ベビーマッサージは赤ちゃんの発育に有効ですが、始める時期はいつからで、いつごろやめるのが効果的なのか今回の記事で解説していきます。
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ベビーマッサージはいつから始めればいい?
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、生後すぐにやるのは逆に危険です。
生まれたての赤ちゃんは体全体が赤いですが、それはまだ皮膚が薄いから。
それに生まれたての頃はお母さんの体調もまだ優れてない場合が多いですし、無理にやる必要はありません。
ただ、全身マッサージは赤ちゃんが驚いてしまうのでお勧めはしませんが、手や足のマッサージをしてあげるのは多少効果的です。
全身のベビーマッサージを始めるのは生後3か月ごろが目安ですが、そこからいきなり始めるよりも、毎日ではなくともたまに手足のマッサージをしておいてあげると、本格的なマッサージにスムーズに移行できるでしょう。
まずはマッサージに慣れてもらうところから
- 手にオイル塗って、赤ちゃんの足の付け根部分から足首までゆっくり伸ばします。両足に塗ってあげます。
- 赤ちゃんのかかと部分、土踏まずから指の先に向けて、各指を親指の腹を使ってゆっくりと撫でてほぐします。
- 親指から小指にかけて、指を1本ずつ軽く引っ張る感じで伸ばします。
- 足首そっと持って、足を上下左右に揺らします。揺らし方は軽くを意識してください。
- 足首を軽く持って、赤ちゃんのお腹側にまげて、戻す運動を片足ずつ交互に行います。
また、手の平のマッサージも有効です。
手の平は第二の脳と呼ばれるくらいいろんなツボが集まっていて、適切に刺激してあげると赤ちゃんの脳の発育に大変効果があります。
- 親指の腹で赤ちゃんの手の平をゆっくりと円を描くように撫でます。
- ①を数回繰り返します。
- 手の平を親指と人差し指の腹で軽く挟むようにして、上から下まで軽く押していきます。
赤ちゃんがなかなか手を開いてくれない時は、無理に開けようとせずにしばらく待ちましょう。
笑いかけてあげたり、寝かせてリラックスさせてあげると自然と手を開いてくれます。
こうして徐々にベビーマッサージになれさせていき、生後2か月~3か月から本格的なベビーマッサージを始めましょう。
全身のベビーマッサージのやり方
こちらのマッサージは、先ほど解説した足のマッサージから始めて、そのあとにやってあげてください。
- ベビーオイルを手にたっぷりとり、赤ちゃんのおへそ部分から手のひらの温度をしっかり伝えるように、優しく「の」の字を描くように撫で回します。
- 赤ちゃんの胸部分(肩の少し下)に両手を置いて、外側に向かって両手でハートを描くように撫でてください。
- 両肩に手を置いて、そこから手のひらの方向にゆっくり優しく撫でます。
- 親指の腹部分で軽く赤ちゃんの手のひらを揉んでほぐします。
おへそ部分を撫でることで内臓を温めて、胸を撫でることによって胸=肺を開いて呼吸しやすくする効果がありとても有効です。
- オイルを手に塗り、赤ちゃんをうつぶせにして寝かせ、肩甲骨からゆっくりとお尻まで下げて撫でていきます。
- お尻部分の中心にある仙骨という骨を円を描くように撫でていきます。
背中の筋肉をほぐし、軽くたたくことで背中部分の成長を促進し、普段おむつで蒸れたりかぶれることもあるお尻を温めてケアできます。
ベビーマッサージはいつまでやる?
まず何歳までを赤ちゃんと言うのかも諸説ありますが、赤ちゃん期間を脱して幼児と呼ばれるようになる3歳~5歳でも、ベビーマッサージをして悪影響になるということはありません。
もちろん自分で歩けるようにもなっているので、無理やり寝かしつけてやったら嫌がったり言うことを聞いてくれなくなるので、気をつけましょう。
いっぱい遊んだ後に疲れていたりしたら、手のひらや足、のちに解説するベビーマッサージをしてあげるとスムーズに入眠できます。
頻度や行う時間の長さはお子さんに合わせて無理なくやってみましょう。
ベビーマッサージの注意点
ベビーマッサージは以下の場合は避けた方がいいです。
- 赤ちゃんの具合が悪い
- 食前、食後
- まだ赤ちゃんの首がすわっていない
- 赤ちゃんの肌にトラブルがある
- 予防接種前、接種後2日以内
具合が悪い時に無理に行うとより体調が悪化する可能性がありますし、食前は赤ちゃんの機嫌が悪いことが多く、食後に内臓部分を刺激するのは得策ではありません。
首がすわっていないタイミングで行うのも危険ですし、肌にトラブルがある(オイルが合わないなど)場合は無理にするのはやめましょう。
また、予防接種前後でのベビーマッサージのような運動は、赤ちゃんにとって大変危険なのでやめてください。
詳しくは別記事で解説しております。
無理なく楽しくベビーマッサージをしよう
以上、ベビーマッサージを始める時期、いつまでやっていいのか、手順、注意点を解説してきました。
赤ちゃんの成長は気長に待ちつつ、それを手助けする目的で、徐々に無理なくベビーマッサージをしてあげましょう。
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