石井 初実さん
ヨガインストラクター
所属校舎 | YMCメディカルトレーナーズスクール |
受講コース | RYT200 沖縄ヨガ短期合宿 |
通学期間 | 約4か月 |
体を動かすことが大好きで、ダンスも好き
普段は小学1年生から6年生ぐらいの子供たちに対して器械体操のスポーツの先生をしています。普段から体を動かすことが大好きで、ダンスも好き、音楽に合わせて筋トレのダンスを考えたりしています。趣味として、自分でイベントを企画することもあります。
ヨガと出会ったのは、学生時代。体操をしていたときにケガが多くて練習ができない状態がありました。そのときにリハビリで大きいヨガボールを使ったトレーニングをたくさん行っていました。このヨガボールを使ったトレーニングが好きで、この時に「ヨガ」という言葉も知りましたが、実際にヨガ自体を経験したことはありませんでした。
神宮ナイトヨガで覚醒。ヨガがもたらす究極のリラックス体験
ヨガをちゃんと経験したのは2019年の神宮ナイトヨガというイベント。外苑前で毎年大きなイベントとして行われていて、無料で参加できるというので、友だちと一緒に参加したのがきっかけです。
それが本当の意味で、初めてのヨガを経験したきっかけでした。
本当に素晴らしい経験でした。野球場の芝生の上で、満天の星空の下で行うヨガ。初めての経験でしたが、その日の夜は本当に忘れられないくらいにぐっすり眠ることができました。
心が落ち着いていたのか、深い呼吸ができたことが効果的だったのかもしれません。朝も気持ちよく目覚めることができ、この感動は今でも忘れられません。
この経験から、直観的に「ヨガを学びたい」という思いが芽生え、さらに自分自身がヨガを伝える存在になりたいという気持ちが湧いてきました。
存在意義を問う時、ヨガが私に光を与えてくれた
本格的にヨガを勉強しようと思ったのは、去年の5月ごろから。自分自身がひどく落ち込むことがあって、普通の生活もままならない状態に陥ったからです。
友達たちが支えてくれて、「一緒に頑張ろう」と言ってくれましたが、全然受け入れられなくて。「なぜ生きていかなければならないのか」とか「頑張ってるし、これ以上どう頑張ったらいいの?」みたいな気持ちにもなった瞬間がありました。誰かにこういう気持ちを受け入れてほしい、分かって欲しいって思ったんですね。
同時に、人の気持ちに寄り添える存在になりたいとも思いました。苦しんでいる人がいれば話を聞いて共感できるようになりたい。SNSやYouTubeでヨガインストラクターたちが精神面からやさしい発信をされていたのを見て、とても心に刺さりました。直接会ったことはないけれど、彼らの発信にすごく刺さるものがあって、それでヨガについてもっと深く知りたいと思いました。
体を動かすことが好きな私にとって、ヨガも体を動かすのでマッチするし、ヨガの哲学や考え方を学んで困っている人を助けたい、人の気持ちに寄り添いたいという思いから、YMCでヨガを学ぶことを決めました。
心地よい幸福感と優しさの共有。ヨガ合宿がもたらす至福の時
ヨガ合宿後の気持ちの変化は本当に大きいですね。この6日間で、ヨガをたくさん行うこと自体がとても幸せでしたが、それ以上に、同じ志を持つ仲間と一緒の空間で過ごし、先生方の優しい人柄に触れることができたことが私にとって一番良かったと感じています。ヨガを超えた経験として、この合宿に参加できて本当に良かったと思います。初めて来る前と終わった後では、全く違った感覚になりました。
なんて表現したら良いんですかね。ヨガはひとつの手段でしかない。ヨガをするというのが目的ではなく、ヨガを通じて人との心のつながりを感じることができたことが、私にとって最も大きな収穫でした。この経験は目に見えないものですが、同じ瞬間を全力で生きているような感覚であり、大きな財産です。これはオンラインで学んでいるだけでは得られない感覚ですね。
等身大の輝きが力になる。自分を受け入れるヨガの教え
実技試験や筆記試験など、テストの時はどうしても緊張することがあります。しかし、先生方は常に「ありのままで等身大でやりましょう」と声をかけてくださり、自分を大きく見せようとするのではなく、今の自分のできることを精一杯やることが大切だと教えてくれました。
この声かけはヨガ以外でも通用するものであり、私が子供たちに体操を教える場面や家族や友人との関係にも共通すると感じました。人前で何かをすることは難しいですが、常に自分自身を等身大で受け入れ、物事に取り組むことで、自分を良く見せようとする必要はないという楽な気持ちになりました。
もちろん、さらなる成長を目指す気持ちもありますが、今の自分を受け入れていいと思えるようになりました。自分自身をありのままで受け入れ、さまざまな場面で自己を表現していこうと思うようになりました。これは沖縄の合宿に参加して得たものです。
背景に秘められたドラマ。他人を理解し、共感するヨガの魅力
同部屋のマリちゃんと、ヨガを始めたきっかけについて話していて、気づいたことがありました。ヨガを始めるきっかけとして、落ち込んでいる時に「自分を変えたい」とか、「苦しみを乗り越えたい」というような思いから始める人が多いのではないかなって。
マリさんも私と同じような思いがあったので、共感できました。それぞれのバックボーンや背景にはいろんなドラマがあると思うと、みんなの背景をより理解したいと思いました。これから伝える側になると考えたら、多くの人が心の安定や良くなりたいと求めているかなと思います。
沖縄合宿は、これからの人生の要所要所で思い出す重要な瞬間
たくさんの思い出がありますが、初日の朝食は特別な瞬間でした。数人のメンバーと円テーブルで一緒に食事をしながら、たわいもない話で打ち解けていく様子や、一歩踏み出してヨガを勉強しようと思った理由など、さまざまな話題で盛り上がりました。
また、沖縄の地で海や大自然の中でヨガをする経験も忘れられない思い出です。東京から来た私にとっては初めての体験であり、沖縄の風景が目に焼き付いています。これからの人生の要所要所で思い出す光景だと思います。すべてがまるで自分の中で映像として映っているような感覚です。
自己磨きと他者貢献の道。ヨガ合宿は後悔のない挑戦です
今回の合宿は、本当に後悔のない選択だったと感じています。もし「あのときやっておけばよかった」と思うなら、チャレンジして失敗しても、踏み出して良かったと思える瞬間は、本当に心ときめいている瞬間だと思います。もし少しでも興味があったり、ヨガを学んでみたいと思っているのであれば、今がそのタイミングだと思います。
合宿に参加し、YMCさんに出会うと、本当に魅力的な先生方がたくさんいらっしゃいます。みんな個性のある、その人にしか出せない発信や伝え方を持っています。今回はマヤ先生と工藤先生が引率してくださりましたが、今の私が受け取れる言葉をひとつひとつ丁寧に丁寧に寄り添って伝えてくださいました。
お二人の話で、インストラクターの仕事は自分自身のありのままを大切にし、目の前の人にできることを伝えることだと再確認しました。だからこそ、自分自身を豊かにし、私自身がもっともっと磨かれていって、考え方だったり物事のとらえ方というのを豊かにしていって、目の前の方が豊かになれば本当に幸せだなと思います。
直観で、私はヨガのインストラクターが天職だと思っており、まだたくさん学ぶことがありますが、ヨガを通じて自分自身を磨き、自分にしかできないことをやっていきたいと思っています。