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2020.06.29
【これで完璧】ヨガインストラクターの資格まとめ!種類やオススメ、費用、取得方法までヨガ資格を徹底解説
これからヨガインストラクターを目指す人は、ヨガ資格の取得を考えているでしょう。とはいえ、情報が多く「ヨガ資格って本当に必要なの?」「結局、ヨガ資格ってどれくらいかかるの?」とモヤモヤしている方も少なくありません。
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2020.09.06
ヨガインストラクターに年齢は関係ある?結論:40代でも遅くない!
ヨガインストラクターになりたい!と思っても、自分の年齢を考えて躊躇してしまう方も多いようです。ヨガインストラクターになるのは、若くないと難しいのでしょうか?
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2020.06.29
ヨガ資格を働きながら取得するには?働きながらヨガ資格を取得する際の注意点まとめ
大人になってヨガの魅力にハマった場合、仕事もあるので、なかなかヨガ資格取得に踏みきれない人も多いのではないでしょうか?でも、最近は仕事と両立させつつもヨガ資格を取得している人も多いのです。
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2020.11.23
年末恒例!ヨガ「太陽礼拝108回」のイベントにチャレンジ!
YMCでも年末恒例イベントとして12月に開催している【太陽礼拝108回】イベント。 気にはなってるけど、ちょっとチャレンジする勇気がない…。 そもそも何でそんなことをするのかな? そんな方々に、太陽礼拝108回の魅力をご紹介します。 太陽礼拝108回のテーマは、ずばり「心と身体のデトックス」です。 太陽礼拝とは? 太陽礼拝は、サンスクリット語で「スーリヤ・ナマスカーラ」、または「スーリャ・ナマスカル」と言います。 「スーリヤ」には、「太陽」という意味がありますが、これは物質的な太陽だけを表すのではなく、全ての生き物にエネルギーを与える神様であると考えられています。 太陽の光を浴びた人は、気持ちも明るく前向きになり、生命力がみなぎってくることから「太陽は神である」と信仰されてきました。 また、「ナマスカーラ」は、「礼拝」を表す言葉になります。 太陽礼拝とは、神様に向かって体で表現した祈りなのです。 太陽礼拝のポーズは12種類 太陽礼拝は、12のヨガポーズをひとつのサイクルとして、連続で行うプログラムです。 立った状態のポーズもあれば、うつぶせの状態、前屈や後屈、また身体全体を伸ばすストレッチ効果のあるポーズなどが含まれます。 12のポーズを行うのは、太陽が1年(12ヵ月)かけて黄道十二宮を1周することに由来します。 黄道12星座とは、太陽の通り道である黄道上に存在する12の星座のことで、昔から重要視されていました。 太陽礼拝のポーズは、ヨガの基本となるポーズばかりです。 ▼ポーズの詳細について知りたい方はこちら https://ymcschool.jp/wp/wp-content/uploads/2019/11/ymc_kawara.pdf 太陽礼拝で得られる効果 無になれる 太陽礼拝のように決められた12のポーズを繰り返し、呼吸に意識を向けていくと、気づかないうちに自然と集中し、心が静かになっていきます。 心が乱れていても、太陽礼拝が終わるころには雑念が消え、スッキリした気分になります。 柔軟性が増す 決められた型の動きを繰返し続けることで、血行が促進されるとともに、関節の柔軟性が高まり、体が温まることで柔軟性が増します。 セロトニンが分泌される 一定のリズムで筋肉の緊張と弛緩を繰り返すことで別名幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが放出されやすいといわれています。 太陽礼拝は連続した呼吸と動きなので、セロトニンが分泌されやすくなります。 また、日中にセロトニンが大量に分泌されていると、睡眠ホルモンであるメラトニンもたくさん分泌されるため、イベント後は今までにない良い睡眠となるでしょう。 ボディメイクも 太陽礼拝の動きは太ももやふくらはぎ、足首の引き締め効果のほか、O脚の解消、バストアップといった美容効果・体質改善が期待できます。 なぜ108回行うのか? ヨガの太陽礼拝では、「1つの礼拝を行なうごとに、煩悩が1つずつ浄化されていく」といわれているのが通説です。 そのため、1年の終わりに自身の中に存在する、たくさんの煩悩を浄化し、心身をリセットするのを目的として108回太陽礼拝が行われるようになりました。 しかしながら、この108回には、煩悩以外にもたくさんの説がありますので、ここでご紹介いたします。 108の煩悩説 ・98の煩悩と10の煩悩を合わせたことを由来とする説 ・私たちの世界を認識する能力と、認識から生まれる感情、そしてそれらがいつ起きたのかという時間をかけ合わせたことを由来とする説 この2つが108という煩悩の数の一般的な説となります。 (引用:神仏ネットより) 煩悩とは、私たちの欲望や怒りの感情など、私たちを苦しめる原因を意味します。 煩悩が消えれば私たちは苦しみから解放され、安らかで楽しい人生をおくることができると教えられています。 煩悩の数を108とする説は最も広く知られています。 1年間を表す説 十二ヶ月・二十四節気(1年を24の季節にわけたもの)・七十二候(二十四節気をさらに3つにわけたもの)を足すと108となり、108で一年を表すという説 (引用:真言宗豊山派金剛院公式サイトより) 1年間の月の数と二十四節気、七十二候を合計した数字という説です。 12+24+72=108 四苦八苦の掛け算説 四苦(4×9)と八苦(8×9)を足すと108となり、四苦八苦の苦しみを取り除くといった説もあるよ。 (引用:真言宗豊山派金剛院公式サイトより) 四苦八苦を取り除くという説です。 四苦が4×9=36 八苦が8×9=72 36+72=108 神聖な数字説 インド哲学において神聖な数とされる「9」。 その倍数である「108」もとても神聖な数として大切にされています。 マントラを唱えるとき、108回を1マーラという単位で数えるそうでですが、ここでも「108」がでてきます。 仏教で使う数珠の球も108玉が正式なのだそうです。 サンスクリット文字の数説 サンスクリット文字は全部で54文字あり、最初から最後までを往復すると108になります。 文字には「男性性と女性性」あるいは「シバとシャクティ」があると考えられ、「54」を2倍すると「108」になります。 象徴説 1は「神や高次の真理」、0は「無や完全無欠」、8は「不滅や永遠性」を表すとされる説や、1は「個人」、0は「全ての人」、8は「永遠」を象徴するとされる説もあります。 その他 他にも ・インドの聖典である「ウパニシャッド」は108あると言われている説 ・太陽の直径が地球の108倍、太陽と地球の距離が太陽の直径の108倍にあたるとされる説 など、「108」にまつわる数字はたくさんあります。 興味のある方はぜひご自身でもお調べいただけたら面白いと思います。 1年の締めくくりにチャレンジ! YMCでは毎年12月に108人×太陽礼拝108回のイベントを実施しています。 太陽礼拝を108回行うには、約60分~90分程度かかります。 その時間、ただひたすらに太陽礼拝を繰り返します。 これだけの数、太陽礼拝を繰り返していると、自分の行動の癖、思考の癖が必ず現れます。 そうした自分の癖に気が付くことも、このイベントの醍醐味です。 また、過去を思い返したり、未来を思い浮かべたりする瞬間もあるかもしれません。 普段忙しくて、なかなか自分自身と向き合うことができない方も、1年の締めくくりに108回太陽礼拝にチャレンジしてみませんか? 心と体を浄化し、すがすがしい気持ちで新しい年を迎えられること、間違いなしです。 YMCで行う【108人限定!太陽礼拝108回】ここがポイント! ポイント01:全国曹洞宗青年会とのコラボイベント コラボイベントでは、青年会の皆さまが唱えるお経の中で太陽礼拝108回を繰り返す、他では絶対に味わえないイベントです。 全国曹洞宗青年会は、大本山永平寺(福井)・大本山總持寺を両本山とする曹洞宗の41歳以下(原則として)の青年僧侶で現在会員数約3000名で構成されています。 「古教照心の示訓を旨に自己の研鑽に努め、互いに乳水和合し、自由で創造的な活動を通じ、心豊かな社会を形成する」ことを目的に、昭和50年に会が発足されました。 今年の欲望を手放して、新年に新しく良いモノを取り入れる空間を作りましょう。 <2018年のイベント風景> https://youtu.be/VY45-0CUbRw ポイント02:太陽礼拝108回の後は座禅体験 曹洞宗といえば、禅宗の一つです。 坐禅を修行の中心に据え、只管打坐というただひたすらに坐禅を行うことを、最も重視します。 今回は、そんな座禅体験を楽しんでください。 ポイント03:2020年はオンラインで開催 【イベント名】 Sun Salutation[108回太陽礼拝2020] 【開催場所】 オンライン 【日時】 2020年12月26日(土)10:00~13:00(受付/9:30~) ※10:00~12:00 108回太陽礼拝/12:15~13:00 座禅&WEB話法 【参加費】 2,000円(税込) 【ご注意】 ※zoomというアプリを使用します。 ※カメラをオンにして顔出しをお願いいたします。 ※ご参加にあたっては、Wi-Fiの環境が整っていること、そして繋ぐ機器につきましてはPCやipadなどを使用できる環境をお勧めします。動画データの通信となるため、モバイル通信では追加料金が発生する可能性もございます。 ※座布団、またはクッションまたは椅子をご用意ください。 ※YMCメディカルトレーナーズスクールならびに全国曹洞宗青年会の広報に使用するため、氏名を伏せた状態での写真撮影の了解をお願いいたします。。 【講師】 ・ヨガ太陽礼拝108回/担当:藤井 梨紗 ・坐禅体験&話法/担当:森井 宗淳 ※事前に曹洞宗の座禅作法を知りたい方は、下記の動画をご参照ください。 https://youtu.be/gb1QurgmUWk 【お申し込み方法】 下記よりお申し込みください。 https://ymcschool.jp/news/sun-salutation2020/ ※基本的にキャンセルは承ることが出来ません。ご予定を確認の上お申込みください。 【講師プロフィール】 藤井 梨紗 YMCメディカルトレーナーズスクール仙台校にて、RYT200ヨガインストラクター養成コースの講師を務める。 単に筋トレ・ストレッチの効果を得られるだけではなく、心の変化を感じられるヨガに気づいてからもっと深めたいと思いからヨガを始める。 レッスン後におだやかな心になり、皆様が些細な幸せを毎日を感じられるようにサポートしていきたいという想いを大切にクラスを展開。 <保有資格> ・RYT200(全米ヨガアライアンス200) ・IHTA認定ヨガインストラクター2級・1級 ・IHTA認定シニアヨガインストラクター ・IHTA小顔フェイシャルヨガインストラクター 森井 宗淳 第23期全国曹洞宗青年会 教化委員長 地元いずも曹洞宗青年会副会長 島根県 妙樂寺住職 長栄寺兼務住職 坐禅会やヨガ、祭りなど寺院を活用したイベントの開催。 さらには積極的に小学校の読み聞かせや地域行事、消防団活動などをするなど、現在、地域に根ざした僧侶を目指して活動中。
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2022.10.04
ヨガインストラクターの現状は?仕事に困らないために知っておきたいこと
