呼びかけています。
出願から受験までの流れ
- NSCAジャパンに入会する(正会員か学生会員)。
- マイページから出願し、受験料46,090円をクレジットカードかPayPayで払う。
- 学歴証明書の原本を郵送する。この3つがそろって出願が完了します。
- 2~3週間後にピアソンVUEから届く案内メールにしたがって、テストセンターを予約する。
- 予約した日時に、写真つきの身分証明書を持ってテストセンターで受験する。
公式サイトは、受験希望日の2か月前をめどに出願を終えるよう勧めています。出願を始めてから180日以内に手続きを終えないと出願が取り消され、受験料の100%がキャンセル料になります。学歴証明書は先に取り寄せておくと手続きが進めやすくなります。
予約は受験期間の中なら何回でも変えられますが、試験の24時間前を過ぎると変更もキャンセルもできません。予約した日時に受けなかった場合は「欠席」となり、受験料は返ってきません。使える身分証明書は運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなどで、社員証や学生証は認められません。
キャンセルと返金
受験期間が終わる1週間前までなら、条件を満たせばキャンセルできます。出願中なら全額が返金され、クレジットカード払いで受験期間中なら受験料の50%の違約金を差し引いて返金されます。受験期間が切れる6日前を過ぎると返金はありません。
合格後の更新。3年ごとにCEUが必要
NSCAの資格は取って終わりではなく、3年ごとに更新します。有効期間は人ごとではなく全員共通で決まっていて、いまの期間は2024年1月1日から2026年12月31日までです。期間中に継続教育の単位(CEU)を取り、更新手続きをすると、次の3年間も資格が有効になります。
必要なCEUと更新料は、認定された時期で変わります。2023年以前に認定された人は6.0CEUで更新料9,900円、2025年に認定された人は2.0CEUで5,500円、2026年7月1日から12月31日に認定された人はCEUも更新料も不要です(いずれも税込)。ただし、NSCAジャパンの会員の期限が切れているとCEUが加算されず、更新手続きができないと書かれています。CPR/AEDの認定も常に持っていることが義務になっています。
受験料と会費のほかに、更新料と会費が続くことも覚えておきましょう。会費は正会員で年13,200円です。
CSCSやほかの資格との違い
NSCAジャパンで日本語で受けられる資格は、NSCA-CPTとCSCSの2つです。CSCSはアスリートやチーム向けの資格で、受験には学士以上の学位か高度専門士の称号が必要です。受験料は50,270円(税込)で、試験は基礎科学と実践/応用の2つのセクションに分かれ、合計4時間です。2024年度の合格率は55%で、NSCA-CPTの78%より低くなっています。
NSCA-CPTは、年齢や経験を問わず幅広い人にトレーニングを指導する資格とされています。公式サイトによると、パーソナルトレーナーのほか、フィットネスインストラクター、理学療法士、柔道整復師などが取得しています。ほかの民間資格との費用や受験資格の比較はパーソナルトレーナーの資格の記事に、NESTA-PFTの手続きはNESTA-PFTの記事にまとめました。
学校で基礎から学んでから受験したい人は、スポーツ・トレーナー分野の学校一覧や専門学校の一覧から探せます。社会人の学び直しで使える制度は社会人の学校選びの記事にあります。条件や料金は改定されることがあるので、出願の前にNSCAジャパンの公式サイトで最新の情報を確かめてください。
出典と確認日
- NSCAジャパン「資格取得 - NSCA-CPT」(https://nsca-japan.or.jp/certification/exam/nsca-cpt/)2026年11月4日に確認
- NSCAジャパン「資格取得」(https://nsca-japan.or.jp/certification/exam/)2026年11月4日に確認
- NSCAジャパン「会員種別」(https://nsca-japan.or.jp/admission/categories/)2026年11月4日に確認
- NSCAジャパン「資格取得 - 学習方法」(https://nsca-japan.or.jp/certification/exam/preparation/)2026年11月4日に確認
- NSCAジャパン「資格更新 - 資格更新の仕組み」(https://nsca-japan.or.jp/certification/recertification/overview/)2026年11月4日に確認
- NSCAジャパン「資格取得 - CSCS」(https://nsca-japan.or.jp/certification/exam/cscs/)2026年11月4日に確認
参考にした資料
- NSCAジャパン「資格取得 - NSCA-CPT」 リンク:nsca-japan.or.jp
- NSCAジャパン「資格取得」 リンク:nsca-japan.or.jp
- NSCAジャパン「会員種別」 リンク:nsca-japan.or.jp
- NSCAジャパン「資格取得 - 学習方法」 リンク:nsca-japan.or.jp
- NSCAジャパン「資格更新 - 資格更新の仕組み」 リンク:nsca-japan.or.jp
- NSCAジャパン「資格取得 - CSCS」 リンク:nsca-japan.or.jp
この記事の数字は、記事に書いた出典の公表値です。変わることがあるため、出願前に最新の情報を確認してください。誤りはお知らせください。
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