田村義信さん
- YMCメディカルトレーナーズスクール学校長
- 一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)顧問
- 横浜医療専門学校 セミナー講師
- 整体×骨盤 KA・RA・DA factory 教育担当
これまで、グランドエグゼクティブトレーナーとして10万人以上のお客様を施術。株式会社ファクトリージャパングループマンパワー教育部部長として、多くの整体師に実技指導をしてきた。
「必ず良くなるから」、整体・カイロプラクティックとの衝撃的な出会い
私は現在の整体の仕事に就く前まではサービス業をしていました。朝から晩まで毎日仕事をし、休日出勤もあたり前の会社で、しっかり休めていなかったせいか身体が重く、いつも肩が凝っていて、頭痛がするなど体調不良にも悩んでいました。そのため、休みの日は一日に鍼灸・整体・マッサージを受ける、、、といった暮らしをしていたのですが、あるカイロプラクティックの施術を受けて、これまで体験したことのない感覚、まさに身体に羽が生えた感覚を味わい、身体が劇的に変わったことが整体・カイロプラクティックに興味を持った最初のきっかけです。
そこで「必ず良くなるから」と初めて言われたことを今でも忘れずに覚えています。ちなみに、この時施術を受けたのがカラダファクトリーでした。不思議なご縁ですね。
その後何度も通っていくうちに、「自分も誰かの役に立ちたい」と強く思うようになり、スクールに通うことを決心しました。入学することを伝えてから2-3カ月後には会社を辞め、その3カ月後には現場で働いていましたから、今考えても驚きのスピードです(笑)。
整体師は白衣を着たミッキーマウス
整体師として勤務し始めたものの、当時一般的には整体は現在のようにスポーツ選手なども通う行きやすいイメージではなく、本当に効果があるのか怪しい、、、といったイメージでした。そのため私が入社したKA・RA・DA factoryでは、「整体師の地位を上げる」「整体師をかっこいいイメージに変える」ことを目標に掲げており、「整体師はエンターテイナーであれ、白衣を着たミッキーマウスになりきること」と上司に教わったことを今でも大切にしています。
お客様に対してどのような立ち振る舞いをするべきか、同じ説明でもお客様によってどういった表現が興味を持って頂けるのかをイメージして振る舞うことで、より一層仕事にやりがいと誇りを感じられるようにもなりました。
一番大事にしていることは “お客様とのコミュニケーション”
現在はYMCメディカルトレーナーズスクール学校長として、生徒へのカウンセリングや卒業後の活動・就職支援など、私がスクールで学び仕事を通じて経験してきたことをもとに後進の育成に力を注いでいます。
私が一番大事にしていることは “お客様とのコミュニケーション”。 お客様のことを理解し、お客様以上にその人のことを考え、将来のことまで想像しアドバイスをする、これができなければどんなに知識や技術を習得しても、施術が続かずに結局その場限りで終わってしまうんです。
しっかりお客様とコミュニケーションをとり、その人のことをきちんと理解した上で施術しずっと長く良い関係を持つことの大切さを約20年間、このお仕事を続けてきて日々感じています。
同じモチベーションで楽しく仕事ができる仲間を増やしたい
現在のように人材育成に関わることになったのは、店舗に勤務していた時、スクールを卒業して自分の店舗に配属される卒業生のモチベーションが自分と違うことに何か違和感を感じながら仕事をしたことがきっかけです。
整体師としての意識や価値観といったモチベーションは、現場で教えることも大切ですが、技術を習得する前の0から教えることが重要だと考えていました。そのため店舗をみながら、整体師の講師として教育に携わったのが人材育成キャリアの始まりです。そんな中、平成14年9月にカラダファクトリーのオーロラモール東戸塚店で自分の教え子であるYMCメディカルトレーナーズスクールの卒業生と同期メンバーで一緒に店舗を切り盛りしていた時は一番楽しかった記憶があります。技術もあり、お客さまへの対応もよく、同じモチベーションで対応できることを体験し、この時、最も教えることの使命感ややりがいを感じました。
整体でより一層社会に貢献できる環境づくりを支援
整体がある程度メジャーになった今、これからはその先が見える社会に役立つ活動に取り組んでいきたいです。生徒を見ていても、新型コロナウイルス感染症の影響で「人の役に立ちたい」「周りの人達に貢献したい」といった思いを持った人は増えています。そのため、まずは自分の周りの人に貢献出来るようなことを始められるように、副業でもいいのでYMCメディカルトレーナーズスクールと私が事務局長を務める国際ホリスティックセラピー協会で連携してサポート体制を整えていく予定です。