独学で学ぶピラティス資格。知っておきたい4つのポイントを解説

独学で学ぶピラティス。知っておきたい4つのポイントを解説

 

昨今、芸能人やインフルエンサーの影響で人気なピラティス。

体の歪みを整え柔軟性をあげる等の効果の他、ダイエット効果もあるとして近年世界で注目されているエクササイズです。年齢や性別、体力に関係なく誰でも挑戦することができ、短時間で効果を実感できる点で人気があります。魅了され資格取得を目指す方も多いのではないでしょうか。

 

しかしながら、時間や費用などの制約から、独学で資格取得を目指す方も少なくはありません。

 

そこで今回は、ピラティス資格の独学について、4つのトピックに分けて解説していきます。

  • ピラティスって何?ヨガとの違いは?
  • 独学でピラティスの資格を取得する方法
  • ピラティス資格を独学で取得するメリットとデメリット
  • 資格取得後のキャリアパスについて知ろう

     

     

    ピラティスって何?ヨガとの違いは??

    ピラティスって何?ヨガとの違いは?

    健康志向の高まりから注目を集めるピラティスとヨガ。

    実は目的や方法、効果などに大きな違いがあります。以下、ポイントごとに違いを紹介していきます。

     

    歴史
    • ピラティス:100年ほど前にドイツで開発されたエクササイズ。元はリハビリテーション目的で考案されたものでしたが、近年は健康維持やボディメイクにも効果的な運動として注目されています。
    • ヨガ:5000年以上の歴史を持つインド発祥の哲学・宗教・修行法。心身の浄化や悟りを目的としていますが、近年では運動としての側面も注目されています。

       

      運動方法
      • ピラティス:最近の主流はマット上か、マシンを使ったエクササイズ。呼吸と合わせて、体幹を意識しながらゆっくりとした動きで筋肉を鍛えていきます。身体感覚に特に注目しており、動きは止めずに行うことが多いです。
      • ヨガ:様々なポーズをとり、呼吸と合わせてゆっくりと体を動かします。心の平穏や精神の安定などを重視しており、静止ポーズが多いのが特徴です。

       

      効果
      • ピラティス:体幹強化、姿勢改善、筋力アップ、柔軟性向上など。ダイエット効果が期待できます。
      • ヨガ:ストレス発散、リラックス効果、集中力向上、睡眠改善など。デトックス効果が期待できます。

       

      →初心者からすると、一見同じようなエクササイズにも見えるかもしれません。しかしながら目的や方法、効果という点だけ見ても、ピラティスとヨガはまったく別物であるということがわかると思います。

      もし、どちらかの資格で悩んでいる方は、それぞれの資格の特徴をよく理解し、自分に合う資格を選んでください。

       

      独学でピラティスの資格を取得する方法

      独学でピラティスの資格を取得する方法

      独学で資格取得するまでのコストは?気になる費用や期間について解説

      ここでは、独学で1からピラティスの資格を取得する場合に要する期間や費用について解説していきます。

       

      費用

      発生する主な費用は、書籍やDVD等の動画教材購入費などです。

      • 書籍等の教材:3,000円~10,000円程度
      • 動画教材:5,000円~10,000円程度
      • ※ピラティス教室に行ってレッスンを受講する(取得に特化したコースなどではない)場合:月額10,000円~20,000円程度
      期間

      発生する主な費用は、書籍やDVD等の動画教材購入費などです。

      • 書籍等の教材:36か月程度
      • 動画教材:24か月程度
      • ※ピラティス教室に行ってレッスンを受講する(取得に特化したコースなどではない)場合:6か月~1年程度

       

      →学び方によって差はありますが、自宅などの好きな場所で、自身の購入した教材で学習を進める場合は6か月ほどで一通りの学習を行うことができます。

      しかしながら、実技も含めて独学で行うことはおすすめしません。詳しくは後述していますが、独学で実技を習得することは非常に難易度が高く、正しい動きを学ぶことが難しいためです。

       

      おすすめの資格発行団体と試験対策について

      ピラティスの資格と一口に言っても、資格発行団体によって内容や難易度が異なります。

      以下、代表的な資格発行団体です。

       

      資格発行団体名 難易度 合格率 特徴
      PHI PILATES 高い 60~70% 理学療法士の資格を有するカリフォルニア大学教授のもと、発足した教育団体。従来のピラティスとは異なり、姿勢矯正に重点を置いている点が特徴です。
      BASI 中程度 70~80% アメリカ発祥の団体。解剖学や運動生理学に基づいた、科学的な指導方法を特徴としています。
      Stott Pilates 中程度 70~80% カナダ発祥の団体。独自の5つのエクササイズ原則に基づいた、安全で効果的な指導方法を特徴としている。
      IHTA

      (国際ホリスティックセラピー協会)

      中程度 60~70% 身体と精神の両方を鍛えて自然治癒力を高めることを目的に、西洋と東洋それぞれの理念を取り入れたホリスティックメソッドが特徴です。

       

      独学で学習する場合、まずは難易度が中程度と記載されている、BASI、Stott Pilates、IHTA発行の資格から目指すことをおすすめします。

       

      →詳しくは、ピラティスの資格取得は難しい?難易度を左右する3つのポイントを解説 – YMCメディカルトレーナーズスクール (ymcschool.jp)をご覧ください。

       

       

      ピラティス資格の独学のメリットとデメリットは?

