久保田愛さん|ヨガへの投資は自分への投資

久保田 愛さん

 

所属校舎 YMCメディカルトレーナーズスクール
受講コース RYT200 沖縄ヨガ短期合宿
通学期間 約4か月

 

「個に寄り添った仕事がしたい」自分とヨガはフィットした

現在はネット販売のコンサルタントとして、フリーランスで活動しています。沖縄合宿は、独立する前のタイミングで、将来ヨガで仕事ができたらいいなと思い、期限ギリギリの1月終わりに申し込みをしました。「より個に寄り添った仕事がしたい」という思いでフリーランスを目指すことにしていたので、ヨガを深めることとリンクするものを感じていたようにも思います。

ヨガは20代の頃には出会っていましたが、初めてやったときは正直「良いな」とは思ってなかったです。もともとすごい体が硬いので、ストレッチで結構痛かったという思い出ですね。痛みの記憶はありましたが、30代になって自分の体の変化に向き合う中で、無理をしない運動ってすごい大事だなって思うようになりました。

私は結構無理をするようなタイプなんですけれども、ヨガではちょっとつらいなと感じた直前でやめることができますし、ストレッチを行うことで体の代謝が良くなり、血のめぐりが良くなると呼吸がしやすくなったり。また、コロナ禍の間にオンラインレッスンを受ける中で、メディテーションや海外のヨガに触れる機会があり、その心地よさを体感しました。日本国内だけでなく世界中の人々と共感できるのも良いなって思って、ヨガに対する肯定的な考え方が芽生えたのだと思います。

30代で無理をしない運動の重要性に気づいた

30代になり、自分自身の生き方に向き合うようになった頃から、仕事においても「何をするか」よりも、「誰と働くか」や「誰を幸せにするか」といった人間関係を重視するようになって、ヨガも同じことができるなって思ったんです。誰と行うかや誰に教えるかといった要素が重要であり、具体的にその人のためにヨガを行うことができます。もちろん、自分自身のためにもなりますよね。

YMCでヨガを学び始めてからは、先生ひとりひとりが一生懸命にヨガと生徒と自分自身と向き合っている姿に深く共感し、「私もそうなりたい」って思えたので、学びたいという気持ちがさらに膨らんだのかなと思います。

オンラインレッスンでは納得感のある学びがあったが、「共感」が足りなかった

オンラインレッスンを受けている時は、フリーランスになる前の不安や忙しさで心がすごくざわついていたんです。

いつも気を張って体の緊張が抜けない状態だったので、ヨガの学習は自分を取り戻してくれるエッセンスになっていました。

新宿校で受けるレッスンでは、先生方から直接かけてもらう「人と比べなくていい」「今の自分を楽しみましょう」といった言葉がじわじわと心に染み、不思議と気持ちが整っていく心の変化を感じました。

でも、合宿前は純粋に「ヨガっておもしろいな」と納得感のある学習できたのですが、「共感」がなかったんです。そこに物足りなさや「これでいいのかな」というモヤモヤを感じていました。

オンラインレッスンでは納得感のある学びがあったが、「共感」が足りなかった

いざ沖縄に来てみると、参加者の皆さんと少し言葉を交わしただけで「あ、ヨガが好きな人が来てる」ということがすぐに分かり、ほっとしたのを覚えています。

合宿の中で何度も繰り返されるロープレやディスカッションのおかげで、一つ一つ課題がクリアになっていく過程はオンラインにない醍醐味で、少しずつモヤモヤが晴れていくのが感じられました。

また、参加者はもちろんのこと、ユミ先生、マヤ先生のヨガに対する真剣な姿勢や、ヨガへの純粋な思いを最大限に伝えようという姿には感謝を超えて感動がありました。みんなと一歩ずつ前に進んでいく濃いヨガ時間のおかげで、合宿前よりも俄然ヨガが好きになりました。

そして、この気持ちを誰かと共感し、誰かに還元していきたいという気持ちになりました。

ヨガ沖縄縄合宿での経験と挑戦、仲間との出会い

1月からヨガを始めたばかりだったので、アーサナの正しい取り方も身に付いていないままいきなりロープレ練習が始まってしまい、合宿初日から新たな不安との戦いが始まりました。インストラクターの練習も実践は初めてだったので、「こんなに大変なんだ」「人前でポーズをとるだけでも緊張する」ことを痛いほど感じました。

真剣にやればやるほど、分からないことは増え、その場で解消しないとどんどん疑問が重なっていく状態でした。それでも1つの質問に対して100返してくれる先生方や参加者の皆さんの熱量や温かさ、アットホームな雰囲気が心地よく、このメンバーだからこそ最後まで乗り越えることができたなと思います。

久保田愛さん|ヨガへの投資は自分への投資
合宿の一番良かった点を上げるとしたら、全国から集まったヨガ仲間に出会えたことが大きかったです。RYT200を取得するためにたまたま沖縄に集まった20代から50代まで様々なバックグランドを持つ方々との奇跡の出会いでしたが、ヨガが好きという共通点だけで強い絆が生まれました。ここまでヨガ愛にあふれ、熱くヨガが語れる仲間に出会えるというのは予想外で、一生モノの出会いになったと感じています。

また、私は2人部屋だったんですが、同部屋のアサミさんのおかげで、いつも心をニュートラルにしていられました。講義の後は二人ともぐったりしてしまうんですが、初日からどちらからともなくリフレッシュだと言って部屋のテラスに椅子を運び出し、空と海を眺めて沖縄を感じながら夕飯を食べ、シャワーを浴びて、その日の復習をしたり、ストレッチをしたり、たわいもない話でゲラゲラ笑ったりして時間を過ごしていました。講義の緊張感から解放されるこの夜の時間があったおかげで、毎朝清々しい気持ちで迎えられたなと思います。

ヨガが救った心の平穏

実はヨガが好きになる前の私は、ある出来事のせいで人間不信に陥っていて、心を解放することに臆病な状態でした。無理はせず、安心して人と関わるにはどうしたらいいものかと、ある人に相談してみたところこんな言葉が返ってきました。「心の安定っていうのは、周りとの平和な関係性に比例するのよ。

安心できないなら安心できる人を探せばいいだけよ」この言葉をきっかけに、心地の良い環境は自分で作ればいいと気付いたんです。その結果、より個に寄り添える生き方としてフリーランスやヨガを深めようという気持ちに繋がっていきました。

今回の沖縄合宿でも、参加メンバーや先生方との関わりの中で平和な関係性が実感できたように思っています。ヨガを深める人が醸し出す共通の温かさや心地よさは、これから私と関わってくれる人にも感じてもらえるとうれしく思います。

人生百年時代、ヨガへの投資は未来への確かな道

今ヨガの資格を取るかどうかで迷っているのであれば、「今日より明日を良くするために、一歩踏み出した方がいいかどうか」想像してみると、イエスかノーか判断しやすいかなと思います。

私自身、気持ちの変化を求めていたこと、自分のQOLを上げたかったこと、チャレンジできるのは今だけかもしれない、など自問自答した結果、イエスを選択しました。人生百年時代と呼ばれている今、ヨガへの時間とお金の投資はむしろ人生を豊かにしてくれると、はっきり信じられたのも大きかったです。

資格を取ったとはいえスタートラインに立ったばかりなので、これからもヨガの練習や勉強は続けていきたいと思っています。教える対象はまず自分の周りから、ヨガやヨガの心地よさを伝えていって、自分の周りからQOLを上げ、その先に、インストラクターデビューやヨガ好きの人達が交流できる場を作っていければなと考えています。

この夢に向かって、自分のペースで一歩ずつ前に進んでいければと思います。

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