専門学校データベース学費の横に、出典と確認日。

鍼灸の専門学校の学費。はり師・きゅう師をめざす14校の初年度納入金と総額

鍼灸(はり師・きゅう師)の専門学校の初年度納入金は、2026年11月4日に14校の公式サイトで確かめた範囲で、昼間部が127万〜205万円、夜間部が108万〜130万円でした。3年間の学費が公表されている(または年次別の額が載っている)学校は、昼間部で380万〜555万円で、上のほうは、あん摩マッサージ指圧師もあわせてめざす学科です。国家試験の受験手数料は、はり師・きゅう師それぞれ19,500円です。

14校の初年度納入金と卒業までの学費(早見表)

当サイトに載っている専門学校のうち、はり師・きゅう師の養成課程を持つ学校の学費ページを開き、内訳と2年次以降の額を書き写しました。同じ学校の昼間部と夜間部は分けています。安い順や評判の順ではなく、所在地のおおむね東から西へ並べています。

鍼灸(はり師・きゅう師)の専門学校の学費(確認日 2026年11月4日・出典:各校の公式サイト。並びは所在地のおおむね東から西)
学校・学科年限・時間帯初年度納入金(内訳)2年次以降(1年あたり)卒業までの学費
北海道ハイテクノロジー専門学校(北海道恵庭市)スポーツ鍼灸アナリスト学科3年1,270,000円(入学金20万・授業料70万・実習費30万・施設設備維持費3万・総合演習費4万)。諸費用約18万円を足した1年次合計は約145万円2年次 約122万円・3年次 約125.5万円(諸費用込みの概算)公式に総額の記載なし
新宿医療専門学校(東京都新宿区)鍼灸学科3年1,300,000円(入学金10万・授業料120万)各1,420,000円4,140,000円(別に諸費用 3年間で25万円)
日本健康医療専門学校(東京都台東区)鍼灸学科3年1,580,000円(入学金21万・授業料124万・実習費13万)各1,370,000円4,320,000円(別に施設維持費 毎年10万円)
東京メディカル・スポーツ専門学校(東京都江戸川区)鍼灸師科3年・午前/午後コース1,650,000円(入学金10万・授業料110万・施設設備費15万・総合演習費30万)公式は学年別を募集要項で案内4,850,000円(別に諸費用)
東京衛生学園専門学校(東京都大田区)東洋医療総合学科3年2,044,000円(入学時:入学金30万・施設管理料43.6万+1年次の授業料・教育料130.8万)※2026年度各1,744,000円5,532,000円(別に諸費用 約18.2万円)
神奈川衛生学園専門学校(神奈川県横須賀市)東洋医療総合学科3年2,050,000円(入学時:入学金30万・授業料40万・施設管理料3.75万+1年次131.25万)※公式の表は2025年度各1,750,000円5,550,000円
信州スポーツ医療福祉専門学校(長野県長野市)はりきゅう学科3年・昼間部1,700,000円(入学金40万・授業料90万・施設設備費20万・実習費20万)各1,300,000円4,300,000円(年次別の額から計算)
名古屋医専(名古屋市中村区)鍼灸学科3年・昼間部1,490,000円(入学金30万+年間学費119万:授業料93万・教育充実費16万・施設設備維持費10万)前年度の学費に6万〜9万円を加えた額公式に記載なし
名古屋医専 鍼灸学科(夜間部)3年・夜間部(18:00〜21:10)1,120,000円(入学金15万+年間学費97万)前年度の学費に3万〜6万円を加えた額公式に記載なし
大阪医専(大阪市北区)鍼灸学科3年・昼間部1,590,000円(入学金30万+年間学費129万:授業料98万・教育充実費17万・施設設備維持費14万)前年度の学費に6万〜9万円を加えた額公式に記載なし
大阪医専 鍼灸学科(夜間部)3年・夜間部(18:00〜21:10)1,080,000円(入学金15万+年間学費93万)前年度の学費に3.2万〜6万円を加えた額公式に記載なし
近畿医療専門学校(大阪市北区)鍼灸学科3年1,500,000円(入学金30万・授業料90万・施設管理費10万・実技実習費20万)各1,200,000円3,900,000円(年次別の額から計算)
平成医療学園専門学校(大阪市北区)鍼灸師科3年・昼間Ⅰ部/Ⅱ部1,560,000円(入学金25万・授業料87万・施設管理費24万・教材費20万)各1,310,000円4,180,000円
東洋医療専門学校(大阪市淀川区)鍼灸師学科3年・昼間部1,600,000円(入学金20万+授業料100万・実習費40万)各1,400,000円4,400,000円(別に教材費・総合演習費・諸経費)
東洋医療専門学校 鍼灸師学科(夜間部)3年・夜間部1,300,000円(入学金20万+授業料70万・実習費40万)各1,100,000円3,500,000円(同上)
大阪医療技術学園専門学校(大阪市北区)鍼灸美容学科3年1,585,000円(入学金20万・授業料100万・実習費20万・設備費10万・教育教材演習費8.5万)年額の表示(授業料は年間100万円)。2年次以降は別に諸費用10万〜50万円程度公式に記載なし
福岡医療専門学校(福岡市早良区)鍼灸科3年1,400,000円(学科別の合計のみ掲載)各1,200,000円3,800,000円(別に年間諸経費 各年20万円)

