福山 千佳子さん
- 親子教室Twinkle☆Baby
親子一緒に楽しめる子ども目線の親子教室Twinkle☆Baby&kids
IHTA指定校として、資格取得のサポートもしている。
鹿児島県内で活動中!
IHTA公認セラピスト養成指定校
●チャイルドボディセラピストインストラクター
●ベビトレヨガインストラクター
●美筋ヨガインストラクター
●子どもヨガインストラクター
きっかけは職場に来ていた案内
保育園で0歳児クラスの担任をしていた際に、ベビーマッサージを知り、保育参観でやってみたいなと思い、まずは初級講座を受講しました。働いていた保育園に初級講座の案内が来ていたのが受講のきっかけです。
最初は保育園で月一で実施される親子イベントのネタになるようなことが学べたらいいなと思っていたのですが、受講してみたら保育現場ですごく役に立つ内容で、もっと勉強したいと思い、YMC福岡校でチャイルドボディセラピストの資格を取りました。
保育園だとオイルを使うって難しいんですよね。肌が弱いお子さんがいたりとか、発達障がいのお子さんもいたりして、みんなにオイルを使うのは難しいので。初級講座の案内に「洋服を着たままできる」って書かれていたので、それがすごく良いなと思ったのも、IHTAのベビーマッサージを選んだ理由です。
学んだ内容は保育現場で活かせることばかり
学んだあとはすぐに仕事で役に立ちましたね。特に0歳児の担任の時は毎回やっていました。子供たちも喜んでくれるので、その子たちが成長して上のクラスになってからも「先生あれやってー!」と言ってきてくれて、大きくなってからもやってあげていました。
日常では、ふれあい遊びの一環として、ベビーマッサージを取り入れたり、行事のときには保護者のかたに私が教えることが多かったです。
保育現場において、ベビーマッサージのやり方を知っている人はほとんどいないのではないかと思います。学んだ内容が保育士にとって知っていたほうが良いことだということは私も勉強してから気づきました。知らないまま保育をするより、情報を入れてから保育をしたほうが、子供への接し方とか見方が変わるんです。
保育士だったら五感の刺激を意識して遊びのプログラムを組むのですが、それが具体的にどういうふうに体に良いのか、どんな効果があるのかというのはいまいちわかっていないと思うんです。
わかっていないままで保育を進めてしまうと、中身がそんなに充実していないものになってしまうことも。しっかりと勉強したうえで子供と関わると、「今は眠たそうだからこんなふうに接してみようかな」とか、「今この程度の発達だからこういう活動が必要かな」、などいろんな視点で考えられるようになります。
限られた時間の中でもっと濃く見てあげられるようになるのでぜひ保育士さんみんなにとってほしいです!
子供目線のお教室づくり
お教室を始めるときのひとつのテーマとして、子供目線のお教室とをどうしても作りたかったんです。理由は、私はまだ独身なので、保育の経験はあっても子育ての経験はないので、ママの気持ちにしっかり寄り添うというのは難しいところがあるというのがひとつ。
他のベビーマッサージのお教室のHPやSNSを見ていると、やっぱりママ向けの内容が多かったんですよね。でも、自分が今までやってきたことは保育なので、子供目線だったら誰にも負けないと思い、子供の気持ちに寄り添った子供目線のお教室を開きたいなと思いました。
今もそれをベースに置いて活動しています。
子供目線になるとやることも全部子供向けなので、ママにも子供と同じ動きをしてもらったり。子供が楽しいというのがベースにあって、子供が楽しければ親も笑うというように、連鎖的にママにも笑顔になってもらいたいです。
子供目線の教室にしたもう一つの理由は、保育園で働いていると虐待を受けている子供たちを見たり、ネグレクトの子供たちがいたりと、いろんな家庭で育っている子供たちを見てきたことです。レッスンに来てくれる子は、基本は安定しているご家庭のお子さんなんですが、どんな子供たちにも同じ環境で楽しんでほしいという思いがありました。
子供をもっともっとかわいい!と思ってほしい