ヨガインストラクターとは、ヨガを通じてレッスン受講生の健康を促進し、ヨガの魅力や楽しさを伝えていく仕事をしている人たちのことです。 日本でも副業ブームが到来し、趣味の延長にとヨガインストラクターを目指す人も増えています。 では、日本でヨガインストラクターとして活躍するにはどうしたらいいのでしょうか。 ヨガインストラクターを目指すための方法を解説いたします。 今から目指すなら、RYT200(全米ヨガアライアンス)の資格一択 結論からいうと、今からヨガインストラクターを目指すなら、 「全米ヨガアライアンス協会」が認定する資格「RYT200」が絶対におススメです。 RYT200とは、1980年代にアメリカで誕生した非営利組織「全米ヨガアライアンス協会」が認定する資格のこと。 協会によって授業時間、内容、指導者のレベルなどの大枠が定められており、それらの基準を満たした認定校(RYS)にてヨガインストラクターとしての知識・技術を学びます。 RYT200を簡単に説明すると、「認定校にて200時間のヨガの勉強をした人」という証明です。 受講後は協会のホームページにRYT200保有者として登録することができます。 ≫ ヨガ初心者が最初に目指すべき資格はRYT200|国際的に通用する資格を徹底解説 ヨガの起源は約4500年前 ヨガは今から約4500年前に生まれたと言われるほど歴史が古く、世界中にたくさんの流派が存在します。 流派をざっとあげれば、 アシュタンガヨガ、アイアンガーヨガ、シヴァナンダヨガ、沖ヨガ、ホットヨガ、パワーヨガ、陰ヨガ、リストラティブヨガ、クンダリーニヨガ、サップヨガ、ビーチヨガ…まだまだあります! また、4500年前に生まれたヨガは、座法・瞑想と言われています。 後にアーサナ(ポーズ)と呼吸法(プラーナヤーマ)で構成されたハタ・ヨガが生まれました。 今、私たちがヨガとイメージするものは、このハタ・ヨガですが、流派によってその内容や教えは異なります。 採用担当者は何を基準に選ぶ? ここで、ヨガインストラクターの採用担当者になったつもりで考えてみてください。 たくさんの履歴書が送られてきた中で、見たり、聞いたりしたことのないヨガの資格が書かれていたら、どう選んでいいか分からないですよね? これは想像ですが、きっと全米ヨガアライアンスも、こうした悩みから統一規格を考えたのではないか、と思っています。 ですから、ヨガスタジオやスポーツジムなどの採用の現場では、「ヨガ(ハタ・ヨガをベースに)について少なくとも200時間は学んだ人間である」として、RYTの資格を重視する傾向にあります。 ヨガの複雑さから考えれば、そうせざるを得ない状況と言えますね。 ヨガインストラクターの職場や活動先 ヨガインストラクターの職場や活動先は下記のようなものがあります。 ヨガスタジオ フィットネスクラブ/スポーツジム カルチャースクール 介護福祉施設 独立開業 など ヨガインストラクターの主な雇用形態 ヨガスタジオやフィットネスクラブなどで働く場合は、 正社員 業務委託 のどちらの形態が多く、業務委託として活動する場合は1個所ではなく複数のスタジオと契約することが多いです。 RYTのヨガ資格なら、どこで学んでも同じ? 同じRYT200なら、どこで学んでも同じ?と思うかもしれませんが、実はスクール選びはとても大事。 スクールによって教える内容は大きく違います。 先ほど、「全米ヨガアライアンス協会がが大枠を決めている」と言いましたが、協会が定めているのはざっくりとしたもの。 そのざっくりとした基準に沿って各校で詳細なカリキュラムを作成しています。 ですので、トレーニング、実技:100時間といっても、各校で教える内容は全く異なるという訳です。 RYT200の基準 トレーニング、実技:100時間 指導法:25時間 機能解剖学と生理学:20時間 哲学:30時間 指導実践:5時間 自習:20時間 また、200時間の中には実際に指導者から学ぶ時間として「コンタクトアワー」という時間が各々定められており、合計で180時間の直接指導が義務付けられています。 つまり、「200時間の内の180時間は、先生と顔を合わせながら学ばなければいけませんよ」と決められています。 YMCの授業の様子がご覧いただけます https://youtu.be/M8M22JUsJm0 ちなみにRYT200には、試験がありません。 200時間を学んだことの証明ですから、誘導が上手でも、そうでなくても、真面目に受講しても、ふざけて受講したとしても、RYT200の称号を得ることができます。 そこでYMCではRYT200の他に、IHTA認定のヨガインストラクター資格というものがWで取得できます。 この資格には実技と筆記の試験があります。 そのため、いくつかのヨガスタジオからは、YMC卒業生であれば一定の知識と技量を備えている、という評価をいただけています。 受講日数が短いヨガスクールは要注意 近年、ヨガ資格に注目が集まるようになったことで、日本でも全米ヨガアライアンスの認定校の数は急激に増えています。 それ自体は悪いことではありませんが、中には先に述べた基準を守らないスクールが増えています。 例えば、180時間の直接指導(コンタクトアワー)が定められているにも関わらず、スクールでの受講時間が大幅に下回っているケースもあります。 また、スクールによっては体調不良などで欠席した場合に、ビデオ補講を可としているものもあります。 基準を満たしていないスクールで取得した場合、最悪、せっかく取った資格が白紙とならない保証はどこにもありません。 ちなみに、YMCでも14日間の短期で取得できる「バリ島ヨガ留学」を企画しておりますが、基準を満たしたカリキュラムになっておりますのでご安心ください。 ヨガの資格を取得をする目的を大事にしよう 本質的な質問ですが、ヨガインストラクターの資格を取得する目的は?と聞かれれば何と答えますか? ヨガインストラクター養成講座で最も学んで欲しいことは、何よりも安全なクラスづくりです。 はじめてヨガを体験した方が、無理をして身体を痛めてしまったらどうでしょう? 