      ピラティス資格の独学のメリットとデメリットは?

      ここでは、独学で資格取得を目指す際に確認しておきたい、メリットとデメリットについて紹介していきます。

      メリット
      • 時間や場所に縛られない。:決められた時間にスタジオへ通わなければならないスクールに比べ、自分の都合に合わせて学習を進めることができます。
      • 安い。:学費や教材費がかかるスクールに比べ、自身の予算に合わせて購入書籍を決めることができます。
      • 自身の理解度に合わせて学習を進められる。:他の生徒のペースに合わせる必要がなく、自分のペースでゆっくりと学習を進めることができます。
      デメリット
      • 疑問やわからない点をすぐに質問できない。:先生や他の生徒など、気軽に質問できる環境のスクールに対し、毎回自身で調べる他、オンラインコミュニティなどで質問する必要があります。
      • モチベーション維持が難しい。:周りに刺激を与え合える仲間がいないこと、すぐに質問できず疑問点が増えてしまうことなどから、モチベーションを保ち続けるのが難しいかもしれません。常に目標を意識し、計画的に学習を進める必要があります。
      • 実技試験対策ができない。:ピラティスの資格認定試験では実技試験があります。動画教材などで独学を進めることも可能ですが、身体の使い方を正しく理解し習得するためには、ピラティス教室に通い、対面で学ぶことをおすすめします。またスクールの場合は模擬試験を行うことも多く、実際に人前に立つことを経験し、十分に実技試験対策をしたうえで試験に挑むことができるというメリットがあります。
      • 協会が指定する教材が市販されていない。
        試験概要や試験範囲なども公表されていない。:1つ前のトピックでお話しした、ピラティス資格発行団体についてです。どの団体の資格を選んだ場合でも、認定校のスクールに通わない限り、上記2点を知ることは難しいのが現状です。短期間で効率的に取得を目指す人には、独学は向いていないといえます。

       

      資格取得後のキャリアパスについて知ろう

      資格取得後のキャリアパスについて知ろう

      資格取得後、就職活動の第一歩は何から始めればよいのか…?

      そんな不安や悩みを持つ方に向け、

      ここでは資格取得後の働き方や、インストラクター以外の道での活かし方について紹介しています。

       

      ピラティスインストラクターとしての働き方

       

      インストラクター、パーソナルトレーナー、スタジオ経営など幅広く活躍することができます。

      また最近では副業としてインストラクターを目指す人も少なくはありません。副業としての働き方は、業務委託講師、アルバイト、独立開業などです。

       

      →詳しくは、「働きながら」ピラティスの資格を取りたい! 確認しておきたいポイント3点とは? – YMCメディカルトレーナーズスクール (ymcschool.jp)をご覧ください。

       

      ピラティス資格と共に取得しておきたい資格3選

      ここでは、ピラティスの資格と並行して取得しておくと就職に有利な資格を紹介します。

       

      パーソナルトレーナー

      ピラティスで体幹を鍛え、パーソナルトレーニングで筋力アップやダイエットをサポートする立ち回りができます。また運動初心者が相手でも、安心して指導が行えます。

       

      リハビリテーショントレーナー

      ピラティスで運動機能の回復を促進し、再発を防ぐリハビリテーションプラグラムを行うことができます。

       

      ボディケアセラピスト

      ピラティスで筋肉をほぐし、ボディケアでコリや疲れを解消することができます。心身の健康促進をサポートする立ち回りができます。

       

       

      →様々な資格を組み合わせることで、相乗効果が生まれ、よりピラティスの効果を発揮することが期待できます。活躍の幅を広げ、自身のスキルアップにも繋がることでしょう。

      自身の目標・目的を明確にし、1番効果的な資格を選択することをおすすめします。

       

       

      まとめ

      この記事では、ピラティスの資格を独学で取得する際に確認しておきたいポイントを4つのトピックに分けて解説していきました。

      まとめると、以下の通りです。

       

      • ピラティスとは何か、目的や運動方法、効果等の点をヨガと比較しながら解説。
      • 独学でピラティス資格取得を目指す際のコストや資格発行団体の選び方について。
      • 独学でピラティスを学ぶメリットとデメリットについて。
      • ピラティス資格取得後の働き方や、就職に活かせる他資格との組み合わせについて。

       

       

      ここで解説した情報は、個人の状況や能力によって異なってきます。

      ピラティス資格の独学を検討している方は、あくまでも参考として読んでいただき、

      自身の目標、費用や時間、学習方法 等を考慮しながら慎重に判断することをおすすめします。

       

       

      独学でピラティス資格を検討していたけど、疑問や不安が多い…となった方は、一度養成スクールへの入学も視野に入れてみると良いでしょう。

      価格やスケジュール、就職後のサポート体制等もスクールによって様々です。

       

       

      サポート体制が充実しているスクールでは、予算やスケジュールの相談のほか、

      就職サポートとして進路の相談や、連携先のスタジオや企業への優先的な紹介から面接対策まで行っています。

       

      当校YMCメディカルトレーナーズスクールも充実したサポート体制が用意されております。

       

       

       

      今回の記事を読んでピラティスに興味を持った方は、

      以下のリンクからYMCメディカルトレーナーズスクールのピラティス講座について、詳細をご覧いただけます。

      ピラティスインストラクターの資格を取得できる養成講座 – YMCメディカルトレーナーズスクール (ymcschool.jp)

      執筆者 ymcスタッフ
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