本来であればそういったご家庭の方にも参加していただけたら一番いいのですが、レッスンに来るというのはハードルが高すぎるので、私が今ここでこうやってレッスンをすることによって、それがちょっとずつ広がっていけばいいなと。
その先に保育園などから声をかけてもらえるようになるんですよね。保育園の行事なら来やすかったりもするので、そういうご家庭のかたにもアプローチしやすくなるのではないかと思っています。虐待防止のために、その一歩前段階としてベビーマッサージをして、我が子をもっとかわいいと思えるようになれれば良いなという思いで子供たちを笑顔にすることが使命だと思っています。
基本的に自分の子供がかわいいと思えれば、手が出ることってそんなにないのかなって思うんです。でも手を出したくなる気持ちもわかる。子供がずっと泣いていたり、言うこと聞かないと保育士をしていてもすごくイライラはするんですよね。
仕事だから手が出ていないだけであって、これが自分の子供だったら本当に手が出ないのかなって思うこともあるぐらい。ストレスを抱えるママたちへのリフレッシュの時間も必要なのかなって思います。
ママがまずゆとりを持つというのが一番大事なので、ゆとりをもって子供と接することができる空間を作れたらと思っています。
口コミや生徒さんの声に後押しされた
もともとチャイルドボディセラピストの1級を取って、保育士の仕事に活かす予定だったので、教室の開催とかは一切考えてなかったのですが、保育園でベビーマッサージをやっていくうちに、自分でも教室をやってみようかなと、始めてみました。
教室を開くと、来てくれるママさんたちから、「先生のところで資格は取れないんですか?」という声がちらほら聞こえるようになってきて、その声が多くなってきていたので、指定校に挑戦してみることにしました。
お教室を開いてリピーターさんができるのはすごく嬉しかったですね。そこからママたちの輪が広がっていって、皆さんちょっとずつ子供に対する接し方が変わっていく姿も見れました。レッスンは、基本的にベビーマッサージ30分、ベビーヨガレッチ30分で1時間のレッスンを組んでいます。
ヨガレッチで産後の自分の体を変えたいというママも多かったのですが、そういうママたちがちょっとずつ、自分の体だけじゃなくて、子供にも良いんだったら、と親子で通ってくれて。それがちょっとずつ口コミで広まっていったときは私の想いが広がっている感じがしてすごく嬉しかったです。
子供ヨガでいろんなアプローチができるようになりたい
今後は赤ちゃんのときはベビマとヨガレッチ、その後は子供ヨガというところまで、継続して通ってもらえるようなお教室を作っていきたいなと思っています。もうちょっとコロナが落ち着いてきてから子供ヨガにも力を入れていきたいなというのはありますね。
保育士をしていると発達障がいの子供たちが増えてきているのを年々感じていました。
そんな子供たちに向けたレッスンをもっと増やしていきたいです。保育園で見ていると、感覚が過敏で、ちょっと肘を曲げただけですごく痛いと感じてしまう子たちも意外に多かったりするんですよね。そういう子たちには、ベビーマッサージの方法で、ちょっと五感に刺激を入れて、「この触り方はどう?気持ちいい?痛い?」と聞きながらやったりするのですが、いろんな感覚を体に入れて慣れていくというのも、ひとつのレッスンとしてありなのではないかなと思っていて。
今も私の経験から療育に通っている子供たちにはこういう風にアプローチをしたら結構使えましたよということをお伝えしているので、そんな場が増えていけば良いなと思っています。
保育士さん、みんな取って!
チャイルドボディセラピストの勉強は、保育の見方が変わります。いろんな角度から物事を考えられるようになったのがすごく大きかったです。今、保育の業界では、保育の質を高めようという動きがあります。
保育の質を高めるにはどうしたら良いか、やはり保育士が変わらないと、高められないと思うんですよ。いろんな知識を持って、いろんな視点から物事を考えていくというのは大事かなと思いますね。
なので、保育士みんなにチャイルドボディセラピストの資格を通してより保育に活かせるよう、スキルアップをして欲しいなと感じています!