「年次別の額から計算」とあるのは、総額の記載はないものの各学年の額が書かれているので、足し合わせた数字です。名古屋医専と大阪医専は2年目以降の学費を「前年度の学費に一定額を加えた金額」と案内しており、総額は公式に出ていないため空けています。神奈川衛生学園専門学校の表は、2026年11月4日時点で公式サイトに載っていた「2025年度」の納入金です。

はり・きゅうだけの学科と、あん摩マッサージ指圧師も含む学科

早見表で初年度が200万円を超えたのは、東京衛生学園専門学校と神奈川衛生学園専門学校の「東洋医療総合学科」です。両校とも、この学科であん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の3つの国家資格をめざすと案内しています。ほかの学校の多くは、はり師・きゅう師の2つをめざす学科です。学ぶ範囲が違うため、学費だけを並べて高い・安いとは言えません。

あん摩マッサージ指圧師も、はり師・きゅう師と同じく国家資格です。いずれも養成施設を卒業して国家試験の受験資格が得られ、合格して免許の登録をしてから業として施術できます。民間の「整体師」とは違います。卒業と受験資格の関係は「資格の取得」と「受験資格」の違いで説明しています。

初年度だけでなく3年間で比べる

新宿医療専門学校は初年度130万円と低めですが、2年次・3年次は142万円ずつで、3年間では414万円です。近畿医療専門学校は初年度150万円、2年次以降は120万円ずつで、3年間では390万円になります。初年度の額の順と、3年間の額の順は一致しません。

北海道ハイテクノロジー専門学校のスポーツ鍼灸アナリスト学科は、学費(一次納入)127万円に、教科書・教材費や資格検定費などの諸費用(二次納入、約18万円)を足して、1年次の合計を約145万円と書いています。諸費用を納入金に入れて見せる学校と、外に出す学校があるので、表の数字は内訳もあわせて読んでください。初年度の納入金の読み方は専門学校の初年度納入金に含まれるもの、含まれないものにあります。

