ヨガを習っている方は、スタジオに置いてあるヨガプロップスを見たことがあると思います。
ですが、中には使ったことはない、使い方が分からないという方も多いようです。
今回はあったら便利なヨガプロップス5選と、プロップスを使うアーサナの例をご紹介します!
ヨガのプロップスって何?
ヨガプロップスとは、ヨガを行う際にアーサナをより安全にやりやすくするための、補助として使われる道具の総称のことです。
ヨガプロップスの代表的なものとして、ヨガマット、ヨガブロック、ヨガベルト、ボルスターなどがあげられます。
ヨガプロップスの多くは、1970年代に「アイアンガーヨガ」の創始者である、B.K.Sアイアンガー師により考案されたものです。
ヨガプロップスの効果とは?
ヨガを習っている方なら誰にでも、やりにくいポーズや、苦手なポーズがあるもの。
一人ひとりの骨格や、カラダの柔軟性などには個人差があるため、同じポーズでも難易度は人それぞれ違います。
ヨガプロップスは、それぞれのカラダに合わせて、正しく安全にポーズがとれるように手助けしてくれます。
ヨガプロップスは、使うことでヨガがやりやすく、上達しやすくなるのです。
あったら便利なヨガプロップス5選!
ヨガプロップスはヨガ初心者はもちろん、ヨガ経験者にも、あると便利なものです。
ヨガプロップスには、どのような種類のものがあるのでしょうか?
代表的なヨガプロップス5選をご紹介します。
ヨガブロック
ヨガブロックとは、長方形のブロック状のものです。
手が床に届かない時に、手の下に置いて安定させたり、仰向けの寝ポーズの時に背中の下や腰の下に置いて、安定感を得たりします。
長方形のどの面を下にして置くかによって、高さが3段階から選べます。
ヨガブロックの素材には、主にコルク、木材、樹脂などが使われており、素材によって重さや柔らかさなどが違ってきます。
ヨガベルト
ヨガベルトとは、平らなベルト状のプロップスのことで、ヨガストラップとも呼ばれています。
ヨガポーズで手と手や、手と足が届かない時に、補助として使います。
また、バックル部分で輪を作り、手先や足先に引っかける、といった使い方もします。
コットンやポリエステルなどの素材でできています。
ボルスター
ヨガボルスターとは、大きめのクッションのようなプロップスのことで、英語で「長枕」「支える」という意味の言葉です。
ボルスターは長方形や円柱形になっており、カラダを預けて休めたりするポーズによく使われ、リラックス系のレッスンで活躍します。
ヨガマット
ヨガの練習に欠かせない、ヨガマットもプロップスのひとつ。
グリップ力により手足が滑るのを防いだり、クッション性により床に骨が当たるのを防いだりして、ヨガを安全にやりやすくしてくれます。
ヨガブランケット
ヨガブランケットもさまざまな使い方ができるプロップスのひとつ。
折り畳んで厚み・高さを調整することができるので便利です。
カラダの下に敷いてクッションの役割で使ったり、シャバーサナなどでカラダが冷えないように、上からかけたりして使います。
ヨガプロップスを使ったアーサナの例3つ
ヨガプロップスは使うことで、ポーズがやりやすくなったり、普段と違う目的でポーズを行えたりするもの。
元々ポーズができる方でも、使ってみることで新たな発見につながるかも知れません。
ヨガプロップスを使ったアーサナの例3つをご紹介します。
橋のポーズ
橋のポーズはお尻まわりを鍛えるポーズとして知られていますが、ヨガブロックを使用することで、腰や骨盤まわりを緩める、リラックス系のポーズにもなります。
ヨガブロックを腰の下に置くことで骨盤を整えたり、腸腰筋をストレッチすることも可能で、腰痛緩和にも効果的です。
- 仰向けに寝てヒザを曲げる。
- ヒザの下にカカトがあるようにする。
- 手はカラダに沿って伸ばし、手のひらは下に。
- ゆっくり息を吸い、吐きながら手を足を床に押して、骨盤を上に押し上げる。
- あげた骨盤の下にブロックを好きな高さで置く。
- ブロックに体重を預けて、5〜10回呼吸する。
牛の顔のポーズ
牛の顔のポーズでは、肩甲骨の可動域が狭く、後ろで手がつなげない方が多いです。
そんな時に役立つのがヨガベルト。
手と手の間にヨガベルトを持ち、手繰り寄せることで、少しずつ可動域を広げていきます。
- 体育座りになり、右ヒザを倒しておへその前に持ってくる。
- 右ヒザの上に左ヒザを重ね、重ねたヒザは、カラダの中央に持ってくる。
- ヨガベルトを端を持った右手を上から、左手を下から背中にまわし、もう一方の端を持つ。
- ヨガベルトをできるだけ手繰り寄せる。
- そのままゆっくり5〜8回呼吸する。
- 終わったら反対側も同じようにやる。
仰向けの英雄のポーズ
股関節の柔軟性によっては、背中を床につけるのが難しい仰向けの英雄のポーズ。
ヨガボルスターを背中の下に敷くことで、無理なくポーズを行えます。
- 床の上に正座の姿勢になり、お尻の後ろにボルスターをセットする。
- 両足のカカトの間にお尻を降ろす。
- 両手でカラダを支えながら、ゆっくりと後ろに上体を倒す。
- そのまま5〜8回呼吸する。
ヨガプロップスは役に立つ!
さまざまな用途で使えるヨガプロップス。
初心者の方の、ヨガの上達も手助けしてくれます。
ぜひ使ってみてくださいね!
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