胸鎖乳突筋ってどこにある?胸鎖乳突筋をほぐすメリットとヨガポーズ

「胸鎖乳突筋」ってどこにあるかご存知でしょうか?

実はこの部分、自分でほぐせる上に、ほぐすメリットがたくさんある筋肉なんです。

今回は胸鎖乳突筋をほぐすヨガポーズや、メリットについてご紹介します!

胸鎖乳突筋とは?

胸鎖乳突筋とは?

「胸鎖乳突筋」とは、耳の下あたりから鎖骨を斜めにつなぐ筋肉です。

首の左右に一本ずつあり、首を横に向けると、斜めに浮き上がって見える太い筋肉が胸鎖乳突筋です。

首を曲げたり回したりするときに使われ、頭蓋骨を支えるなどの役割もしています。
 

胸鎖乳突筋をほぐすメリットとは?

胸鎖乳突筋をほぐすメリットとは?

「胸鎖乳突筋」は実は常に頭を支えているため、ガチガチにコリ固まっている方が多い筋肉です。

ここでは、胸鎖乳突筋をほぐすことで得られるメリットをご紹介します。

首こり改善

首の後ろ側にコリを感じる方は多いですが、それは胸鎖乳突筋が縮んでいるために、首の後ろの筋肉が突っ張っている場合があります。

長時間のスマホの操作やデスクワーク、パソコン作業などによって、「胸鎖乳突筋」がガチガチに固まっている人は多いもの。

胸鎖乳突筋をほぐすことで首こりの改善につながるでしょう。

ストレートネックの緩和

最近よく耳にする「ストレートネック」や「スマホ首」。

これは、スマホの操作やデスクワークによって、あごが前に突き出た状態でいることで起こってしまいます。

このような姿勢の方は、胸鎖乳突筋も縮んでいるものです。

胸鎖乳突筋を伸ばすことで、ストレートネックの緩和が期待できます。

二重アゴの改善

ストレートネックとセットで起こりがちなのが、二重アゴです。

スマホやデスクワークなどのうつむいた姿勢は、首を短くしてアゴまわりの筋肉が緩みがちになってしまいます。

そのような二重アゴの予防や改善にも胸鎖乳突筋は重要です。

胸鎖乳突筋を伸ばしたり鍛えたりすることで、二重アゴの改善につながります。

フェイスラインがシャープに

フェイスラインのたるみや緩み対策にも、胸鎖乳突筋への刺激がオススメです。

フェイスラインをスッキリさせるためには、顔の下にある、首まわりから改善しないといけません。

胸鎖乳突筋をほぐすことで、首から顔まわりの血流やリンパの流れも改善され、トーンアップしたり、老廃物が排出されてフェイスラインがシャープになることが期待できます。

胸鎖乳突筋をほぐすヨガポーズ3選

胸鎖乳突筋をほぐすヨガポーズ3選

「胸鎖乳突筋」は首こりや肩こり、フェイスラインなどに関わってくる筋肉。

ヨガポーズでしっかりほぐして、首回りをスッキリさせましょう。

胸鎖乳突筋をほぐす3つのヨガポーズをご紹介します。

デコルテのストレッチ

まずはヨガのレッスンの始まりなどでウォームアップとして行われる、デコルテのストレッチをご紹介します。

シンプルなストレッチですが、胸鎖乳突筋をしっかり伸ばすことができます。

ゆっくりとした呼吸とともに行いましょう。

やり方
  1. あぐらになり、背筋を伸ばす。
  2. 右手で左の鎖骨を下に押すようにしっかりと押さえる。
  3. ゆっくりと息を吸い、吐きながら頭のてっぺんを右斜め後ろに倒し、左の胸鎖乳突筋を伸ばす。
  4. そのままゆっくり3〜5回呼吸する。
  5. 反対側も同じように行う。

鎖骨はしっかりと押さえることで、胸鎖乳突筋の伸びを感じられます。

ねじりのポーズ

「ねじりのポーズ」はヨガの定番のポーズのひとつです。

ねじることで内臓を刺激し活性化させて、全身の循環を良くしてくれます。

首もねじることで、胸鎖乳突筋のストレッチ効果も得られます。

やり方
  1. 長座になる。右足を曲げて、左足をまたいで立てる。
  2. 右手をお尻の後ろについてカラダを支える。
  3. 息を吸いながら左手を上に伸ばし、吐きながらウエストを右にねじり、左ヒジを右のヒザに引っかける。
  4. 視線をしっかりと後ろ方向に持っていく。
  5. そのままゆっくり3〜5回呼吸する。
  6. 終わったら反対側も同じようにやる。

ヒザに引っかけたヒジをしっかりと押すことで、ねじりが深められます。

背筋を伸ばしながらねじるように意識してみましょう。

三角のポーズ

全身をダイナミックに大きく使って三角形を作る「三角のポーズ」。

カラダ全体の筋肉を使って流れを良くしつつ、胸鎖乳突筋も刺激してくれます。

やり方
  1. 手を横に広げて立ち、手のひらの下を目安に足を大きく開く。
  2. 左足のつま先を外側に90度回転させる。
  3. 右足のつま先を内側に45度向ける。
  4. 息を吸いながら背筋を伸ばし、吐きながら上体を左に傾ける。
  5. 左手を床につき、しっかりと首をねじって視線を天井に。
  6. そのままゆっくり3〜5回呼吸する。
  7. 終わったら反対側も同じようにやる。

手を床につくのが難しい場合は、ヨガブロックや厚めの本などを利用してみましょう。

胸鎖乳突筋はしっかりほぐそう!

胸鎖乳突筋はしっかりほぐそう!

「胸鎖乳突筋」は、自分で手軽にほぐせる筋肉のひとつです。

ストレートネック予防や二重アゴ予防のためにも、しっかり伸ばして鍛えておきましょう。

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