岡本かなみさん|日本中の産後のママと赤ちゃんたちへ届けたい。誰かのために活躍できるインストラクターを増やして描く未来

岡本かなみさん|日本中の産後のママと赤ちゃんたちへ届けたい。誰かのために活躍できるインストラクターを増やして描く未来

岡本かなみさん

  • NicoTimes 代表

世界中の親子にヨガを届ける!を目標に《ニコタイムズ》を立ち上げ〈ベビトレヨガ・子どもヨガ〉のレッスンやインストラクター育成を行なっている。日本と世界を合わせインストラクターは700名を超えて、子育てしながら学ぶ、働くママのサポートにも力を入れている。

 

学生時代にダイエット目的で始めたヨガ。運動しつつ、資格をとるためだけだった

スクールに通っていた時が大学生だったんです。大学の時、純粋にダイエットしたいな、何か運動したいなって。将来がちょっと不安で、将来を考えたら何か資格を持っておいたほうが良いと思ったのでダイエットをしながら、自分のために活かしながら仕事にもできると思いヨガの学びをはじめました。

偶然近くでヨガをやっている方もいたので、ヨガやってみようかなみたいなくらいの軽い気持ちで、本当にヨガを知らずに飛び込みました、何も考えていなかったです。

なので当時は、がっつり動きたいのに、何で最後のこの瞑想をしなきゃいけないの?ヨガの哲学って何?って思っていました。当時の私には少ししんどくて、全然講座の内容が入ってこなかったですね…。ヨガ怖いな、やめたいな。という気持ちでその時は終わっちゃいました。

模索の中でチャレンジしたワーキングホリデーで気付いた感情

ヨガをやらない時期があって、大学卒業してから1年間ワーキングホリデーで海外に行って、自分が今までできなかったことをしました。仕事とは関係なく本当に海外のパークというか、広いところでヨガをしたり、自分の趣味のためにヨガをして、いろんなヨガスタジオに通ったりも本当に楽しくて。学びから入ったヨガが、今度は自分のために始められたことでヨガをすごく好きになりました。

「自分で行かなきゃ誰も見てくれない」どん底だと感じたからこそ踏み出した一歩

1年間海外に行き、帰国したら同級生はすでに働いていて、自分には何もやれることがないと、どん底のような感覚になり人生の中で一番病んだ時期でした 。そんな時に部屋でヨガをしてみたら伸びることが心地良くて、伝える仕事をしてみたいかもと思い、親に相談しました。そうしたら応援してくれて、フリーランスで活動することに決めました。

何もないところから一歩踏み出すのはもちろん結構勇気が要りますし、小心者なので、最初はなかなか難しかったんです。でも自分がどん底だと思ったので、自分で行かなきゃ誰も見てくれないし、行かなきゃと思って。本当マイナスからスタートした感じでした。誰も守ってくれないですしね。

「自分で行かなきゃ誰も見てくれない」どん底だと感じたからこそ踏み出した一歩

自分に自信がなかった。カリスマ性がないと思っていたからこそ人一倍した努力

自分にずっと自信が無かったからかもしれません。これは私の勝手な考えですが、ヨガインストラクターでも、カリスマ派と努力派がいると思っています。

芸能人というか、人が集まってくるタイプと、人を集めるタイプ。私は絶対カリスマ派じゃなくて努力派だと思うんです。努力をしないと人が集まらない。

でも努力をしたら絶対人が集まると思っていたので、人一倍努力しなきゃなって。最初からそれをすごく実感していたんです。待っていても人は来てくれないですし、すごく悔しい思いも沢山しましたが、行動を続けました。

自分に自信がなかった。カリスマ性がないと思っていたからこそ人一倍した努力

抱き続けた「赤ちゃん×ヨガ」をやりたい、という強い想い

ベビトレヨガを個人ではずっとやっていて、伝えていきたいということもずっと言っていました。
最初はマタニティヨガを伝えてたんです。妊婦さんのためのヨガって素敵だなと思ってマタニティヨガをやりたいと始めたのですが、妊婦=産後が絶対にセットになってくるので、妊婦さんに伝えているけれども、産後のママって大変じゃない?と思い始めました。

実際にレッスンをしていると、ヨガが必要な人は産後のママだ!赤ちゃんにも物凄く良いじゃんって。やっていくうちにどんどん色んなことに気づいて。

当時、産後のヨガや赤ちゃんに対してちゃんと伝えてくれる人がほとんど居ませんでした。マタニティ、産後のママにこそヨガが必要だと感じて、伝えたいなと改めて感じました。

子連れでヨガが出来ずに、やめてしまう人がいっぱいいた。産後のママたちにも「楽になった」を当たり前の世界に

産後ママが子連れで行ける場所が全然無かったんですよね。ママ達の中では、子連れでできない。レッスンできない。子どもがいたらヨガができないが常識だったんです。

その常識って何なんだろう?って思いました。子どもがいるからこそ、出産をしているからこそママは体を労わらなきゃいけない状態なのに、それを放っておいているような状況に違和感しか感じませんでした。だからもっと環境を変えたいと強く思いました。

ヨガをするのが当たり前の世の中。ヨガで肩こりや体の不調が楽になるんだって言われるように、産後ママの必ず出る不調も、「なんだ、楽になっちゃった」って気づいて欲しいと思っています。産後のママに届けたい。

子連れでヨガが出来ずに、やめてしまう人がいっぱいいた。産後のママたちにも「楽になった」を当たり前の世界に

先生とママが会える場所を作っていく

今すぐやっていかなきゃなと思うのが、全国というか全市区に先生をちゃんと作ることです。オンラインが加速してはいるけども、私達の仕事って、ヨガのインストラクターも含め絶対に無くならない。近くの先生が必要だと思うんです。オンラインであっても。オンラインじゃなくて本当に会える近くの先生がいることで続けていけるというか。