一人でも多くの方にヨガの素晴らしさを伝えたえたいはずなのに、ケガなどさせてしまったら、その方はヨガが嫌いになってしまうかもしれません。 ヨガインストラクターは受講者がケガをしやないよう注意をはらいながら、適切に誘導する技量が必要です。 講師難民に要注意 スクール選びではついつい資格取得だけを目的にしてしまうことがあります。 しかし、そうした場合、卒業後に何をどう教えてよいか分からない講師難民となってしまうケースも多くあります。 受講費用は決して安いものではありません。 ならばこそ、いろいろなスクールを見学し、料金や期間だけでなく、何を学べるのか、事前にカリキュラム内容についてもしっかり調べることをお勧めします。 まとめ ヨガインストラクターを目指すなら、今の時代資格は必要です。 そして、おすすめの資格はRYTの資格です。 しかしながら、絶対に資格は必要かと問われれば、そうとは言い切れません。 なぜなら、ヨガイベントなどの大舞台で活躍しているトップヨガインストラクターの人たちの中には、取得していない人もたくさんいます。 とはいえ、世の中には動き出しに時間がかかる人が多いです。 大切なのは「とりあえず、行動してみる」という身軽さです。 ちょっと興味がある、と思ったらまずはスクールに足をお運びください。 そしていろいろなスクールで話を聞いてください。 たくさんの人と会って、たくさんのお話を聞いた後、自分の気持ちがどんな風に変わっているか、ぜひ確かめてください。 皆さまとお会いできる日を楽しみにしています。 なお、今回の記事を読んで「YMCメディカルトレーナーズスクールに興味をもった!」という人は、以下のボタンから資料請求や個別相談の申し込みが無料でできますので、気軽にご相談くださいませ。 スタッフ一同、ご連絡をお待ちしておりますね。
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2020.06.05
ヨガインストラクターとして働くとは?佐藤ゴウ×里見茜 YMC特別座談会
※本イベントは2017年10月9日に行われた座談会の記事です。 出演者プロフィール 佐藤ゴウ<ヨガインストラクター> ストリートダンサーとして国内外で活躍した経験を持つ。 ヨガに出会い、“シンプルに生きる”というヨガの世界に魅了され、その道へ。現在は、YMCヨガカレッジにて講師を務め、多くのヨガ指導者を輩出。全国各地で行われるヨガイベントや各メディアへの出演、ヨガ指導者養成カリキュラムの監修まで、活動は多岐に渡る。 里見茜<ヨガインストラクター> ファッションカルチャー誌「egg」にて読者モデルを務めた後、「Happie nuts」専属モデルとして活躍。専属誌の休刊を期に、趣味であったヨガを本格的に学ぶ。2014年、YMCハワイ校にてヨガの国際資格であるRYT200を取得。2015年よりプライベートレッスンをスタートし、現在は各ヨガ雑誌やヨガイベントでも活躍中。 増田倫子<司会> よしもとクリエイティブエージェンシーにてタレントを経て、稲垣早希と漫才コンビ「桜」を結成。2008年に卒業、芸能界を引退。コレオグラファーとしてダンスを教える。ピラティスと出会い、身体、健康に興味をもち、ピラティスインストラクターの資格取得。現在はイベントや企業個人のセミナー活動、レッスン等を行っている。 座談会の内容 増田:みなさま大変おまたせいたしました。本日は佐藤ゴウと里見茜さんの座談会ご参加ありがとうございます。では、初めて行きましょうか。本日は阪急ヨガフェスタがあったんですけれど、ヨガフェスタって知ってますか? 横浜で行われているのがアジア最大級のイベントになっていって、本日ありました梅田阪急は大阪で一番大きなヨガイベントになっているんです。今日はその梅田阪急ヨガフェスタの後に呼んでいただきまして、お二人の座談会に参加させていただきました。今日は2時間ということですが、ゴウ先生どうでしょうかね。 ゴウ:ちょっと提案ですが、みんな近い方がいいと思うんですよね。一回座っちゃって腰重いかもしれませんがマット移動して、輪になりましょうか。あいつ寝てるとか分かると思うんで(笑)。僕の座学の授業とかでも必ず輪っかになってやってます。 増田:では座りましょう。はいじゃあこんな感じで。 ゴウ:いやいやいやヨガフェスタもね盛り上がって、いい感じでよかったなってね。楽しかったありがとう。まあねイベントは楽しくなかったらねちょっとね残念だものね。だから毎回毎回もう本当にチャレンジで、持っているもの全部出し切る。疲れて当然みたいな。 里見:疲れて当然ってわけではないけれど、やっぱこうイベントとなると普通のレッスンも大事だけど、イベントってまた別の大切さがあって。だから、みんなにすごい楽しんでもらいたいっていう気持ちで頑張って、結構神経使ってますよ。 増田:では、私の方からお二人にヨガに出会ったきっかけを聞いてみたいと思います。ここに来られる皆さんも何かきっかけがあって一歩を踏み出されたと思うので、先生方はどういうきっかけやったんねんっていうのがちょっと聞いてみたいなと思って。ゴウ先生の方から。 ゴウ:僕はいい。 増田:聞きたい。そういう話を聞きたくて、みんな来てます。みんなうんうん言うてはるんで。簡単に教えてくださいよ。 ゴウ:簡単に?ヨガが好きだから。だってこれめっちゃ長くなりそう。 増田:大丈夫です。長ければ長いって言います! ゴウ:止めてね。僕ね、結構、ないんですよきっかけ自体。本当に一切知らなかったし、ヨガって何みたいな、ヨガってちょっと女性がやるみたいな、綺麗になる方法みたいなね、なんかそういうハリウッド女優がやっているなんかそういうやつでしょうって。で僕が始めたのはちょうど10年ぐらい前で31歳ぐらいだったんですけれども、その時に僕がダンスやっててね。ダンスやりながらアパレルの仕事をしてて、結構いい感じでオシャレをしていたんですけど、その時はドレッドヘアで。髭もボーボーで本当にアウトサイダーって言うか、社会不適合者みたいなね。