近年、赤ちゃんの健康な発育に効果があると注目が高まると話題のベビーマッサージ。
しかし、いきなり見よう見まねで始めても意味はありません。
今回は、ベビーマッサージの効果をより高めるコツ、注意点を解説します。
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ベビーマッサージは何のためにする?
ベビーマッサージにはいろんな利点があります。
赤ちゃんの発育を促進し、自然治癒力を高め免疫力アップに繋がります。ではその効果をいくつか解説します。
成長促進、免疫力アップ
ベビーマッサージは気持ちよく赤ちゃんの体や皮膚に刺激を与える効果があります。
触覚の刺激が神経の伝達を促し脳の発達にもつながります。
また、体をなでると血行が良くなり、ストレスホルモンも抑制し、免疫力もアップできるのです。
赤ちゃんとのコミュニケーション
赤ちゃんはまだお父さんお母さんと会話することができませんが、ベビーマッサージは、赤ちゃんに直接話しかけながらマッサージし、触覚、聴覚に直接働きかけるので、アタッチメント効果にもつながり、脳と心と体の成長に良い影響が期待できます。
不安を解消
生まれたばかりの赤ちゃんは、毎日の体験が些細なことであっても初めてのことばかりです。
そのような体験は脳のあらゆる刺激になって成長に必要ですが、ストレスもたまり、不安も感じます。
ベビーマッサージによってパパとママとスキンシップをすることで、守られている感も増し、赤ちゃんの不安解消につながり、成長のなかで自己肯定感を育むことに繋がります。
ママ、パパへの効果
子育ては楽しいものではありますが、大変で負担がかかるものでもあります。
赤ちゃんが無事に育つか、ずっと不安に駆られているストレスで両親もどんどん疲れていきがちです。
そんな時にベビーマッサージをして、かわいい赤ちゃんの柔らかい肌に直接触れ、そしてしっかりとコミュニケーションをとることで親側にも癒し効果が表れます。
特に、お母さんは出産直後でホルモンバランスが乱れているので、この癒しはホルモンバランスを整えるためにもとても重要です。
ベビーマッサージをより効果的にするコツを紹介!
オイルを使う
ベビーマッサージをする際は、手の滑りをよくして、赤ちゃんの肌を守るためにもオイルを使うのが効果的です。
オイルなら何でもいいわけではなく、肌に優しい植物性のオイルをしっかり選んで使いましょう。
オイルには保湿効果もあります。
体の下にひくタオルにもこだわる
赤ちゃんの肌はデリケートで、傷つきやすいので、マッサージの際には体の下にタオルを引く必要があります。
大人の体をふく用の固めの素材のタオルではなく、ガーゼやオーガニックコットンの素材を使って、一枚だけでなく複数枚用意しましょう。
オイルを塗った場合、それをふく際の小さめのタオルも必要です。
準備をしっかり
ベビーマッサージを始める前にしっかりと準備をしましょう。
どういう準備かというと、まず赤ちゃんの体調をしっかり見て、マッサージをするべきか否かもまず判断する必要があります。
たっぷり睡眠をとって機嫌がいい時を選ぶ必要がありますし、ちょっと不機嫌という時は遊んであげてご機嫌を取ってあげましょう。
赤ちゃんが寒くないように室温も暖かくし、手も温めて、びっくりさせないように静かな空間でやるのがおすすめです。
また、赤ちゃんの好きな音楽を流しながらやるのも◎。
それくらい準備が必要なので、そろわない時には無理にやらない、という判断も大事です。
ベビーマッサージの手順
それでは、ベビーマッサージをする手順を解説します。
アレルギーや皮膚に疾患があるときは肌に直接オイルをつけるのはやめましょう。オイルをつけずに洋服の上からも気持ちよく行えます。
- まずは手にオイルをたっぷりつけて、赤ちゃんの足の付け根から足首までの肌にゆっくり伸ばしていきます。片足ずつ丁寧に行いましょう
- 手のひらに赤ちゃんのかかとを乗せ、土踏まずから各指の先に向けて、親指の腹の部分でゆっくり優しくなでていきます。
- 次に、親指からでも小指からでもいいので、1本ずつ軽く引っ張って伸ばしてあげます。
- 足首を両手でそっと持って、足全体を上下左右に軽く揺らします。これを両足行います。
- 最後に、足首をそっと握って、お腹のほうにまげて戻す運動を交互に行います。
こちらの足のマッサージは、足の筋肉をほぐし、成長を促進させる効果があります。
また、足をお腹の方向に曲げることで、腸の働きを活性化させられます。
- ベビーオイルを手にたっぷり塗り、赤ちゃんのおへそから優しく手のひらの温度を伝えるように、「の」の字を描くイメージで撫で回します。
- 赤ちゃんの胸に両手を置き、外側に両手でハートの形を描くように撫でます。
- 赤ちゃんの両肩に手を置き、手のひらのほうに向かってゆっくり撫でてあげます。
- 最後に親指の腹で軽く赤ちゃんの手のひらを揉みほぐしてあげましょう。
赤ちゃんの内臓を温め、胸をなでることで呼吸をしやすくさせてあげる効果があります。
- 手にオイルを塗り、赤ちゃんをうつぶせに寝かせ、肩甲骨に手を添えてゆっくりとお尻まで撫でていきます。
- お尻の中心にある仙骨に丸を描くように撫で出ていきます。
背中の筋肉をほぐして、軽くたたくことで強化し、いつもおむつをしているせいで蒸れたり被れたりしやすいお尻を温めてケアしてあげましょう。
ベビーマッサージの注意点
ベビーマッサージはどこから始めてもかまいません。赤ちゃんが喜ぶ場所や気持ちよさそうな場所をたっぷり触ってあげましょう。
楽しくベビーマッサージして赤ちゃんと一緒にハッピーに
赤ちゃんへのベビーマッサージは、赤ちゃんも親も幸せになれる重要なマッサージなので、その効果を100%実感できるように、しっかり準備し、手順を守って行ってあげましょう。
そして、何よりもやっている最中赤ちゃんと一緒に楽しむことが重要です。
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