子育て中の皆さんは、赤ちゃんの突然の夜泣きに悩まされている方が多いと思います。
夜泣きは、「生後半年ぐらいから1歳半ぐらいの赤ちゃんに起きる夜間の理由のわからない泣き」のことであり、いまだにその理由がよくわかっていなません。
赤ちゃんの夜泣きは、子供によって差もあります。
原因はまだよくわかっていない夜泣きですが、それでも対処法としてベビーマッサージがあります。
今回はその効果とやり方を解説します。
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赤ちゃんの夜泣きの理由は?
夜泣きの原因は諸説あります。
明確には定義されていないのですが、一般的に一番原因として有力なのは、赤ちゃんの成長過程、特に脳と体の成長に伴う過程でまだ睡眠サイクルが出来上がっていないから起きるというものです。
大人はしっかりと自分の体内時計および睡眠サイクルができあがっているのですが、赤ちゃんは当然まだ生まれたばかりで、しっかりと生活リズムができておらず、イレギュラーに夜中に起きて、不安で泣き出してしまう…という説です。
そのため、赤ちゃんの夜泣きが起きるのは(個人差がありますが)ある程度しょうがないものでもあります。
しかし、完全に解決できる…と言うわけではありませんが、ベビーマッサージを行うことで、ある程度それを軽減することは可能です。
夜泣きを改善できるベビーマッサージのやり方と効果
ベビーマッサージには成長の促進、心身のリラックス、親とのコミュニケーション、いろいろな効果があります。
その一つとして、夜泣きの改善があります。
大人でもそうですが、リラックスできるマッサージを受けてストレスが軽減されれば入眠しやすくなりますよね。
ここからは、各種ベビーマッサージの具体的なやり方とその効果を解説していきます。
ベビーマッサージの準備
夜泣きの解消以外の目的でもベビーマッサージでは準備する者がたくさんあります。
まずは、赤ちゃんの肌はデリケートなので、傷つけないためにベビーオイルを塗ってあげましょう。
オイル自体が肌に合わない場合は、服を着たまま行ったほうがいいです。
また、赤ちゃんがびっくりしないように部屋の明るさ、気温も調整する必要があります。
個人差もありますが、季節、時間帯に合わせて、ご自身の赤ちゃんが一番リラックスできる状態を作りましょう。
胸部分のベビーマッサージ
まず解説したいのは胸部分のマッサージです。
夜泣きの軽減には一番重要なマッサージになります。
なぜかというと、胸部分をマッサージされることによって、赤ちゃんの胸を開く=呼吸をしやすくしてあげることになるからです。
赤ちゃんはまだ自分で深呼吸できませんが(そもそもやり方もそういう概念もないと思います)、胸部分のマッサージによって、深い呼吸ができて、リラックスして眠ることができます。
大人でも睡眠時の呼吸が浅いと十分な睡眠がとれないと言われるので、赤ちゃんの呼吸を手助けしてあげるのはとても重要です。
- 赤ちゃんのお腹に両手の親指を置いて、胸の方へ優しくゆっくりと動かしていきます。
- 中指の先端が赤ちゃんの肩まで届いたら、その地点から手を左右に分け、胸部分からお腹の全体を包むように撫でてあげます。
- 最初に手を置いたお腹の位置にゆっくり戻ります。
- 1、2を2~3回繰り返します。
背中部分のベビーマッサージ
背中は赤ちゃん自身が全くケアできないのはもちろん、普段の子育てでもあまり意識してケアして上げられない部分です。
抱っこ紐などを常用していると背中部分に疲れがたまりますし、衣類を着用していて汗をかき、そのまま冷え切っていることもあります。
背中が寒かったり疲れがたまっていれば、当然リラックスして眠ることはできません。
ベビーマッサージで、背中の筋肉をほぐし、温め、リラックスさせてあげましょう。
- タオルなどを敷き、赤ちゃんをうつぶせにしてあげます。辛そうだったらやめましょう。
- 優しく肩に両手を置き、そこからお尻部分に向けてゆっくりと撫でてあげます。
- 往復する形で、何回か繰り返します。
- 何度か、尾てい骨の上にある”仙骨”部分に手を置いて温めてあげましょう。
手のひらを密着させることを意識して、ゆっくりと撫でるように、とにかく優しくしてあげてください。
足裏のベビーマッサージ
足の裏も末端ゆえになかなか普段ケアできない部分で、冷えることも多い部分です。
足裏には血管が多く集まっていて、そこが冷えているとなかなかリラックスできません。
また、大人と同じように赤ちゃんの足裏にもいろいろなツボがあります。
中指の下にある”湧泉”というツボを刺激すると、足裏のみならず足全体の冷えの解消、また不眠解消の効果があります。
また、かかと部分にある”失眠穴”というツボには、全身の神経を落ち着かせる効果があります。
上記の二つを刺激することで、体を温め、神経を落ち着かせてリラックスさせ、良質な睡眠をとらせてあげることができます。
- 親指の腹を赤ちゃんの小指部分に置きます。
- 小指から親指にかけて親指の腹でゆっくり撫でていきます。
- 2のように横向きに撫でながら、徐々にかかとに向けて下ろしていきます。
- かかとまで撫でたら、手の平全体で足首部分を包んで温めてあげます。
ベビーマッサージで夜泣きを減らそう
上記で説明したように、ベビーマッサージの効果は個人差がありますし、成長過程で睡眠サイクルが確立されるまでは夜泣きはある程度しょうがないものです。
それでも赤ちゃんをリラックスさせて、快眠を促すことで、赤ちゃんの成長、そして親御さんたちの疲弊も減らすことができるので、ぜひベビーマッサージを定期的にやってあげてみてください。
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