電車に乗っていると、両隣2つ開いてるみたいな。誰も座ってこない、みたいな。そんなだったんですけど、ある時ヨガの体験レッスンの無料券をもらって、もったいないから。 増田:もったいないから? ゴウ:でも、最初って意味わかんなかったですね。何してんのこれ?みたいな。何がいいの?みたいな。僕そんな感じだったんです。意味わかんねー、みたいな感じで75分のクラスを受けたんですけど、最後に起き上がった瞬間、あの感覚を僕はすごく覚えてるんです。本当に忘れられないけれども起きた瞬間「ファーン」みたいな。なんか分かる?上手く言えないんですけど。あったかいみたいな、気持ちいいみたいな。中が空洞みたいな感覚があって、もう全てが止まっているみたいなんだけどなんか気持ちがいい。そんな感じがあって。ダンスでは絶対ありえない感覚だし、お風呂とか温泉もちょっと違う。それが不思議すぎて先生に「これ何ですか?」って聞いたら、「どんな感じがします?」って聞かれたので、「平和ですかね」って答えたら、「それがヨガです」って答えが返ってきて。余計に意味が分からなくなっちゃいました。 お釈迦様はヨガの瞑想して悟りを開かれたって話は、みなさんご存じですか?それをふと思い出して、ヨガってひょっとして悟れるもんなんじゃないかなと思ってね。そこから徐々に視界が開けてきて、謎の。周りがもう何かキラッキラに見えちゃって。 増田:すてきじゃないですか。 ゴウ:そう。「みんな光ってる!」みたいな。「空がこんなに美しいなんて。」みたいな感覚になっちゃって。その瞬間、もっと幸福感が増してきて。そしたら外にあった意識が今度は内側に入ってきて「自分って何なんだろう?」「なんで僕はアパレルをやってて、ダンスやってるんだろう?」って。そしたら気づいたんです、「かっこいいからだ、僕はかっこいいことが好きなんだ」って。 何かっていうと「かっこいい」って言われたかったの。かっこいいって言われることを求めて、ダンスとアパレル選んでたの。だからダンス。パフォーマンスして上手くいかないときに落ち込んだりしてたの。かっこいいって言われないからね。ダンスが好きじゃなくて、ダンスでかっこいいって言われるのが好きだったの。これで気づいちゃったの。 アパレルが好きじゃなくて、アパレルで「オシャレですね。」って言われるのが好きだった。それ気づいちゃったの。「うわー!」と思ってね。「間違えてるわ」みたいな。その瞬間、また空が一層きれいに見えてね。 増田:そこからインストラクターになろうと思ったのは? ゴウ:それはもう、めっちゃ単純。みんなに「ヨガやれ、ヨガやれ。」って言ってたの。「ヨガ、ヤバいよ。」「ヨガやったら変わる。」って言って。でも、みんなやらないよね。特に男性は、やらない。で、歯がゆくてね。2年くらい歯がゆくて。「もうなんか黙ってらんねえな」みたいになって、みんなヨガにいいって言いまくれる仕事しようと思って。もっと勉強して、資格とったらば、堂々と「ヨガいいよ!」と伝えれると思ってね。 里見:すてきじゃないですか。 増田:茜さんはモデルとしても活躍されてましたけど、そこからヨガと出会ってインストラクターに至るまでっていうのはどうなんですか。 里見:もともとギャルモデルをやってたんですよ(笑)。昔に「ナッツモデル」っていうのを、一応専属でやらせてもらってて。でも、やっぱりモデルの世界なんで、なんていうのかな、分かりますか? 増田:椅子取りゲーム的な、とか? 里見:そうそう。椅子取りゲーム的な。もう常に、365日、椅子取りゲームみたいな環境にずーっといたんですよ。不規則だし、常にいがみ合いとかも出てくるんですね、裏の世界となると。でも表では、やっぱりきれいな自分を見せなきゃいけないし、常にキラキラしてる自分を発信していかなきゃいけないし。やっぱりそれを見て、私を真似してくれる、そんな人たちがいっぱいいるから、常に頑張らなきゃと。電車待ってる時も背筋ピーンと伸ばしたりとか。家に帰るまでが遠足じゃないけど、家に帰ってやっとリラックスできる。 増田:ずっと仕事中っ、ていうことなんですね。 里見:そう、常に仕事してる。っていうので、頭がおかしくなっちゃって(笑)。1回自分が壊れちゃったんですね。そんな時に、ぷくぷく太っていっちゃって。でも、やっぱり求められるから、痩せるためにヨガスタジオ行ってこいみたいな。だからヨガのきっかけはダイエット目的で。「行かないと出させないぞ」って言われて、いやいや行ったのがきっかけ(笑)。ホットヨガ受けたんですけど、悟りまでは開けなかった(笑)。でも、ちょっと呼吸を意識するだけでも、「あれ?なんかちょっと変わったかも」って。その時はほんの少ししか感じられなかったけど、「じゃあ常温行ってみようかな」って。で、常温行ったんですよ。友達と行って、1時間瞑想だったんですけど。 ゴウ:すごいね。濃いね。 里見:そう(笑)、1時間瞑想だった。しかもずーっとマントラ唱えてた。今なら理解できるけど、当時「宗教じゃねえか?」って思って(笑)。 ゴウ:すごいとこ行ったね。あんまりないよね。 増田:でも、そこからハマった? 里見:ハマったっていうか、半々ですけど。どちらにしても鳥肌が立って(笑)。今までに感じたことのない感覚に陥ったっていうのもあるし、何かが抜けたっていうのもあるし、一気に疲れが吹っ飛んだとか、いろんな感情が入ってきたんですよ。「何だこれ?」みたいな。終ったあと、なぜか泣いてて。多分疲れてたってのもあるんだけど、肩の荷が下りたっていうのがあって、「ファ」って軽くなった感覚があって。それでヨガの資格とりたいなって思いました。なんでかっていうと、分からないから。自分では勉強できないし、じゃあちょっとヨガを知りたいなって思っても、どうやって学んでいいか分からないから。だったら学校があるじゃんって。資格があるじゃんって思って。YMCを選んだのは、検索したら一番上に出てきたんで(笑)。結構こういう性格なんで、いいって思ったらそこ入るんですよ。そうしたらそのときの面接官がゴウ先生で。 ゴウ:本当に?そっか。たまたまかな?