今の時代は特に安心して行ける場所が無いので続けられるインストラクターを育成していくことが必要だと思っています。

世の中って、どちらかのためになりやすいんですよね。今までのヨガもママに付き合わせている子連れヨガだったり、子どもの幼児教育や水泳とかでママが付き合っているという形になりやすい。そうではなくて本当2人のための時間であり場所となる。2人ともが満足する、ハッピーになる。そういった場所をベビトレでちゃんと作らなきゃなと思っています。そのためにも、みんなで、私も含めてちゃんと愛をもってスキルアップしていかなきゃいけないと感じています。

ママとなり考える子どものためのヨガとは

世の中を変えるために気を付けなきゃと思っているのが、インストラクターのやり方です。一歩間違えると子どもがヨガを嫌いになっちゃうんですよね。無理矢理やらせようとしてしまうことと、大人がやっていないと判断してしまう。インストラクターがやっていないと判断してしまうことは絶対にしてはいけないことですね。
その空間にいて、見ているだけで子どもにとっては参加しているつもりなんですよね。私は一緒にポーズをとっていることが正解じゃないと思います。子どもは子どもなりの参加の仕方があるので、ポーズをとりたい時はポーズをとるし、目からの五感で楽しむ時は五感で楽しむし。それを感じ取ってあげて、全部正解だねって伝えてあげる。子どものペース、親のペース、両方のペースに合わせてあげる。ということをしていくと、自分の好きをどんどん広げてくれる。親の押し売りをしないことですかね。

娘と一緒に過ごしていて、小さいころからいろんなベビトレをやっていると、物凄くヨガが好きになってくれるんです。自分からヨガする?って聞いてきたりとか。

レッスンに行くとすごくはしゃいでやってくれるので。やっぱり小さいうちから運動習慣をつけられるというのは本当に良いなって実感しています。

インストラクターが活躍できる世界を

日本中の産後のママたちへ届けるためにもインストラクターにちゃんと知識を知ってもらいたい。子連れレッスンでの集客の難しさや、キャンセルの問題で悩むインストラクターも多いんですが、必要なことをちゃんと知っていけば、それらも解決します。続けれるインストラクターを増やしたい。

大事なことは、正しい知識もそうですが、続けて頂くこと。ヨガ自体がそうだと思うのですが、1回だけじゃ体は変わらないし、生活の一部にしていかなきゃいけない。60になっても70になっても必要なものだと思うので、産後のヨガや子どもとの時間をきっかけに、死ぬまで続けるくらいに。そうなると、その後子ども達も続いていきますしね。

インストラクターが活躍できる世界を

自分の好きなものを好きなようにヨガと言えばいい

昔から考えが変わったところでいうと、ヨガって極めなきゃいけないものと最初は思っていたんですが、ヨガって簡単なもの。結果本当に本1冊で良いんだなって思います。でもそこから学べば学ぶほど自分の何かが見つかると思うので、学ぶことは本当に良いことですね。

私ずっと、ヨガインストラクターと呼ばれるのが嫌だったんですよ。肩書きにヨガインストラクターと書かれるのがすごく嫌で。私はヨガインストラクターじゃない。ベビトレヨガができたから振り直したのですが、私のヨガって何だろう?ってずっと迷走していました。結果ベビトレヨガという形ができて、伝えたいものがはっきりした時に、ヨガってぼんやりしているなって。ヨガにハマりすぎなくていい、きっとふわっとしていて、自分の好きなものを好きなようにヨガと言えば良いんじゃないかなと思いました。

知識は無駄にならない。知識をシェアすることで周りを幸せにできる。

学ぼうかなと迷っている方がいれば、絶対に学んだほうが良いです。知識は本当に無駄にならない。それを人に伝えるか伝えないかは、その人自身自体だと思いますが、絶対に自分のためになる。学んだ時のタイミングじゃなくても、自分のためになるタイミングが来る。おばあちゃんになっても、おじいちゃんになっても絶対に来るので、知識を学ぶこと。できれば伝えて欲しい。

いつも講座を受けてくれた人たちに伝えるのが、「絶対に活躍して」と言うんです。
活躍してくれる講師が欲しい。伝えて欲しい。その先のママ達に届けて欲しいので、絶対に活躍してほしいと伝えています。

活躍というと、雑誌に出て、テレビに出てとか、キャンセル待ちにしてとかを想像すると思います。でも活躍の仕方は人それぞれだと思っていて、そのようなことが好きな人はそうした活躍を目指せば良いと思います。

知識を本当に活かして欲しいから、誰かのために活躍して欲しい。自分の兄弟が妊娠出産したら伝えるでも良いですし、自分の家族、家の中で知識を使って、子どもが笑ったり。子どものヨガじゃなくても、自分のためにヨガをやって、優しくなったら旦那さんが嬉しいですしね。何か知識を使うことによって周りを絶対に幸せにできると思うので、学んで自分のために活躍して欲しいなって。周りの人のためにもして欲しいなと思いますね。学んで本当に損はありませんから。

最新セミナー情報

≫【オンライン】ベビトレヨガ資格講座+指導コース(認定証)(全6日間)
≫【オンライン】ベビトレヨガ資格講座(認定証)(全5日間)

 

NicoTimes
https://nicotimes.jp/

親子の心と身体を元気にする情報サイトベビトレヨガ・子どもヨガ・産後トレーニングヨガ、などのおすすめ情報サイトです!