みなさん、自律神経って気にしたことはありますか?
仕事などが忙しいと、交感神経が常にオンになり、なかなか副交感神経が高まらないことも…。
今回は副交感神経を高めるヨガポーズや効果についてご紹介します!
副交感神経とは?
「副交感神経」は、自律神経のひとつであり、自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」からなっているもの。
交感神経は、主にカラダを活発に活動させる働きをし、血圧を上げたり、胃腸の働きを抑制したりします。
アクセルのような役目を持ち、心身を興奮モードにさせるのが交感神経なのです。
一方で、副交感神経は、血圧を下げたり、胃腸の働きを活発にしたりして、心身を休めようという働きをします。
リラックスモードを司るブレーキの役割をするのが、副交感神経です。
ストレスを感じることが多い生活の中では、交感神経が常にオンの状態であり、副交感神経がオンになりにくいケースが多いのです。
そのため、意図的に副交感神経をオンに、交感神経をオフにして、心身を休める必要があるのです。
副交感神経を高めるメリット3つ
心身のリラックスや休息の働きを促す「副交感神経」。
特に忙しい生活でイライラを感じている方は、副交感神経を意識してオンにする必要があります。
副交感神経を高める主なメリット3つをご紹介します。
ストレスコントロール
副交感神経を高めるということは、心身をリラックスさせるこということ。
これを意図的に行えるようになることは、ストレスコントロールにつながります。
日常的にストレスがかかった状態にあり、常に交感神経が優位になっていると、そのうち心身に支障をきたしてしまいます。
ストレスが心身に悪影響を及ぼす前に、自分で副交感神経を高めて、ストレスコントロールできるようになることは、現代社会には必要なスキルと言えるでしょう。
安眠効果
副交感神経は心身をリラックスモードに導き、休息させてくれるものです。
常に交感神経が優位になっていると、寝たくても心身が興奮状態にあり、寝付けないというケースも。
副交感神経の働きを高めることで、カラダと心をしっかりと休め、回復させることができるのです。
メリハリがつく
副交感神経と交感神経のバランスが取れていることは、生活にメリハリをもたらしてくれます。
交感神経がオンのままでは、しっかりと休息できず、休息ができないと、カラダも脳もいざという時にフル回転で働けません。
副交感神経を高め、自律神経を整えておくことは、日々のパフォーマンスの向上につながり、集中する時とリラックスする時に差をつけて、メリハリをもたらしてくれます。
副交感神経を高めるヨガポーズ3選
ヨガは呼吸法やポーズで、自律神経を高める効果があるもの。
今回ご紹介するのは、3つの副交感神経を高めるヨガポーズです。
ゆっくりと深い呼吸とともに行うことで、より効果がアップします。
キャットアンドカウ
ヨガの代表的なウォームアップである「キャットアンドカウ」(猫と牛のポーズ)。
呼吸とともに背骨を動かして整える動きをします。
背骨のまわりには自律神経が通っているので、背骨をほぐすことは自律神経を整えることにつながります。
- 肩の下に手が、骨盤の下にヒザがあるようにして、四つん這いになる。
- ゆっくり息を吐きながら、両手で床を押し背骨全体を丸める(猫のポーズ)。
- ゆっくり息を吸いながら背中を反らせ、視線も上に(牛のポーズ)。
- 呼吸に合わせて猫と牛のポーズを3〜5回くり返す。
尾てい骨の向きを意識すると、背骨を動かしやすいでしょう。
仰向けの合せきのポーズ
足の裏同士を合わせることを「合せき」と言います。
「仰向けの合せきのポーズ」は、股関節を開き、カラダの血流を促してくれます。
ゆっくりとリラックスできるストレッチなので、寝る前にオススメです。
- 仰向けになり両ヒザを曲げて胸に抱える。
- 足の裏同士を合わせて、ヒザを横に開く。
- 足の小指側から手で包んで指を組む。
- 背筋は床の上で長く伸ばし、そのまま3〜5回呼吸する。
足の小指側を意識して押し合うようにすると、ヒザがより大きく開けます。
両足を壁に上げるポーズ
「両足を壁に上げるポーズ」は、その名の通り、仰向けで、両足を壁を使って上に伸ばすポーズ。
普段は下にある足を上に上げることで、足にたまった水分や血液を上半身へと流すことができます。
足のむくみの解消やリラックス効果が期待できるポーズです。
- 壁に対して、真横に向いて座る。
- そのまま転がり、背中を床につけてと仰向けになり、壁にお尻をつける。
- ゆっくりとヒザを伸ばして足を壁に沿って上げる。
- 両ウデは横に長く伸ばす。
- そのまま5〜8回呼吸する。
なるべくカラダの力を抜いて、開放感を味わいましょう。
副交感神経を高めてリラックスしよう
いざという時に集中して力を発揮するためには、定期的な休息が欠かせません。
忙しいとつい忘れてしまいがちなリラックスタイム。
副交感神経を高めるヨガポーズで、意図的に心身を休める時間を取ってみましょう!
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