あんまり学校の説明する仕事しないからな。 里見:「楽しいよ」、「やりなよ」みたいな(笑)。「取っちゃいなよ、取っちゃいなよ」みたいな。「やったら分かるよ、ユー」みたいな感じの感覚で。「軽い、この人」って思いながら。でも、アットホームなんだなと思って。それで取ってみたいなって思って、もうYMCで速攻決めて。私はハワイに行きました。 増田:皆さん「全米ヨガアライアンス」って分かります?皆さんインターネットで検索されたら必ず出てくる資格になると思うんですね。そのことについてちょっとゴウ先生の方から説明していただけたらなと思います。 ゴウ:初めて聞く人います?「RYT200」。「全米ヨガアライアンス」っていうヨガの資格。これね、ヨガの先生になるための勉強を200時間しましょうっていうことなの。200時間勉強しないともらえないの。だから成績が良ければもらえるとかそういうことじゃなくてね、飛び級とかないしね。毎回その授業のたびに行かなきゃいけない。これみんな知ってるかな?200時間って結構いろんなスタジオさんで発行してるんですね。でも、中身全然違うの?RYT200どこでとっても一緒だっていうふうになんとなく思ってる人いるのかなと思うけれども、実は違うんですよ。 大きな枠組みはあるの。例えば解剖学は何時間。アーサナの勉強は何時間。哲学は何時間、インストラクション何時間みたいなね。全米ヨガアライアンスっていう協会が定めた、これをやりなさいっていうカリキュラムはそんな感じ。でも、それ以外の時間がめちゃめちゃ長いんですね。あとの時間は、そのスクールさんにお任せしますっていう。なので、どこ行っても一緒じゃない。もちろん先生によっても説明の仕方とかね、合う合わないとかもあるので、その点でもやっぱり違いはあるんですけども、内容も違う。なので、めちゃめちゃ勉強したいんだったら、何を知りたいかを大事にした方がいいのかなって思います。 ちなみに僕らYMCで教えている内容は、IHTAっていう協会が監修したカリキュラムです。IHTAってInternational holistic therapy association の略で、国際ホリスティックセラピー協会って言います。その協会が監修してるカリキュラム。ホリスティックっていうのは予防医学っていう意味ね。代替療法とか予防医学っていう。IHTAっていう協会は、例えば外科医のお医者さんとか、産婦人科のお医者さんとかいろんなお医者さんが入ってて。もちろんヨガの先生も、例えばケンハラクマ先生とかね。そういう第一人者的な先生が監修で入ってて、そういう知恵を皆さんに提供していきましょうっていう協会なんですね。なのでホリスティックな部分を学びたいっていうんであれば僕はすごくいいのかなって思います。 正直、ヨガ哲学とかね、マントラとかね、そういうのは弱いです。ただ、今の社会で活かせるっていうか、今使える知恵っていうものは、すごく学ぶことできるのかな。200時間だからね、ちょっとホリスティックバカみたいになっちゃうけど(笑)。 増田:私、今、大阪でスタジオもやってるんですね。ですので、全米ヨガアライアンスの事に関してだけお話しますと、ヨガの先生たくさんいらっしゃいます。すごい数、履歴書が来るんです。ヨガをお仕事にしたいっていう方が、たくさん履歴書を送ってきてくださいます。やっぱりその中で全米ヨガアライアンスをまず持ってる人が大前提なんですよね。選ぶ方法としては。安心感。やっぱりちゃんと知識と、人に何かを伝えるっていうのをきっちり学ばれてるかどうかっていうのは、正直面接の5分10分ではなかなか見抜けない部分があって。でも、こちらとしては、やっぱり生徒さんを指導していただく方になになりますので、そういう意味でインストラクターになりたいんやったら、私は100パー持っとかなアカンと思います。持ってない人が、なんか「私ヨガの先生」って言って働くのは、少し難しい時代になってきてるのかなって思います。 ゴウ:いやでも、本当に普通になってきちゃったもんね。ほとんどいないよね、持ってない人。ケン・ハラクマ先生は持ってないけど(笑)。 里見:独学って難しくないですか? 増田:もちろんすっごい独学で勉強されてる方も、世の中たくさんいらっしゃいますけど、何か履歴書として表現しようとしたら、必要な資格なんだと感じます。さて、実際インストラクターになろうと思って、ぶっちゃけ勉強してる時代で、何か苦労したこととかありますか? ゴウ:めっちゃ苦労してるでしょ?朝起きれないとか。 里見:今はマインド整ってきたから起きれるようにはなったけど、基本的にものすごく面倒くさがり屋なんですよ。だから、何か目標がないと自分が立ち上がれないっていう、自分自身も分かってるんで、何か目標作りたくてYMCに入ったんだけど、そこからまたね、宿題がたくさん出てきちゃって、嫌になっちゃうっていう時ももちろんありました。だし、先生も何人も変わってきたけど、そう実際変わってきたんです、先生も。一番最初ゴウ先生、次に鈴木伸枝先生って方がいて、最後に岡本かなみ先生。この3人目の先生でやっと合格できたっていう(笑)。だから、超時間かかったよ。本当は半年くらいで取らなくちゃいけなかったんだけど、1年かかりましたね。資格取ったのに。 ゴウ:僕10カ月で取ったけどね。僕は、怒られたしね、なんか(笑)。 里見:来ないと電話かかってきて、「何をしてるんですか?」と。「いつ来るの?」なんて言われてた。「自分でやるって言ってたじゃないですか」って。「すいませんでした」って、そういうの何回も繰り返してた(笑)。 ゴウ:「里見茜だからっていってね、YMCでは関係ないですよ。」っていってね。 里見:基本的にね、あったかいからね。ちょっと甘えちゃってた自分もいたんですけど(笑)。でも、いろんな先生がいるんで、本当に。ゴウ先生みたいな優しくて、ちょっといまにもとろけそうな感じの先生もいれば、伸枝先生っていうすごくストイックな先生もいますし。基本的に先生のバランスがとっても取れてる学校だなっていうのは、自分の中で感じてたんで、だから最後まで頑張ろうと思って、やりきれた1年間でした。 