納入金の外にある費用。鍼・もぐさ・教科書

実技で使う鍼や灸などの教材の扱いも学校で違います。公式サイトに書かれていた別払いの費用は次のとおりです。

  • 新宿医療専門学校:諸費用が1年次13万円、2年次・3年次6万円ずつ(教科書代、実習着代、同窓会費など。卒業時に精算)。実技で使う鍼・灸などの教材費は授業料に含むと記載
  • 近畿医療専門学校:教科書代64,230円、白衣・上履き9,580円、実技材料35,000円で、合計108,810円
  • 東京衛生学園専門学校:3年間の教科書代・実習衣代・模擬試験代などで約18.2万円。実習費は授業料に含むと記載
  • 東洋医療専門学校:教材費が3年間で約17万円、総合演習費が約35万円、諸経費が約22万円。2年次の海外研修(任意参加)は約20万円
  • 大阪医療技術学園専門学校:1年次は総合演習費(教科書代、資格検定代、実習衣、海外研修プログラム積立金など)として10万〜40万円程度。美容師資格を希望する場合は美容専門学校の併修費用が別途
  • 名古屋医専:学外実習費が年平均5,000〜10,000円、教材費・教科書代が年平均55,000〜70,000円(昼間部)
  • 信州スポーツ医療福祉専門学校:学友会費2万円(年額)、諸経費4万円(年額)、教科書代・実習着代等が〜15万円程度
  • 福岡医療専門学校:年間諸経費が各年20万円。美容鍼灸・スポーツ鍼灸の受講者は1・2年次に別途15万円

実際に用意するお金は、表の学費にこうした費用を足してから比べます。足し方は専門学校の卒業までの総額の出し方にまとめています。

昼間部・夜間部・午前午後。働きながら通う場合

鍼灸の学科は社会人の入学が多く、時間帯を選べる学校がいくつもあります。

  • 名古屋医専・大阪医専の夜間部は、平日18:00〜21:10の授業で、学外の実習は昼間に行います。入学金は昼間部の30万円に対して15万円です
  • 東洋医療専門学校は、昼間部が年140万円、夜間部が年110万円です
  • 平成医療学園専門学校の鍼灸師科は昼間Ⅰ部・昼間Ⅱ部の2部制です
  • 東京メディカル・スポーツ専門学校の鍼灸師科は午前コースと午後コースがあり、学費は同じ表で案内しています

時間帯が違っても、はり師・きゅう師国家試験の受験資格には、認定された学校や養成施設で「3年以上」学ぶことが必要です。雇用保険の専門実践教育訓練給付金は、新宿医療専門学校が鍼灸学科・柔道整復学科・歯科衛生学科を対象に「3年間で最大192万円」と案内しています。対象かどうかは学校とハローワークで確かめます。社会人の学び方は社会人が専門学校を選ぶときの確かめ方で扱っています。

はり師・きゅう師国家試験の受験手数料と合格率

厚生労働省が2026年9月1日に告示した第35回はり師国家試験・きゅう師国家試験は、試験日が2027年2月28日(日)、受験手数料はそれぞれ19,500円で、合格発表は2027年3月26日(金)の予定です。試験の事務は、指定試験機関の公益財団法人東洋療法研修試験財団が行います。同時に両方を受ける場合は、共通科目について申請により一方の試験が免除されます。

はり師・きゅう師国家試験の最新の結果(出典:厚生労働省「第34回あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師国家試験の合格発表について」)
試験(2026年2月実施)受験者数合格者数合格率
はり師3,920名2,634名67.2%
きゅう師3,858名2,720名70.5%
あん摩マッサージ指圧師(参考)1,070名910名85.0%

はり師の合格率は67.2%で、受験者のおよそ3人に1人は合格していません。学校が出す合格率は、分母が卒業生か受験者かで変わります。比べるときは、全国の数字と同じ基準かを確かめてください。

学費を下げる制度

公式サイトにあった学校独自の制度には、新宿医療専門学校の有資格者向け入学金10万円免除、近畿医療専門学校の「柔道整復学科と鍼灸学科に同時入学する場合は入学金30万円のみ」、神奈川衛生学園専門学校の社会人キャリアチェンジサポート(条件を満たすと入学後に入学金30万円を返金)などがあります。国の高等教育の修学支援新制度や日本学生支援機構の奨学金の違いは専門学校の奨学金と教育ローンで整理しています。

柔道整復師の学科の学費は柔道整復師の専門学校の学費にまとめました。学校の一覧は医療・看護・リハビリの学校一覧や整体・セラピー・リラクゼーションの学校一覧から探せます。この記事の金額は2026年11月4日に各校の公式サイトで確かめたものです。出願の前に、募集要項で最新の額を確かめてください。

出典と確認日

参考にした資料

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