ポーズの形がとても嬉しい「ワイルドシングス」。
ぱっと見は難しそうですが、ポイントを押さえればクリアできるポーズです。
今回はワイルドシングスの効果や練習法をご紹介します!
ワイルドシングスのポーズとは?
ワイルドシングスのポーズは、見た目がとても美しく人気のポーズのひとつ。
英語で「wild things」とは「野生のポーズ」という意味です。
サンスクリット語では「カマトカラーサナ」と呼ばれ、「カマトカラ」は「驚き」や「魔法」といった意味を持ちます。
全身を伸びやかに後屈して、胸を大きく開いていくポーズです。
ワイルドシングスの効果
「ワイルドシングス」は見た目が美しいだけではなく、もちろん、さまざまな効果が期待できます。
主な3つの効果をご紹介します。
呼吸がしやすくなる
デスクワークなどで背中が丸い状態が続くと、肺が圧迫され、呼吸が浅くなってしまいます。
「ワイルドシングス」は、後屈して胸を大きく開き、呼吸をしやすくしてくれます。
呼吸がしやすくなると、心もオープンになるという嬉しい副産物も得られます。
姿勢の改善
筋力の衰えや背骨や骨盤の歪みなどから、姿勢は崩れてしまいます。
「ワイルドシングス」では、普段使わない筋肉や関節を動かして、全身のバランスを整え、姿勢の改善につなげてくれます。
巻き肩・肩こり改善
スマホやパソコンから、巻き肩・肩こりになっている方は多いものです。
胸・肩を開く「ワイルドシングス」では、正しい位置に肩を戻し、巻き肩・肩こり改善にも効果的です。
ワイルドシングスに挑戦してみよう
それでは、さっそく「ワイルドシングス」に挑戦してみましょう。
「ワイルドシングス」は、サイドプランクからポーズに入るものと、ダウンドッグからのものと、ふたつのパターンがメジャーな方法です。
それぞれのやり方をご紹介します。
肩やウデに怪我がある場合は、このポーズは控えましょう。
サイドプランクからワイルドシングスに
まずは「サイドプランク」からポーズに入るバージョンです。
- 肩の下に手が、骨盤の下にヒザがあるようにして、四つん這いになる。
- 片足ずつ後ろにまっすぐ伸ばし、プランクポーズになる。
- 右手に体重をかけ、カラダを横に開きつつ、左手を展示に向けて上げる。
- 右足の外側を床についてカラダを支える。(サイドプランク)
- 左足を後ろに引いて足の裏を床につけ、しっかりと踏み込む。
- 胸と腰を右へねじり、胸が天井を見るように開く。同時に左ウデは頭上に向かって一直線を作るように伸ばす。
- 頭は背筋に沿って伸ばし、首の力を抜いて垂らす。
- そのままゆっくり3〜5回呼吸する。
- 終わったら反対側も同じように行う。
ダウンドッグからワイルドシングス
続いてダウンドッグからワイルドシングスに入るバージョンです。
- 肩の下に手が、骨盤の下にヒザがあるようにして、四つん這いになる。
- 両ヒザをひとつ分後ろに引き、つま先を立ててる。
- ゆっくりと腰を上に持ち上げダウンドッグになる。
- 左足を天井に向けて高く上げ、骨盤を開いてヒザを曲げる。
- そっと左手を床から離し、そのまま腰や胸を天井に向けて開き、左足を後方へ下ろす。
- 左足でしっかりと床を踏み、左腕は頭上に向かって遠くに伸ばす。
- 頭は背筋に沿って伸ばし、首の力を抜いて垂らす。
- そのままゆっくり3〜5回呼吸する。
- 終わったら反対側も同じように行う。
ワイルドシングスの注意点
後屈するとともに、少しねじりの要素も入った「ワイルドシングス」のポーズ。
軸になっている手足でしっかりとマットを押し、土台を安定させてカラダを支えることがポーズのポイントになります。
また、足を床に付けるときは、同時に腰、胸も開き、それと同時にウデを頭上に伸ばします。
ひとつひとつはシンプルですが、色々な動作を1度に行う必要があるポーズです。
ワイルドシングスの練習法
「ワイルドシングス」を安定させるには、「サイドプランク」のポーズがキーになります。
「サイドプランク」と、「サイドプランク」からヒザをついた軽減法で、練習を重ねましょう。
まずはサイドプランク
「サイドプランク」とは、横向きになったプランクポーズ。
片方のウデでカラダを一直線にキープするため、体幹強化やウデの筋力アップにつながります。
- まずプランクポーズになる。
- 右手にゆっくり体重を移して左手を浮かせ、カラダを横に向ける。左手は天井に向けて伸ばす。
- 右足の外側を地面につけてカラダを支える。
- そのまま3〜5回呼吸する。
- 終わったら反対側も同じように行う。
下の手首、肩、肩から手が、床から垂直に、一直線に伸びているのがポイントです。
また、下側の腰が落ちないように、体幹に力を入れましょう。
ヒザをついた軽減法
続いてご紹介するのは、ヒザをついた軽減法の「ワイルドシングス」です。
軽減法でポーズの形に慣れましょう。
- 右を下にした、サイドプランクになる。
- 右足を曲げてヒザを床につく。
- 右足のスネを後ろに持っていく。
- 伸ばした左足を少し後方にずらす。
- 左手を頭上に伸ばし、胸が天井を見るように開く。
- 頭は背筋に沿って伸ばし、首の力を抜いて垂らす。
- そのままゆっくり3〜5回呼吸する。
- 終わったら反対側も同じように行う。
ワイルドシングスでリフレッシュ!
形が美しく、“映える”ヨガポーズとしても注目度の高い「ワイルドシングス」。
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