赤ちゃんの発育に様々な好影響があると言われるベビーマッサージ。
ベビーマッサージは、子育てに奮闘するご両親にとっても助かる効果もあり、その一つが赤ちゃんの寝つきの悪さ、夜泣きの解消です。
今回は赤ちゃんの寝つきをよくするベビーマッサージについて解説していきます。
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赤ちゃんの寝つきが悪い理由
そもそも赤ちゃんはなぜ寝つきが悪くなるのでしょうか。
眠りの周期が安定していない
まず、赤ちゃんの寝つきが悪いのはある程度しょうがないことだと理解する必要があります。
なぜなら、生まれたばかりの赤ちゃんはまだ、体内時計の発達も未熟で、昼夜の区別がついていないことが多いからです。
大人の場合、浅い眠りのノンレム睡眠と深い眠りのレム睡眠がだいたい1時間半で繰り返されますが、赤ちゃんはそれよりも短い60分程度、新生児の場合は40~50分で繰り返されると言われています。
一晩で何度も眠りの浅い時間帯があるので、ちょっとした刺激で起きてしまうのは避けられないことでもあります。
生活リズムが安定していない
赤ちゃんの寝つきが悪いのは多少仕方がないこととはいえ、改善ポイントはあります。
赤ちゃんおよび、育てている親の生活サイクルが安定していないと、寝つきは悪くなります。
例えば、1日中明かりのついた部屋にいると、赤ちゃんは昼夜の区別がつかなくなるので、
- 朝は眠っていた部屋とは違う明るめの部屋に移動させて過ごさせる
- 昼はカーテンを閉めて少し暗くした部屋で昼寝をさせる
- 夜は光を抑えた部屋で過ごしスマホなどは見せないようにする
などの注意が必要です。
そして20時~21時にはなるべく寝かせるようにしましょう。
寝る前の環境が良くない
赤ちゃんが眠りやすい環境をしっかり整えてあげるのは、もちろん重要です。
例えば、夏場は暑くてもクーラーは利かせ過ぎず、25度~27度の間に室温をとどめ、直接クーラーor扇風機の風が赤ちゃんに当たらないようにしてあげましょう。
冬場は20度~22度の室温にして、乾燥しないように加湿器を用意したり、赤ちゃんが眠っているそばに濡れたタオルを置くなど工夫しましょう。
衣類を着せすぎると、汗をかいて逆に寝ている最中に体が冷えてしまうので注意が必要です。
寝る前の習慣が良くない
赤ちゃんの寝つきは千差万別で、すぐに寝れる子もいれば、寝かせるまでが本当に大変な子もいるので、育ててみるまでは判らない部分もあります。
育てているうちに、「こうすれば寝てくれるな」という条件が見つかる場合もあります。
しかし、それが「スマホを見せれば落ち着いてくれる」「体を揺さぶれば寝てくれる」など偏っていると、それをしないと寝てくれない変な癖がついてしまい、赤ちゃんも親も睡眠時間が短くなって、疲れてぐずりやすくなるという負のサイクルが生まれてしまうので、注意が必要です。
上記で挙げたように、しっかりと地道に生活サイクルと寝つきやすい条件を整えましょう。
ベビーマッサージで寝つきが良くなる理由
前項までで、赤ちゃんの寝つきをよくするのは大変だということは分かったと思います。
そんな赤ちゃんの入眠を手助けしてくれるのが、ベビーマッサージです。
ベビーマッサージは、赤ちゃんの筋肉をリラックスさせ、親と触れ合うことで精神的癒しを与えることもできます。
赤ちゃんの皮膚に触れることで血流が良くなり、筋肉がリラックスできるのです。
ベビーマッサージを施してあげることで、普段は寝つきの悪い子でもリラックスして夜になればスムーズに入眠できるようになります。
寝つきが良くなるベビーマッサージの方法
それでは、赤ちゃんの寝つきをよくするベビーマッサージの方法について、解説していきましょう。
足裏のマッサージ
赤ちゃんの体も大人と同じで、足裏のような末端ほど冷えていて、疲れもたまりやすいです。
大人への足裏マッサージは痛いほど効果があるイメージだと思いますが、赤ちゃんの足裏にはもちろん優しいマッサージをしてあげましょう。
- 親指の腹で、赤ちゃんの足に優しく触れます
- 赤ちゃんの足の親指から、小指まで親指の腹でそーっと撫でていきます
- 末端まで温めてあげることが大事です
- これを両足に行います
足の裏のかかと部分には失眠という眠気を誘うツボがあるので、かかと部分は優しく何度も撫でてあげましょう。
指の間を軽くつまむのも、血行を良くする効果があります。
手の平のマッサージ
手の平には様々なツボがあり、「第二の脳」と言われるくらい多様な神経も集中しています。
そのため、手のひらをマッサージしてリラックスさせることは、脳のリラックス、そして良質な睡眠に繋がっているのです。
- 親指の腹で、赤ちゃんの手のひらを親指の付け根部分から円を描くように撫でてていきます
- 軽く何周か撫でます
- 続いて、親指で手の平全体を軽く揉んでいきます
- これを両手に行います
リズミカルに、歌なども歌いながらやってあげると、赤ちゃんはより喜んでリラックスしてくれます。
耳のマッサージ
耳は大人でも優しくマッサージされるとウトウトしちゃいますよね。
耳たぶには、手のひらほどではないですが、様々な反射区があるので、マッサージしてリラックスさせてあげましょう。
- 耳たぶを人差し指と親指で辛く挟んで、上からゆっくりマッサージしていきます
- 耳たぶ全体が終わったら、今度は軽く耳の穴の中に人差し指の先端を入れて、穴の入り口周辺を撫でてあげます。深追いしないように気を付けてください
ベビーマッサージで赤ちゃんも親もぐっすり!
再度言いますが、赤ちゃんの寝つきが悪い時は、ベビーマッサージが有効です。
しかし、それだけでなく、赤ちゃんのストレスを軽減し、きちんとしたサイクルの生活をすることもしっかり心掛けましょう。
赤ちゃんがぐっすり寝てくれれば、親御さんも毎晩しっかり眠れて、毎日子育てに前向きに取り組めるので、寝つきをよくするのはとても重要です。
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