市島 由香子さん
ヨガインストラクター
所属校舎 | YMCメディカルトレーナーズスクール |
受講コース | RYT200 バリ島ヨガ短期留学 |
通学期間 | 約4か月 |
社員のメンタルやフィジカル、その両面から支えたい
今回のバリ・ヨガ留学に参加したきっかけは、職業柄、人事という仕事をしていたので、社員の健康と安全のために、何かしらもっとサポートしてあげたいという強い思いからでした。
実は会社のウェルネス・ビーイングを目的とする「健康経営」の一環から、ヨガやボクササイズの運動を研修の一つとして企画したことがあり、ことのほか評判が良かったのです。私自身、普段から体を動かすことは好きで、筋トレやダンスやヨガをしているのですが、せっかくなのでヨガのことをもう少し勉強してみたいと思い、今回のバリ・ヨガ留学に参加することに決めました。
ですから、今のところ、すぐにヨガインストラクターとして独り立ちすることは、予定はしていません。
しかし、今後も人事という仕事を続けるにあたり、社員のメンタルとフィジカル、その両面から支えたいと思っていますので、ヨガの資格を生かし、社員が心身ともにより健康になるような、活き活きと働ける職場環境を作っていければと思っています。
ヨガを学んで変わったこと
ヨガは単に体を動かすことだけではなく、心を穏やかに整える「メディテーション=瞑想」という大事なエレメントも入っていることを知りました。
「メディテーション=瞑想」や「マインドフルネス」というメソッドは、巷では流行っていますよね。実際に体験された方が多くいらっしゃいますが、私は中身がどういうものかいまひとつわからなかったんです。
ただ、今回YMCで「メディテーション=瞑想」のクラスがあり、初めて参加させていただきましたが、自分の心の内を見つめ、体の動きや呼吸、感覚に集中し意識することによって、心がだんだんとリラックスしてストレスから解放され、最後にはとても幸せな気分になったことには、正直驚きました。
ヨガは、心身の状態をリセットでき、「生活の質の向上」にも役立てることができるんですね。毎日頑張らなくてもいいんだ、ということを知って、自分の生活スタイルを見直しました。これからももっともっとトレーニングを積んで、ヨガを深めていきたいと思っています。
ヨガは、世界共通の言語
ヨガは、ある意味「世界共通の言語」なのでは、と思っています。今これだけヨガをする人口が増え、それは日本だけではなくて、世界中の誰もがヨガのことを知っていると言ってもよいくらい、ヨガは様々な人々にポジティブな影響を与えていると思います。
人種、国籍、宗教や性別ジェンダーといった差別なく、あと年齢ですよね。いくつになってからでも始められます。また、「スポーツ」というくくりとも異なり、枠にとらわれない、誰でも受け入れてくれるその「寛容」さもヨガの魅力の一つだと思っています。
オンライン+合宿のハイブリッドは私にフィットしていました
私にはオンライン授業と現地合宿のハイブリッド形式が、とても合っていたと思います。
時間がなくて忙しい時は、自由な時間に受講できるという利点がありますし、携帯電話を持っていれば、携帯からでも勉強できます。私は忙しい時は、電車で移動中に携帯から動画レッスンを見ていたこともありました。
ただ、オンラインだけの授業ですとつまらないですよね。ヨガのレッスンはオンラインと対面の選択肢が有りましたが、私はすべて対面でのレッスンに参加しようと思って、毎週のように新宿校へ通いました。ライブのレッスンは先生が細かい動きまで指導してくださるので、感覚的なところまで理解できて良かったと思います。どの先生に質問しても丁寧に答えてくださり、親切に教えて頂きました。オンラインと対面形式のバランスが取れていて、ハイブリッドスタイルは自分にとてもフィットしていたと思います。
バリ留学に関しては、実際にバリに到着するまではあまり実感が湧きませんでしたが、先生方や他の仲間の皆さんとバリで直接お会いすることができ嬉しかったです。マスクなしの環境で、一緒にトレーニングして、お話して、食べて、笑ってと、のびのびとヨガが出来て、久しぶりに心から楽しいと感じました。
あと、バリの「Hot」な気候と、バリの人の心の「Hot」さは比例していると思います。バリの人は、皆さん本当にフレンドリーで優しい方が多いですね。
実は、バリ滞在中、私は最終試験日2日前に38度の高熱を出し、寝込んでしまったんです。急遽、現地バリ人のスタッフの方が病院まで付き添ってくれて、受診してお薬をもらい、なんとか翌日には復帰して、試験を受けることができましたが、内心では最終試験が受けられないのではないかと本当に焦りました。
しかし、バリの方の温かいサポートのおかげで(体調を崩した後はホテルスタッフの方が特別に毎食お粥を用意してくれました!)、短期間であれだけのハードなスケジュールをこなすことができたと思いますし、体調不良の中、筆記試験と実技試験も無事に合格することができました!バリの皆さまには、心から感謝しています。
印象に残っているのは実技試験
今回は、30名参加という大所帯での留学で、最後の実技試験は、3グループに分かれ、一人が先生役で残り9人の生徒に10分間ヨガを教えるという内容でした。これが非常に思い出深かったです。
今まで人前で自分が作ったプログラムを披露したことがなかったので、そのために一からプログラミングを考え、何度も何度も動作や誘導の言葉を繰り返し練習しました。そして本番で、皆さんの前でインストラクターとして教えるということが、チャレンジングではありましたけれども、なんとかやり遂げることができました。
一連のアーサナが終了し、クロージングの言葉でしめた後の爽快感がなんとも言えず心地よかったです。私の体調が万全ではない中、不安はありましたが、一緒に切磋琢磨してきた仲間から沢山元気をもらい、勇気づけられました。本当に充実した楽しい経験をさせて頂きました。
最後に合格通知証書をいただいたときは、やっと終了して良かったな、とほっとした気持ちになりました。
これからは地元にも貢献していきたい
「RYT200」という資格を取得するので、今度はシニアヨガの資格も取りたいと思っています。できれば、もう少し勉強を続けていきたいですね。
日本も超高齢社会になり、少しでも体を動かして健康的な生活をおくりたいと願うシニアの方も多いと思います。私としては、ボランティアでも良いので、ヨガを教えて地域社会に貢献したいと考えています。
年齢が上がってくるとほとんどの方が健康に不安を抱えます。でも、「いつまでも若々しく、旅行したり、美味しいものを食べに行ったりして、健やかに楽しく人生を過ごしたい。エアロビクスのような激しい運動は最初からは無理だけれど、何かしら体は動かしたい」、というシニアの方が私の周りには沢山いらっしゃいます。
それを考えたときに、ヨガであれば、年齢問わず、誰でも気軽に参加できるのではないかなと思いました。実際に「ヨガに興味がある、はじめてみたい!」というシニアの方の声をよく聞きます。そのためにも実現に向けて少しずつ準備していければと思っています。
悩んでいるなら、来れるときに来てください – “Time is Money and Don`t miss the chance!”
もし、バリ留学に参加しようか迷っている方がいれば、「行けるときに行ってください!」とお伝えしたいです。「えいや!」と奮起一番するのもありかな、と思っています。
というのは、やはりこういった不透明な世の中、いつ何時何が起こるかわからないですよね。コロナ禍も誰も予期してなかった事態ですし、事実、コロナが発生して世界中の人達が急に行き来できなくなってしまい、我々も3年間どこへも行けなかった状況が続いたと思います。ですから、タイミングが合って、今もし参加できる状況であれば、チャンスは逃がさないで下さい。”Time is Money and Don’t miss the chance!”