赤ちゃんはまだ成長の初期段階で、睡眠のサイクルも出来上がっておらず、親御さんが寝静まっている最中に泣き出してしまうことがあります。
それがいわゆる夜泣きです。
夜泣きには様々な原因があり、予防法、対処法も様々あるので解説していきます。
夜泣きの原因とは
不快に感じている
夜泣きをする理由としては、赤ちゃんが不快感を覚えている場合が多いです。
おむつが蒸れている、のどが渇いた、空腹、体調が悪い、室温が合わない、という場合があります。
その場合赤ちゃんはそれを伝えるサインとして、時間もお構いなしに泣き出してしまうのです。
睡眠サイクルが出来上がっていない
睡眠には深い眠りのレム睡眠と浅い眠りのノンレム睡眠があり、大人は睡眠中に約1時間半でレム睡眠とノンレム睡眠が入れ替わる周期で寝ています。
夜中に突然起きてしまうことは大人でもありますが、その場合はほとんどノンレム睡眠の時です。
赤ちゃんはまだ睡眠サイクルが出来上がっておらず、50分程度でレム睡眠とノンレム睡眠が変わるので急に目覚めてしまう可能性が高く、その時見ていた夢や、真っ暗な空間におびえて泣き出してしまうのです。
赤ちゃんの夜泣きを防ぐ方法
赤ちゃんの夜泣きを100%防ぐことはできませんが、効果的な手段はいくつもあるので、紹介していきます。
ベビーマッサージ
ベビーマッサージには赤ちゃんの成長の促進、心身のリラックス、親とのコミュニケーション、いろいろな効果がありますが、その一つに夜泣きの改善があります。
リラックスできるマッサージを受ければ、ストレスが軽減されて深い眠りにつきやすくなり、夜泣きのリスクが減ります。
夜泣きを防ぐベビーマッサージの方法は別記事でもまとめているので、ここでは一部を紹介します。
胸部分のベビーマッサージ
胸部分のマッサージは、夜泣きの予防にはかなり重要なマッサージになります。
胸部分をマッサージすると、赤ちゃんの胸部分を開く=呼吸をしやすくさせることができるのです。
赤ちゃんはまだ自分で深呼吸ができず、基本的に呼吸が浅いのですが、胸部分をマッサージしてあげることによって、深い呼吸を手助けしてあげられます。
- 赤ちゃんのお腹に両手の親指を置いて、胸の方へ優しくゆっくりと動かす。
- 中指の先端が赤ちゃんの肩まで届いたら、その地点から手を左右に分け、胸部分からお腹の全体を包むように撫でる。
- 撫でながら最初の位置にゆっくり手を戻す。
- 1、2を2~3回繰り返す。
背中のベビーマッサージ
背中は赤ちゃんの体の中でもあまりケアできていない部位です。
抱っこ紐を使っていると背中部分に疲れがたまりますし、汗をかいてそのまま冷えている場合もあります。
背中が寒かったり疲れがあるとリラックスして睡眠できるわけがあります。
背中へのベビーマッサージで筋肉をほぐし、温めて眠りやすくしてあげましょう。
- タオルなどを敷き、赤ちゃんをうつぶせにする
- 優しく肩に両手を置き、そこからお尻部分に向けてゆっくりと撫でる
- 何度か、尾てい骨の上にある”仙骨”部分に手を置いて温める
- 往復する形で、何回か繰り返す
しっかり手のひらを密着させて、ゆっくりとやさしく撫でるように触れてあげましょう。
昼夜で生活に変化をつける
巣ごもり期間でなかなか外出も難しい昨今ですが、ずっと部屋にいると大人ですら時間間隔がよくわからなくなります。
赤ちゃんはさらに昼夜が分からなくなってしまうので、朝はしっかりカーテンを開けて日光を適度に浴びれる部屋で過ごし、夜は徐々に薄暗い照明にしていくなど視覚的にも昼夜をわかりやすくすると、夜中に突然起きる可能性は減っていきます。
こまめな授乳や抱っこ
赤ちゃんは水分を保持する能力が低く、汗もかきやすいので、こまめに授乳をしてあげてると赤ちゃんのストレスも軽減されます。
その際にしっかり抱っこもしてあげると、安心感が増してぐっすり眠ってくれるでしょう。
この2つを寝る前にやってあげると特に効果的です。
赤ちゃんが安心できる音を聴かせる
3歳以内の子供は一般的にお母さんのお腹の中にいた時の記憶、いわゆる胎内記憶があると言われています。
その時の子宮内で聞いていた外の音に近い音を聴かせると、赤ちゃんが落ち着くことも多いです。
テレビの砂嵐の音、水道水が流れる音、ビニールをガサガサ動かす音などがそれに近いと言われているので一度聞かせてどれが自分の子供が一番落ち着くか検証してみるのもいいかもしれません。
気に入った音は録音して寝る前に聴かせてあげましょう。
しっかり起こす時間を作る
これは予防というより対処療法に近いですが、一度赤ちゃんが夜起きてしまった場合は、そのまま無理に寝かそうとするよりも、時間を決めて1時間くらいおもちゃなどで遊んであげて、ちょっと疲れさせてからもう一度寝かしつけるとしっかり眠ってくれる可能性が高いです。
予防としても、日中にしっかり赤ちゃんを起こして遊んであげたり、スキンシップをしてあげる時間を作ると夜は疲れて眠ってくれる可能性が上がります。
赤ちゃんの夜泣きには気長に対処しよう
赤ちゃんの夜泣きは成長過程のしょうがないもので、だんだんと頻度も減っていくので、無理に解決しようとせずに減ればいいなくらいの気持ちで上記の予防・対処法をしていくくらいの心持ちがいいと思います。
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