ゴウ:僕はね10カ月かかったんですよ。みんな6カ月で終わるのに。僕もそれこそ、自分で決めたことなのに、行きたくなくなっちゃったりとかして。まあ、それきっかけで、今のYMCのカリキュラムがあるのかなと思うんですけど。僕が通ってる頃のカリキュラムと今のカリキュラムちょっと違うんですよね。当時は「教え方をそのまま覚えなさい。」っていう感じで。「マットの前の方にお立ちください。っていう言葉からはじめなさい」みたいなね。「これをタダーサナというんです。みたいなところから始めなさい」みたいなね。「そんなオリジナルはまだ早い。何事も守破離です」みたいな。本当に怖い、厳しい感じがしてて。 でも、僕が通ってたヨガスタジオっていうのはその真逆でね。「自分のリズムを大切にしましょう。そこに本当の自分っていうものが見えてくるんです」と。「皆さんね、どこかしらで、頭の中でいつも通りと思っているだろうけれど、どこかしら無理してるものなんですよ」と。「そういう無理っていうことに気づいていきましょう」とかね。なので、スクールではそういうのの、もうちょい深いところを教えてくれるかなって思ってたら、真逆にいっちゃって。「やらなきゃダメです。頑張らなきゃダメです」みたいなね。で、本当に僕嫌になっちゃって。「違う、違う、先生それはヨガじゃなくても言ってるよ。どこの学校に行こうが、どこの会社に行こうが、何をやろうがそれはみんな言ってますよ」みたいなね。僕もうその時32歳とか33歳だったから「そんなことは当たり前だよ」みたいな。「やんなきゃいけない。知ってるよ」みたいな。「そこじゃないのが知りたいの!」って思いながら通ってました。 だからこそ、そこを今、僕は教えようと思ってね。「なんで頑張んなくていいんですか?」とか「なんで人と比べなくていいんですか?」ということを、みんなが理解していけるようなヨガの先生になってもらいたいから「そんなしゃべり方なんかどうでもいいよ」というふうに指導してます。当時は本当にもう苦痛。それこそ宿題の山。全部セリフ書いてきなさいっていわれて。今は全然違う。今は全然そんなことやらないですよ。 里見:へー、全然そんなんじゃないですよね。 ゴウ:太陽礼拝A、B、戦士のポーズみたいなね。立木のポーズとか全部書いて。それをじゃあ今度は覚えてきなさい みたいな感じ。本当セリフ。舞台みたいな感じ。役者になる勉強しちゃったみたいな。でもそれってちょっと違うなと思って「先生、あの、これってヨガじゃないと思うんです」って言ったら、「宿題もやらないような人がね、そんなこと言わないでくださいよ」とか言われて。「うわー、もういいわ。もういいっす、分かりました」みたいになって、僕も行かなくなっちゃった。そしたら電話かかってきて「佐藤さん、何してるんですか?」みたいな。「何してるんですかじゃねえぞ!」って思いながら「ちょっとなんか忙しくなっちゃって」って言ってね。「お前のせいだ!」と思いながらね。 里見:同じこと言ってるね。 増田:お二人はそういう経緯があって、インストラクターになられたんですけど、インストラクターとして一番初めのレッスンでの思い出はありますか。 里見:あんま話したくない(笑)。 ゴウ:緊張は、もちろんしたよね。もう嫌だったもんね。これがやりたかったくせに、なんか嫌になっちゃう。ちょっと待ってみたいなね。なんかちょっと1回終わろう、みたいな。 増田:みんな1回目はね。初めの方緊張しますよね。 ゴウ:誰のせいでもない、やらなくていいっていう方法ないかなって思ってたもんね「地球なくなっちゃったから、レッスンできません」っていうような。 里見:あれは反省でしかない。 増田:初めのころはお2人も、納得いくレッスンができなかったんですね。茜さんは? 里見:私、もうヤバかったな。冷や汗、死にたいって思いましたもん。 増田:困る、困る。逆にレッスンしてて「あー!インストラクターになってよかったな。」って思うことって何ですか? ゴウ:いやー、それは、それは言ってしまったら、今この瞬間でしょ(笑)。 里見:幸せですね。 増田:100点の回答ですね。 ゴウ:でも本当にそう思う。僕はこないだインタビュー受けて、同じ質問があって。でも一番はなくてね、やっぱ今ここでこういう自分でいられることが幸せだし、こうやって座って大好きな事をみんなに共有することができてるって、これ以上はないかなって。もっとうまいことしゃべれたらよかったな、とかともあんまり思わないし。噛んじゃったら噛んじゃったでしょうがないしって思っちゃってるから。僕は本当に、今ここが最高です。 増田:100点!(笑) 里見:ヨガやっててやっぱり思うのは、素直でいることが一番かなって思いますね。多分モデルやってたっていうのもあるんですけど、ずっと繕ってて、壁作っちゃってたり。だからヨガやってると、自然と素直になれるし、スベってもいいやって思います。ゴウさんなんてよくスベってるじゃないですか(笑)。 増田:みんな笑ってはりますよ(笑)。 里見:なんかYMCの先生ってね、いい人たちがいっぱいいるって、そういうことなのかなって思います。 増田:インストラクターになって初めは緊張するんでしょうけど、慣れてきたときに次のステップとして、生徒さんたちをどうやって引き付けていったらいいのかな。たくさんのインストラクターがいる中で、どういうふうに努力をしていったらいいのかな?みたいなのはありますか。もう一歩先の話にはなってきますけど。 里見:引き付け方?分かんないかも。 ゴウ:自然なんだろうな。 里見:何なんだろう。一番最初の方は、毎日暗記してました。レッスンの内容、ポーズひとつひとつとかも、紙に書き出して、言う言葉も全部書いて、それを暗記して次の日レッスンの望むという。それをずっと毎日続けていくうちに、全然ダメで、なんでダメなんだろう、ちゃんと頭に入れてるのになんでだろう?って思った時に、インストラクターの先生が受けに来てくれたんですよ。そしたら「これ、茜ちゃんさ。暗記してるでしょ?」って言われて。