ふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれているのをご存知でしょうか?
そのくらい、ふくらはぎはカラダの中で大切な役割をしているのです。
今回はそんなふくらはぎの役割や、ふくらはぎケアに効果的なヨガポーズをご紹介します!
ふくらはぎの役割とは?
ふくらはぎは、歩いたり走ったりする時に使われる筋肉ですが、ふくらはぎの役割はそれだけではありません。
重力の影響によって血液はカラダの下の方にたまりやすくなりますが、ふくらはぎは下半身に流れてくる血液を、心臓に送り返すポンプのような役割をしています。
ふくらはぎの筋肉は、収縮をくり返すことで下半身に流れてくる血液を心臓へと送り戻す役割を担っています。
こうしたことから、ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれているのです。
ですから、ふくらはぎの筋力低下は、運動能力を低下させるだけではなく、血液を循環させるポンプとしての働きも、弱める原因になってしまうのです。
ポンプとしての機能がしっかり働かないと、血液や水分、リンパなどの循環が悪くなり、むくみや冷えなど、さまざまなカラダの不調の原因になってしまうのです。
ふくらはぎをケアする効果とは?
ふくらはぎはカラダの下部に位置し、常にカラダを支えてくれています。
そして、ふくらはぎの筋肉はこりや疲労がたまりやすくなってしまうため、定期的なケアが必要になるのです。
ふくらはぎをケアすることによって、得られる効果3つをご紹介します。
美脚効果
ふくらはぎはむくみが気になる場所でもあります。
むくみやすいふくらはぎは、筋肉不足だったり、こり固まっていたりするもの。
ふくらはぎをよくケアしつつ鍛えることで、むくみにくい足につながり、引き締まった美脚を目指すことができるのです。
冷え性改善
ポンプの役割をしているふくらはぎの筋肉は、血液とともにカラダに熱を巡らせる働きもしています。
ふくらはぎがこり固まっていると、血液の循環が悪くなり、カラダに熱が行き渡らずに、冷え性の原因になってしまいます。
ふくらはぎのケアや筋力アップは、冷え性改善の大切なポイントです。
疲労回復
ふくらはぎがきちんとポンプの役割をしていると、カラダにたまった老廃物を、血流とともに体外に排出するのを促してくれます。
カラダに老廃物がたまってしまうと、疲労回復がしにくくなるもの。
ふくらはぎをケアすることで、老廃物がたまりにくくなり、カラダの不調が改善されます。
ふくらはぎケアに効果的なヨガポーズ3選!
ヨガには、ふくらはぎの筋肉を刺激するポーズがたくさんあります。
今回ご紹介するのは、ふくらはぎを伸ばしたり、ほぐしたり、鍛えたりしてくれるポーズです。
3つセットで挑戦してみましょう。
サギのポーズ
ふくらはぎやヒザ裏、太もものストレッチに効果的なサギのポーズ。
足を上げて下半身の血流を促し、むくみの改善が期待できます。
股関節の矯正効果もあり、土台からカラダを整えるポーズです。
- 両足を前に伸ばして座り、右足をカカトがお尻を向くようにして外側に曲げる。
- 左足のヒザを立て、左足の裏を両手で外側から包む。
- 息を吸い、吐きながら足の裏を遠くに押すように斜め上に伸ばす。
- そのまま3〜5回呼吸する。
- 終わったら反対側も同じように行う。
ヒザは伸びきらなくても大丈夫です。
足の裏を持つのが大変な場合は、タオルを両手に持ち、足を引っかけて同じように行います。
ふくらはぎをほぐすポーズ
自分のカラダの重みを使って、ふくらはぎをほぐすポーズです。
ふくらはぎの筋肉を圧迫してほぐし、血行を促進します。
行っているうちにカラダがポカポカしてくるのが感じられるでしょう。
- 肩の下に手が、骨盤の下にヒザがあるようにして、四つん這いになる。
- 右足の甲を左足のヒザの裏に当て、ゆっくりと息を吸い、吐きながらお尻を後ろに引き、ヒザの裏を圧迫する。
- ゆっくりと息を吸いながらカラダを前に戻し、右足の甲を左足のふくらはぎの中央に移動する。
- 息を吐きながら、ゆっくりとお尻を後ろに引き、ふくらはぎに体重をかけて圧迫する。
- ゆっくりと息を吸いながらカラダを前に戻し、右足の甲を左足のアキレス腱の上に移動する。
- 息を吐きながらお尻を後ろに引き、アキレス腱に体重をかける。
- 終わったら反対側も同じように行う。
ふくらはぎに体重をかけてから、左右に軽くカラダを揺らすと、さらに良くほぐすことができます。
つま先立ちのイスのポーズ
イスに腰かけるような姿勢になるポーズです。
特に太ももやお尻まわりの筋肉、腹筋を刺激するポーズですが、つま先立ちで行うことで、ふくらはぎを強化します。
バランス感覚も鍛えられるポーズです。
- 足をそろえてまっすぐに立ち、手を胸の前で合掌する。
- 息をゆっくり吸いながら、背筋を伸ばしつつ、カカトを上げる。
- 息を吐きながら、イスに座るようにお尻を低くする。(カカトは上げたまま)
- そのま3〜5回呼吸する。
足の指で床を押すように意識しましょう。
ふくらはぎケアで体調も改善!
ふくらはぎはカラダにとって重要な役割をしている場所。
「第二の心臓」と呼ばれるのも納得ですね。
ふくらはぎケアで、日頃の疲れを回復しましょう。
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