佐藤明佳さん|「今の自分で大丈夫」ヨガとピラティスが教えてくれた、自己受容の力

佐藤明佳さん|「今の自分で大丈夫」ヨガとピラティスが教えてくれた、自己受容の力

佐藤明佳さん

ヨガインストラクター・ピラティスインストラクター

所属校舎 YMC仙台校
受講コース ヨガインストラクター養成2級/1級(RYT200対象)
全米ヨガアライアンスRYT500
ピラティスインストラクターベーシック養成
産後ケアトレーニング養成
ヨガリフレクソロジー養成
シニアヨガ養成
ストレッチトレーナー
通学期間 約23か月

 

現在はどのような活動をされていますか?

月・火・水・金のスケジュールで、毎日1本ずつのペースでレッスンを提供しています。ピラティスは週3回、ヨガは週1回、最近はピラティスの需要が多く、もう1日増やしてほしいという声もあります。

YMCに入学する前は何をされていましたか?

結婚する前までの4年半、看護師として働いていましたが、結婚後は転勤が多く仕事を辞めていました。子育てが一段落した後、少し看護師として復帰したこともありますが、最終的にはヨガの道に進むことにしました。

ヨガはどんなところに魅力を感じましたか?

最初に体験したのがパワーヨガでした。学生時代はバスケットボールをしていて、大きな怪我を経験しました。膝の前十字靭帯を切ってしまい、半月板と後十字靭帯も損傷しました。手術後のリハビリも完全ではなく、今でも膝が変形してしまっています。

そんな私でも、ヨガは、膝に負担がかからないため、体を動かすことができました。めちゃくちゃ気持ちいいし、体も動かせるし、でも膝も平気だし。それでヨガ楽しいと思うようになって。転勤であちこち行きつつも、いろんなところの教室に通ってヨガを続けていました。

ピラティス資格も取得されていますよね。きっかけは何ですか?

看護師として、元々体の構造や筋肉に興味がありました。ヨガは気持ちがいいのですが、ピラティスはどの筋肉をどう動かしているかが直接的に分かるのが面白いです。

ピラティスは動作の正確さやコントロールが求められ、自分の癖や体の使い方がよく分かるようになります。体が整っていく感じが楽しいですね。

佐藤明佳さん

ヨガやピラティスを始めて、具体的な変化はありましたか?

ヨガなのか、ピラティスの効果かはっきりしませんが、腰痛と首こりがなくなりました。

姿勢が改善されたことで、常に体重がどちらかに偏っていたということがなくなり、体をまっすぐに使えるようになりました。その結果、負担が減って体調が良くなりました。

気持ち部分ではどうですか?変化はありましたか?

私、結構ネガティブというか。自己肯定感がすごい低く、定期的に気持ちが落ち込むことがありました。

しかし、ヨガを始めてからは、それがなくなりました。「私なんて」って落ち込むよりも「今の自分で大丈夫」と自分を受け入れられるようになりました。ヨガの「人と比べない」という考えが心に影響を与えたのかもしれません。

体が元気だと、心も元気になりますね。

佐藤明佳さん

YMCを選んだ理由は何ですか?他校と迷いませんでしたか?

YMCはヨガのアーサナだけでなく、解剖学や生理学などが学べるのと、ヨガ以外の資格取得もできることも魅力でした。

迷わず、ここで取りたいと思いましたね。先生たちの雰囲気とかすごい好きだったし、最初に説明してくれた絵里菜さんのかわいい雰囲気もあって、「もうここに決めた」みたいな感じでした。

その後通っててもすごい良かったので、ピラティスを学ぶ時も全く迷わなかったですね。

どのように活動をスタートさせましたか?

一番最初に担当したのは、キックボクシングのジムで開催されていたヨガクラスでした。そこに通う会員さんから、ピラティスのクラスを希望する声が多かったようで、オーナーがピラティス指導が可能な人を探していると、美子先生から声をかけられました。

なので、ピラティスの資格を取り終える前から、半分はヨガ、半分はピラティスのクラスを担当する形でスタートしました。

チャンスって、突然に巡ってきますよね。

本当にそう思いました。声をかけてもらったときは、資格取得したばかりで大変悩みました。でも、これは縁だなと感じて、直感に従って始めました。会員の皆さんにも温かく見守ってもらいながら活動を続けています。

「YMCの卒業生の先輩もレッスンしに来てくれたこともあるんだよ」って教えてもらったりして、「引き継いでるな、これはちょっとやってみなくっちゃ」と思って積極的に取り組み始めました。

現在もレッスンを続けられているんですか?

実はジムのオーナーからヨガ部門は撤退しますと告げられてしまって。どうしようかと思っていたときに、会員さんたちが「会費を上げてもいいから、ぜひ続けてほしい」と言ってくれました。

それでオーナーも「昼間ならこの場所を貸してあげるから、やってみたらいいよ」という話になって。おかげで、現在は場所を借りて、自主開催の形で活動を続けています。

佐藤明佳さん

自主開催の苦労話があれば教えてください。

自主開催は大変ですね。特に、参加者が集まらないことが課題です。コロナウイルスの影響で、元々通っていた会員も激減しました

今は会員数6人からスタートしていますが、やって欲しいという声がある限りは頑張って続けようと思います。チラシを作成して配布したり、SNSでの投稿やポスティングを行っています。

どのような方々が通われていますか?

主に40代から60代の方々です。仕事を引退した方や主婦、週に2日だけパートをしている方などです。この場所が仕事を辞めた方々のコミュニティのような場所であってほしいとも言われてます。

このご時世に反発しながらも、リアルな場所で交流し、運動できる場所を提供したいと思っています。

オンラインレッスンの導入は考えていますか?

ちょっと考えています。私たち2人が担当していますが、体調を崩したり、家族が病気になったりすると、対面でのレッスンができない場合があります。そういうときにはオンラインでレッスンができると便利です。

あとは、いろいろな先生のレッスンを受けたいって思うだろうから、他の先生も増やしたりってことも考えています。まだ本格始動したばかりで1ヶ月とかしか経ってないので、いろいろ考えてね続けていこうなと。

一生現役でやっていきたいなと思っているので、いろいろなニーズに合わせていこうかなと思ってますね。

自分自身のプラクティスについてはどうですか?

自宅で練習すると気が散ってしまって。オンラインでレッスンも受けたりしますが、なかなか集中できないことがあります。

しかし、自分がレッスンを担当するようになってからは、調子がとてもいいです。毎回毎回レッスンでしっかりと動きますし、レッスンをするためには前日から準備をしています。

それが功を奏して、睡眠もよく取れるようになり、食事もしっかりとれるようになりました。

佐藤明佳さん

資格取得を迷っている方に何かアドバイスはありますか?

やっぱり何か縁があるんであるんですよね。縁を感じたら、もう迷わず掴んで欲しいと思います。

一歩踏み出してみて、ダメなら引き返せばいいですが、やらずに引いたら絶対に後悔しちゃいますからね。人生の中で今日が一番若いので、本当にやろうと思ったらなるべく早くやった方がいいって思います。

ありがとうございます。前向きなお話を聞けて嬉しいです。

ヨガやピラティスを始めて、前向きになりましたね。駄目だったらしょうがないって、思えるようになりました。

どんなに頑張っても全員が全員、いいって言ってくれることはありません。だから「あの人にうまく伝わらなかった」って思うよりも、「また来週もお願いします」って言ってくれる人がいるんだったら、そっちにフォーカスしようって、思いますね。

佐藤明佳さん

 

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