「バレた?!」みたいな。バレたって思って。そしたら、暗記してたら自分らしさでないじゃんみたいな。だから、その時「先生が言ってた言葉を、そのまま言ってるんでしょ?それあなたらしさじゃないじゃん」。あれ?なんかこれ学校で習ったのになって思いながら、自分らしさを大切にとか。だから、暗記ってダメなんですね。 ゴウ:ダメっちゃダメかな。とらわれちゃうもんね。 里見:そう、とらわれの身じゃないけど。自分で全然気づけてなかったので、少しずつ暗記じゃなく、自分で逆にいろんな先生のレッスン、まず受けに行こうと思って受けに行って。いい単語をもらって、その単語だけ紙に書き出して、あとは自分っぽくインストラクションしていくうちに、だんだん慣れていったっていう感じです。だから何か、どう引き付けようとかそういうよりも、常に自分らしくいようっていうか。気抜いてやらなきゃなみたいな。気楽にいかなきゃなって思って。でもドンとしてよっていうのありましたね。自分に自信を持たなきゃな、持ちたいなっていうか。っていうのはあったかな。 増田:最後、お二人にですね、インストラクターを目指してる皆さんに伝えたいことをお願いします。 ゴウ:楽しんで。 里見:頑張ろう。 ゴウ:楽しんでかな。ヨガの恩恵をたくさん感じてほしいなとか思うんですね。ヨガってすごい知恵だと思う。生きる知恵っていうか。例えば、さっきの浮き足立っちゃうみたいな状態って人それぞれ起こるときは起こるものですね。緊張しちゃうとかね。何かうまくいかないなみたいな感じで慌てちゃうとかね。っていうときって、これは本当に難しい話かもしれないけど、ヨガの知恵からすると呼吸すればいいじゃんって話になってくるのね。呼吸の仕方もあってね。だからそういうのを自分のためにやりながら、ヨガってすごくいいなって思ってほしいですね。簡単に言っちゃうと、ヨガの先生で一番大事なことって、これは本当にそれだなと思ってることがあてって。やっぱり「ヨガ好きでたまらない」だと思う。「ヨガ好きだから、みんなに言いたい」みたいな。でも何が良いかまでは言えない、まずはそこでいいのかなって。「ヨガって良いらしいからやってます」じゃなく、やっぱりヨガすごい良いなって体験してほしい。、そうすれば、この先楽なのかな、行き詰まることはほとんどなくなるから。 里見:本当その通りだなって思います。ヨガが嫌いだとやってる意味もなくなっちゃうからね。どんな時があっても、ヨガが私は友達だと思ってるんで。なんか変かもしれないけど、何かあったらマットを隣に置いといて「あー、ヨガやろう」みたいな。呼吸深めるだけで私の場合は、もう元の自分に戻れるっていう感じがあるんで、常にヨガが私に語り掛けて、私がヨガに語り掛けるみたいな事、家でやってるんですけど。変な人じゃないですよ(笑)。「今日も疲れたね」って言って(笑)。「ちょっと今から10分呼吸して寝るね。」みたいなようなことをやったりしてるんですけど。でも楽しい。やっててすごい楽しい。楽しいって思えるから、その楽しさを伝えていけるんで。自分が苦しいと思っちゃったら多分もう伝えていけられなくなっちゃうんで、常にヨガやってて楽しいな。あ、いいな。呼吸深めたいな。好きだな。っていうのは、常に自分のマインドの中にあってほしいなっていうのはすごく思います。 ゴウ:良いこと言うな。 増田:今までお二人のお話しを聞いてたんですけど、残りは皆さんの方から聞いておきたいとか、こういうことが不安とか、なにかもう何でもいいので聞いてもらったらいいかなと思うんですけど。何かありますか? 参加者:初心者の方に指導するときと、もうずっとヨガをたくさんされてる方に指導する時の、なにか気持ち?最初に「よし、レッスンするぞ。」っていう時に、気持ちって入れ方って、ちょっと違いますか? ゴウ:全然違う。全然違う。もう初心者が怖すぎる。通じないと思うから。どこまで通じないのか分かんなくなっちゃってるから。例えば、太陽礼拝。吸って手をあげましょう、吐いて前屈しましょうって、どんだけ吸ったらいいの?吐いたらいいの?とかって思ってるかもしれないのに、それもちゃんと教えてあげれてない自分がいるがいるかもしれないと思うと「怖!」みたいな。だから、慣れてる人が多い方が「はい戦士のポーズ、1」とか言えばバッバッていくから、次のステップに踏み込んでいきやすい。でも、初心者の場合は本当に手探り。もうずーっと。「大丈夫?伝わってます?伝わってます?」みたいな。でも、めっちゃめちゃ勉強になる。だから怖いけれどもやりたい。ついついそこを忘れちゃうから、自分の成長のために初心者の人にはやっぱり触れ合いたい。こうやってヨガのフィールドの中で指導してると、ヨガに慣れてる人がほとんどになっちゃうことがあるから、やりたいです(笑)。 里見:やりたいです(笑)。 参加者:私、京都から来てるんですけれども、インストラクターになろうと思って学校をすごく探しまして。京都でも探しまして、いろいろと説明受けに行って。大阪でもいろいろと説明を受けに行って。で、自分の直感でこのYMCを選ばせていただいたんですけれども。実際にレッスンをしていて、すごく丁寧で分かりやすいってすごく言ってもらえるんですね。いろんなヨガスタジオに行っても、すごい丁寧で分かりやすいって言っていただけて、本当このYMCで丁寧に教えて下さるので、すごくお勧めですって言いたくて(笑)。 ゴウ:急にこっちになっていただき、ありがとうございます(笑)。 参加者:すいません、今日私、来たの違ったかなと思ってきたんですけど、すごく本当に丁寧で分かりやすいって、すごく言ってもらえて。ここの学校のすごく良さだなと思うんですけども。先生もすごくアットホームな感じで、すごく友達みたいな先生方なんですけど。すごくどっかで「どっちにしようかな?」とか迷ってはる人とかいたら、すごくお勧めな学校です。ここにいれてよかったなと思ってます。 ゴウ:あとで商品券3000円分をぜひ(笑)。 増田:時間になりましたので、最後写真を撮って終わりましょうか。じゃあ今日は皆さん、本当にありがとうございました。