赤ちゃんの発育を助けるとして話題のベビーマッサージ。
基本的には親御さんがマッサージをしてあげるのが通常で、ベビーマッサージのサイトなどを見て見よう見まねでやるのが基本的で、初めて子育てする親御さんたちは不安もあるでしょう。
今回は、ベビーマッサージをする際に赤ちゃんへの悪影響を避けるために注意したい点を解説します。
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ベビーマッサージに潜む危険性
赤ちゃんの皮膚と筋肉をほぐし、成長を促進させ、リラックスや親子のスキンシップとしても有効なベビーマッサージですが、何にも危険性がないわけではありません。
2014年には、新潟のNPO法人で、たくさんのお母さんが集まって講師のもとで見様見真似で自分の子供にベビーマッサージの施術をしていく教室があったのですが、そこで無理に首をひねったり、足を無理に曲げ伸ばししたりしたせいで、男児が2名死亡するという悲惨な事件がありました。
極端な例ではありますが、赤ちゃんはまだ体も出来上がっておらず、本当にデリケートなので、自宅でマイペースにベビーマッサージをしていても危険性はゼロではないです。
そのため、こういう時は赤ちゃんにベビーマッサージするのを控える、途中でもやめるとしっかり決めておくことが大事です。
次項から解説します。
ベビーマッサージをしてはいけないタイミング6選
一般的にベビーマッサージをしてはいけないとはっきりわかるタイミングがあるので、その際は控えるというのは覚えておいてください。
まだ赤ちゃんの首がすわってない時
当たり前ですが、首がすわってない状態で仰向けにしてマッサージするのは危険です。
赤ちゃんの体に大きな負担をかけてしまいます。
特にうつ伏せにするのは本当に危険なので、リスクを避けるのであればしっかりと赤ちゃんの首がすわるのを待ちましょう。
赤ちゃんの具合が悪い時
赤ちゃんに熱があるときはもちろん、なんだかぐったりしていたり、食欲がなかったり、泣くことすらなかったりと異変がある場合はベビーマッサージはやめましょう。
まず医者に行くのが一番ですが、単に家で安静にしている場合でも、ベビーマッサージは基本的に赤ちゃんを裸にして行うので、体調不良時のベビーマッサージはNGです。
型の決まったベビーマッサージはしない方がいいですが、優しく赤ちゃんをさすってあげるだけでも安心感を与えリラックスさせることは可能です。
赤ちゃんとのスキンシップは適度に行いましょう。
赤ちゃんの肌に問題がある時
赤ちゃんの肌は基本的にデリケートですが、個人によっても差があります。
赤ちゃんの肌に直接触れてさするマッサージなので、子供によっては皮膚が荒れてしまう可能性もあります。
また、ベビーマッサージにはオイルを使うのですが、肌にいい植物性のオイルでも何の副作用もないとは限らないので、ベビーマッサージを初めて赤ちゃんの肌に異変が起きたり嫌がったりしたらすぐやめましょう。
赤ちゃんが気乗りしていない時
赤ちゃんには、眠いのか、お腹が空いているのか、何かストレスを感じているのかはっきりわかりませんが、なんだか機嫌が悪い時というのがあります。
ベビーマッサージは定期的に行うのがおすすめではありますが、親御さんが忙しい合間を縫って「ここでやろう」と決めていても、その時に機嫌が悪くてそのままやってしまえば逆効果です。
赤ちゃんの機嫌の悪さには、その時には何が原因かわからなくても、のちに体調不良を起こす前兆の場合もあるので、機嫌が直らない場合はお医者さんに連れて行ったり、ゆっくり休ませてあげるのが大事です。
後に機嫌がいい時に行ってあげれば、いいコミュニケーションになって可愛い笑顔も見れて、親御さんも赤ちゃんも楽しくマッサージができるでしょう。
赤ちゃんの空腹時
上記の機嫌が悪い場合の一因にもなりえますが、赤ちゃんの空腹時のベビーマッサージは避けましょう。
お腹が満たされていない状態で寝転がされてマッサージをされても、赤ちゃんとしては全然気持ちよくも幸せでもない状態になってしまいます。
せっかく準備して始めても、すぐに授乳の時間になってしまったら意味がありません。
ミルクをあげて、まずはお腹を満たしてあげましょう。
そのうえで、食後すぐにマッサージをするのもお勧めできません。
授乳、もしくは離乳食を食べてから30分程度時間をあげて、赤ちゃんの胃が落ち着いたり、もしくはひと眠りしたくらいでしてあげるのがちょうどいいです。
ゲップを出させてあげるのも大事です。
予防接種前、接種後2日以内
赤ちゃんは生後数か月で麻疹などの予防接種を受ける必要があります。
まだできているという話は聞きませんが、2021年以降、新型コロナウイルスのワクチンを赤ちゃんにもうつことになるかもしれません。
赤ちゃんにとってベビーマッサージは全身を使ったそこそこハードな運動です。
予防接種は赤ちゃんの体調がすぐれていない状態で行うと副作用等が出る危険性が増しますし、その後の体調不良が予防接種のせいかベビーマッサージのせいかわからなくなってしまいます。
また、予防接種を受けてから2日以内も、接種した注射後をさすると腫れる場合もあります。
予防接種前後は安静にさせておいたほうがいいでしょう。
注意事項に気を付けて楽しくベビーマッサージ
ベビーマッサージは確かに赤ちゃんへのいい効果がたくさんありますが、絶対にやるべきものでもなく、そぐわないタイミングで無理にやってしまうと逆効果になってしまいます。
注意事項に気を付けて、適度に楽しくベビーマッサージをしてあげましょう。
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